打ち合わせが出来たほうが、お互いの仕事がスムーズになる気がします。
税理士業では、打ち合わせは軽んじられることがある
税理士事務所に勤めて衝撃を受けたことのひとつが、
「お客様と結んだ契約を無視していい。」
ということでした(それもひとつの税理士事務所だけではありませんでした)。
契約をしたはずなのに、契約内容って無視していいんだとおもいますよね。。。
無視していい契約内容というのは、
「契約をした際に取り決めた、打ち合わせ回数を履行しなくていいということ。」
税理士事務所の契約内容というのは、
「年間の打ち合わせ回数によって料金が変わる」
という仕組みを取っているところが多いです。
たとえば、担当者が契約通りの打ち合わせ回数を実行しようとしていると、
「そろそろ打ち合わせ回数を減らしていいから。」
といったことを言われたりしている、ということは多々あることでした。
また、
「あそこは何も言ってこないから、もう打ち合わせはしなくていいよ。」
といった指示というのも、わりとあることです。
場合によっては、打ち合わせ回数が何回かということを曖昧にして契約することもあります。
お客様にとっては、期待した打ち合わせ回数が行われないとフラストレーションが溜まりますよね。
税理士や税理士事務所の担当者とお客様が、
「打ち合わせで何を話せるか。」
「どんな話しを聞き出せるか。」
といったところで実力差というものは出てしまうものです。
その実力差を隠そうとしているのかどうかはわかりませんが、税理士業界では打ち合わせは軽んじられていると感じることがあります。
打ち合わせで話すことによって、解決できることは多くある
税理士業といっても、打ち合わせはあったほうがいいと考えています。
税理士業というのは、お客様が、
「どんな事業をしていて、いま何を考えているのか。」
ということを知ることで、取れる選択肢が変わってくるものです。
「銀行融資を受けたいと考えているから、銀行の評価が高くなる決算書を作りたいと考えている。」
「今期は、新規出店や新事業の進出などで経費が膨らむから、赤字決算もやむなしと考えている。」
といったことを、知っているのか知らないのかで、お客様の事業に対する理解度が大きく変わるものなのです。
赤字決算もやむなしと考えているのであれば、
「翌期は業績がV字回復をしたように魅せるため、今期の決算に経費を前倒しで(適法の範囲内で)計上する。」
銀行からの資金調達を考えているのであれば、
「利益やキャッシュフローが出ている状態にするために、あえて今期に必要なものでなければ、翌期に購入を検討してもらう。」
などといったことは打ち合わせをすることによって、初めていま事業がどのような状態にあるのかを確認することができるものです。
また、打ち合わせの際に意識したほうがいいことは、
「じぶんが話しすぎるのではなく、あくまでも主役はお客様で、その主役の話しを聞くため」
に話す場を設けるということです。
税理士業界あるあるなのですが、
「事業を営んだこともないような無資格の担当者が、お客様である起業家の事業に対して、やたら上から目線で話す。」ということ。
さらに、「税理士先生が、お客様の話しを聞かずに説教をする。」といったこともあります。
それは、打ち合わせとはいえないと考えています。
打ち合わせをすることで初めて、
「お客様のいままでの歩みや、いま考えていること。」
「これからやろうとしていること。」
を聞けるということは得るものが多いものです。
本気で事業を営んでいる人ほど、
「ストイックにじぶんの事業のことを考え、実践している」ということを感じます。
お客様のお話を聞くと、
「そういった考えもあるのかぁ。」といったことや、「そういうところで悩んだりするのかぁ。」と勉強することも多くあります。
税理士業は、申告書を作るといったことが大きな役割ですが、その申告書を作るためのストーリーは打ち合わせをしなければ見つけることが難しいものです。
まとめ
税理士業の「本業とされているもの」は、税金の申告書を納税をする本人を代理して作成するということ。
だからといって、申告書を眺めているだけでは「わからないこと」も多いよなぁと日々感じています。
打ち合わせをすることで、解決することも多いですし、お客様とのコミュニケーションは勉強になることが多いものです。
【おわりに】
あしたブログを書けば、1年間毎日ブログを書いたことになることができます。
初めの頃の「じぶんでも何言っているのかわからない状態」よりは、書くことがマシにはなってきたかなと。。。
たまに、初めの頃のブログは消したいなと思うこともあったりするんですよね。。。
【一日一新】
ファミリーマート 炒飯&油淋鶏