なぜ税理士として独立開業をしようと思ったのか

人生をじぶんの手で切り拓きたいからです。


看板は掲げていません。。。


なぜ独立開業をしたのか


税理士業界は約23万人ほど働いているということで、士業のなかでは就業人口は1番多いそうです。

そんな税理士業界に勤めている人の圧倒的多数は、税理士でない職員で、そもそも税理士を目指したことがないという人も多い業界です。

さらに、税理士として独立しても食べていけなくなっているという話しもあるので、独立して税理士業をやろうという方も少なくなっています。

では、なぜ税理士として独立したのでしょうか。

人生の多くのことをじぶんで決めたいから

独立した1番の理由は、人生をじぶんで切り拓いて行きたいからです。

これは「勤めていてもできるけど。」という方もいるでしょう。

しかし、わたしの場合は勤めていて、じぶんに全ての決定権を持つようなポジションに着くことはありませんでした。

また「やりたいことを、やりたいときにやるため」に些細なことを相談して、その決定を待つということが、耐えられないという性格の問題もあります。

たとえば、いま仕事用のメインのPCはMacBook Proを使っています。

これは勤めていると絶対に使うことが出来ないといえるPCになります。

もし勤めているときに、Macを使いたいのであれば、

「なぜ使う必要があるのか→予算を含めた費用対効果はどうなのか。」という稟議を上司に回さなければなりません(ときには何人もの上司に、何度も)。

使いたい道具を、使いたいときに使えるようにするためには、独立するしか道はないのです(少なくともわたしの場合はそうでした)。

じぶんで責任を持ち、やるかやらないかを瞬時に決めて実行出来る人生を歩むには、独立をするしかありません。

決める権限を持つため、決めるという判断を鍛えて切り拓いていくためには、独立しか道はないと考えたからです。

時間は有限なものだから

勤めていると、時間の価値は同じではないことが多かったです。

たとえば、朝の5分の遅刻には社会人失格の烙印を押されますが、夕方に30分残業をしてもその30分は「サービス残業として」なかったものになってしまうことがあります。

残業に関しても、じぶんの仕事は終わっていても上司が帰るまで帰ってはいけないという、暗黙の了解があったりもします。

さらに、満員電車に揺られて出社をしなければならないということも、時間を無駄にしていることの一例でしょう。

これが独立をすると、だれも時間ではわたしを評価しません。

「今日は8時間働いたから」と思っていても、やるべき仕事をやっていなければお客様から評価はされません。

反対に「今日は1時間で求められている仕事を終わらせた」ことが出来たなら、その日の仕事時間は1時間でも問題ありません。

大切なのは成果。

こういったことは、独立をしていなければ難しいものです。

時間の価値は必ず一定なので、朝の5分と夕方の30分に価値が違うということは本来ありえないことです。

そのありえない時間に関する価値を、独立すると取り戻すことが出来ます。

じぶんに与えられている時間は、どんどん減っていくものです。

その時間を最大限活かしていくためには、勤めているときにはあまりにも浪費してしまうことが多くなるので難しいものでした。

勤め人のまま何十年も過ごしていくのに耐えられなかったから

会社に勤めている1番のメリットは、毎月必ず一定額の給与が貰えることです。

しかし、だからといって時間をその会社に売って生きていくということは、わたしにとって楽しいものではありませんでした。

また勤めていたときに、じぶんよりも年齢が上で「この人のようになりたい」と思えるロールモデルには出会うことが出来なかった、ということも独立を意識した大きな影響です。

むしろ、「この人のようになってはいけない」と感じることの方が多かったのです。

すると、「このままではいけない。もっと、じぶんでやらなきゃ」

と考えることが多く、「これから何十年もこのままはきつい。」という考えになっていきました。

「何十年も、何事もなく、何の意見を主張せずにやり過ごす」ということに耐えきれなかったので、独立するという道を目指してきました。


独立開業を後悔することはあるのか


独立をしたからといって、自由でいいことばかりではありません。

「使いたいものを使いたいときに」買うことはできますが、それは予算との兼ね合いということがあります。

また、売上をどう作るかということも勤めていたときとは想像できないほど考え、行動に移していくことが必要になります。

そしてもし体調が悪くても、有給休暇というものも当然ありません。

締切が近い仕事を抱えているのであれば、体調不良でもやらなければならないということもあります。

ただ、だからといって独立したことに後悔があるのかというと、全くありません。

独立すると、勤めていたときよりは遥かに「心もお金も」自由です。

自由だからといって何でも出来るのかというと、自由だからこそやれないということもあります。

それでもそのやれないことを、どうやったら出来るようにしていくかを考えて実行していくというのは、楽しいことです。


税理士になりたいなら、独立はするべき


独立しているからこそ独立・起業をしているお客様と同じ感覚を味わえ、心の底からのアドバイスが出来る感じています。

わたし自身は、税法をマスターしたから独立したのではありません。

そして、財務に日本一明るいから独立をしたわけではありません。

スキルは独立してからでも身に着けられますし、独立してからのほうが学ぶことに、より真剣になるということを感じています。

税理士という職業は、独立して初めてお客様にアドバイスができる状態になれると日々感じています。

税理士を目指していて、独立するかどうか迷っているのであれば独立すべきです。

独立に関わる困難は、多くのことは解決できるもの。

じぶんの人生をじぶんの手で切り拓いていくことが出来るのは、「独立をすることだけだ」と胸を張っていえるものです。


【おわりに】

アーセナル。。。

不振の根は深いですよね。


【一日一新】

あるアトラクション

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