難関資格を取っても、飯が食えないと言われたことがあります。
またそういったことを言う風潮がありますよね。
難関資格を取っても食べられない時代になっている⁉︎
弁護士や公認会計士、税理士などの難関資格。
様々な難関資格があり、それぞれ法律で定められた独占業務を持っています。
その独占業務があるために難関資格と言われています。
そのような、独占業務を持った難関資格を取っても食べていけないという話しを時折り耳にします。
たしかに、食べていけるかどうかの金額は人それぞれ違うものでしょう。
たとえば税理士の場合、税理士実態調査報告書という資料を確認すると、約30％の税理士は収入が500万円以下と記されています。
また、平均収入金額は約2,205万円と記されています。
すると、500万円以下の収入の税理士が30％ほどいるので食べていけないと言われているのでしょうか。
それとも、多くの時間を費やし約2,205万円の収入しかないから食べていけないと言っているのでしょうか。
資格をとっても食べていけない。
このように言う人が、どのような基準で、食べていけない状態として言ってるのかを客観的に定義しているのかは、分かりません。
というより、何かの基準を持って資格を取っても食べていけない、と言っている人はおそらくいないでしょう。
誰が食べられないと言っている言葉なのか
難関資格なんて取っても食べていけないから、資格なんてとっても無駄。
税理士なんてこれからの時代食べていけないから、取ってもしょうがない。
多くの士業はAIに取って変わられるから、資格をとっても無駄。
かつて、2013年ごろにあと10年後にAIによって無くなる職業というような論文に、会計士という職業が入っていました。
あと3年ほどで、会計士の仕事が無くなる。。。
その論文を熟読したかどうかは別として、税理士なんて取っても無駄だと言う話しは良く聞くような話しです。
ただし、そう言った言葉はだれが言っているのかを注視すべきです。
儲かって仕方がない税理士が、その業務を独占したいために言っている言葉なのか。
税理士資格なんて取ってもいない、税理士事務所の職員や、かつてその夢敗れた人が言っているのかは確認すべきです。
わたしも、税理士になってもしょうがないと言う言葉は、散々浴びてきました。
すべて、税理士ではない人たちに。
ただ、ある税理士の人にはこのように言われたことがあります。
「税理士を取ったら、見える世界が変わる。」「だから、絶対に資格を取った方がいい。」
この言葉は、その人の嘘のない力強いまっすぐな言葉で、わたしに強烈に響いた言葉です。
世の中というのは、雰囲気というものほど怖いものはありません。
資格を取っていない、夢破れた、言葉を悪くすると負け組、と言われるような人が言っている言葉は無視しましょう。
見える世界が変わった世界が、見えていない人の意見に耳を傾けても時間の無駄です。
意見を聞くべき人は、その道のゴールまで行った人の意見を聞くべきです。
ゴールまでいけなかった人。
ゴールに行けなかったけど、ゴールまで見えた気になっている人。
このような人の意見は無視しましょう。
意見というのは、誰が言っているのかが大事です。
どのポジションの人が言っているかを確認することも大事です。
ひとはすべて、ポジショントークをしています。
妬みであるポジショントークに惑わされないように、その意見の原典を探る習慣を身につけるべきです。
税理士資格があるから、食べていけている
食べていけるかどうかの基準は、人それぞれかもしれません。
斜陽産業でも、成長産業でも食べていける人や企業は必ずあります。
まず、わたしのいまの年齢は37歳。
たとえばレオパレスなどの企業に勤めていれば、早期退職者の候補に上がる年齢です。
また、わたしが以前勤めていた銀行業界であれば、わたしの年齢であればどこまで出世できるのかの道ももう見えているような年齢です。
決して若くはない年齢と言えるでしょう。
わたしは税理士という資格を持ち起業しているため、年齢から来る出世コースが見えていて、その会社にぶら下がるしかもう道はないという人生ではありません。
税理士であるために、いまの年齢でもリストラや出向の影に怯えることなく飯が食えています（当然、売上が上げられなければ食べてはいけませんが）。
資格があっても、無くても食べていけるかどうかはひとそれぞれでしょう。
しかし、わたしは資格を持っているために食べていけている。
また、税理士を取ったために見える世界は確実に変わったと感じています。
資格を取っても意味がない。
食べていけない。AIに取って変わられる。
このような意見は、どのポジショントークかを確認すべきです。
世の中のすべてのひとは、必ずポジショントークをしています。
負けを認めたくないためのポジショントーク。
わたしのように資格の価値を認めたいためのポジショントーク。
それでも、少なくとも経験をした人の意見を聞いて、自分の判断をすべきです。
何でもない人の、強烈で中身のない言葉で誤った人生の選択をしないようにして生きてましょう。
【おわりに】
自転車を久々に買いました。
自転車がいい運動になるというのは納得です。
歩くのもいいですが、走るということはほとんどしないので、そのようなひとは自転車だと適度な運動になります。
【一日一新】
そばめしレシピ
