日本人の平均給与はいくらなのでしょうか

日本人の平均給与はいくらなのでしょうか。

国税庁の民間給与実態統計調査で確認してみます。



日本人の平均給与は、約436万円


国税庁が毎年発表する、民間給与実態統計調査によると、令和元年の日本人の平均給与は約436万円となります。

平均給与436万円の内訳は、給料が約366万円で、賞与が約70万円。

毎月の給料が、約30万円で、夏と冬にそれぞれ約35万円づつの賞与がもらえる、というイメージということでしょうか。

賞与は年間で2ヶ月分というのが、平均的なモデルのようですね。

年収が436万円だと、手取り金額はだいたい、350万円前後ということになります。

また、男女別でみると、男性の平均給与は約540万円で、女性は約296万円。

男性の方が女性よりも、平均給与は高くなる傾向があるようです。

平均給与に男女差がある要因のひとつは、女性の約4割は非正規労働であるのに対して、男性の非正規労働者は13.7%という差があるからだといえます。

女性には、出産などがありどうしても働けない期間があったり、税法上の扶養の関係などでも非正規雇用になっている場合もあるかもしれません。

しかし、本当は正規雇用で働きたいのに、非正規雇用にならざるを得ない女性も一定数いると考えられます。

娘がいるわたしとしては、男女間の給与格差による待遇差は気になります。

女性こそ、手に職をつける職業に就いたほうがいいといえるのかもしれません。

平均給与のピーク年齢は、男性が55〜59歳で、686万円。

女性は50〜54歳で525万円。

一番平均給与が低い年齢層は、19歳以下で135万円になります。


勤続年数が長いほど、給与は高くなる


また、勤続年数が長いほうが平均給与が高くなる傾向があります。

男性は、勤続年数が30~34年の754万円が最も高くなっています。

女性は、勤続年数25~29年の452万円が最も高い状態です。

また、最も多い平均給与層は、男性が400万円超500万円以下の532 万人(17.5%)。

女性は、100万円超200万円以下の526万人(23.7%)となっています。

平均給与は、企業規模が大きくなる方が、高くなる傾向にあります。

業種別で平均給与をみると、一番平均給与が高い業種は、「電気・ガス・熱供給・水道業」の824万円。

最も低い業種は「宿泊業、飲食サービス業」の260万円になります。


長く同じ組織に勤め上げるのか、起業するのか


男性の方が女性より給与が高く、勤続年数が長いほうが給与が高くなる傾向がある、日本の給与事情。

そうであるならば、男性に生まれ、規模の大きな組織に長く勤め上げたほうが、給与が高く幸せな人生が送れるのでしょうか。

人生の幸福度は、お金だけで図ることはできませんし、必ずしも「平均」に収まるとも限らないといえるでしょう。

毎日、終電まで働いて平均的な給与を得る人生。

時間が余り、給与は高くないけども適度に遊べる人生。

時間にも余裕があり、お金にも余裕がある人生。

だれもが、時間にもお金にも余裕のある人生を送りたいと考えているでしょう。

そのためには、常に学びながら、平均や中央値をひとつの指標にすることが大切な考えです。

平均からうまくずれて、違いを生み出す。

そのずれ方のうまさで、人生の針路が変わってきます。


【おわりに】

一気に涼しくなってきて、過ごしやすい季節になってきましたね。

通勤して汗をかかないというだけで、使える時間が増えるので、秋は好きな季節です。


【一日一新】

バーミヤン 濃厚具沢山チャーシューつけ麺

きび餅

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