じぶんのマチズモを削り取っていこう

「おれは男だから。」

という意識は、どんどん削り取っていきましょう。



マチズモとは、男がめっちゃ有利ということ


マチズモという言葉を最近知りました。

そのマチズモというのは、「男性優位主義」というもので単純に言うと

「男がめっちゃ有利。」ということ。

たしかに、わたしも男なので世の中は、

「男がめっちゃ有利。」にできているということを感じる場面は多いです。

たとえば、「同期なのに、ボーナスの金額が男性と女性で2倍ほど金額が違った。」

「仕事だけをしていても、世の中に揶揄されることはない。」

ということは、能力ということではなく「男だから。」という理由で生じていることですよね。

このようなマチズモは、至るところに存在しているといえるのかもしれません。



知らないうちにマチズモをとっている


マチズモといわれて真っ先に思い浮かんだエピソードが、

結婚当初、妻に「トイレは座ってしてね。」といわれたことです。

この言葉を初めて言われたときには、衝撃でした。

なぜなら、「座ってトイレをする。」ということを考えたこともなかったからです。

なので、その言葉を聞いたときには、

「男なんだから、トイレは立ってするものでしょ。」

という感覚で、妻の言うことを当初は聞くつもりもありませんでした。

それでも、その言葉を聞いた数日後にトイレを見ると「飛び散っているなぁ。」と。。。

結婚するまでは実家に暮らしていたので、

「飛び散らしていることに、ほとんど気がついていなかった(親に迷惑をかけていたのだと)。」のです。

この「飛び散らしている」という重大な事実に気がついてからは、

「トイレ掃除が、めちゃくちゃ大変じゃん。」

「妻の言っていたことはこういうことかぁ。」

と、それから13年以上トイレは座って行なっていて、そのスタイルを変えるつもりはありません。

「トイレは座って行なうほうが、迷惑がかからない。」

というスタイルに気がつくのには、25年かかりましたし、妻に言われてからの数日間は抵抗していました。

「男なんだから。。。」

ということで。

このように、男性は無意識のうちに「男だから」というマチズモを取って、女性に迷惑をかけているのです。

だからこそ、「男だから。」とカッコつけるのはやめましょう。カッコ悪いですから。

もしここで「男だって大変だ。」と考えるのであれば、気がついたほうがいいのかなぁと。

なぜなら、男は「女性が大変な目に合っていることに気がついてすらいないから。」です

「男なんだから」の意識は、女性にも他人にも手間と迷惑をかけていると認識したほうがいいですよ。


他者を思いやれる人はカッコいい


社会に出ると、

「つまらない話を永遠としていて、相手がつまらない顔をしていることに気がついていない人。」

というのは男性に多いように感じます。

「昼食を取りながら、その人の子供の話を聞かされる。」といったことや、

「何度も聞いた、自慢話。」

というような無駄な時間は、大人になると多く経験するようになります。

このような話をするというのは、他者を思いやる気持ちが少ないから起こることなのでしょう。

不思議な話としては、女性と昼食などをしている場合には、

「一方的に話しっぱなしで会話に入れない。」ということは少ないように感じます。

「有意義な時間を過ごせたなぁ。」

と感じるのは、他者を思いやれる人と過ごした時間です。

なので、他者を思いやれる気持ちが大切だよなぁと。


マチズモにやられているなら税理士業はありかも


税理士として独立をしていると、

「つまらない家族の話や、昔の自慢話。」を聞かされるという場面はほとんどなくなります。

また、税理士だとひとりでも事業を行えるということを感じています。

なので、女性がマチズモからの生きづらさを感じているなら、

「税理士として独立して生きていくというのは、ありなこと。」かもしれません(試験は難しいですが)。

その税理士のうち女性比率は、14.4%ほどだそうです(2016年時点)。

すると、税理士業界もマチズモが蔓延しているとも言えるかもしれません。

そして、日本の中小企業経営者というのは、平均年齢が60歳を超えていて、おそらくそのほとんどは男性でしょう。

とはいっても、税理士はまだまだ活躍できるフィールドもあるように感じています。

いまは個人が組織を凌駕する時代だといえますし、その個人でフリーランスとして事業を営む方でも、

「上から目線ではなく、ちゃんと悩みを聞いて欲しい。」

ということを感じているひとは多いように感じますし、今後さらに増えていくのではないでしょうか。

また、税理士業は時間に拘束されるということも少ないといえますし、

一旦、休みをとっても再開しやすい事業だといえるかもしれません。


まとめ


「世の中には男女が半数ずついる。」

「だから、マチズモなんて戯言だよ。」

と考えるひとは、多いのかもしれません。

しかし、よく考えてみれば、男性が圧倒的な優位性を持っているということは、簡単に感じることができるでしょう。

このように圧倒的に男性優位の社会では、「男だってツラいんだぜ。」

というのは、ナンセンスだよなぁと武田砂鉄さんの本を読み感じました。

「明らかに女性は少数派に追いやられている。」

と男性が認識して行動しない限り、マチズモは削り取れないのだろうなぁと。

「おれは男だからそんなことは知らない。」

といっても、母親や姉妹、妻、娘などなど、じぶんに取って大切な女性がこのような目に合うのは悲しいですよね。

「だったら男である、おれたちがマチズモを削り取ろうよ。」と。


【おわりに】

最近ブログのRSSフィードがうまく反映されなかったりします。

解決策がわからない。。。


【一日一新】

CoCo壱番屋のレトルトカレー

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