「何者かになりたい。」と考えることってありますよね。
その何者かになるために行なうブランディングというものは、「続ける。」ということで得られるものだと思っています。
ブランド力という定義は曖昧なもの
「持つだけで心を満たしてくれるバッグ。」
「ひと言いうだけで、世界中に影響力がある人。」
このようなブランド力のある商品や人に憧れることってありますよね。
そして、ブランディングができれば、やりたいことをやりやすくなるでしょう。
とはいっても、ブランド力といった影響力は、そんなにすぐ手には入らないもの。
また、「あの人のブランディングってすごいんだよぉ。」
といわれても、そこにブランド力を感じるかどうかは、人それぞれではないでしょうか。
「高級バッグを持ち歩きたい人。」にとっては、高級バッグはブランディングのひとつと言えるかもしれません。
それとは反対に「なるべくモノを持ち歩きたくない。できれば財布も持ち歩きたくない。」
というような人には、高級バッグはブランディングでも何でもなく、無用の長物だということもあるでしょう。
なので、ブランド力というのは「人によって変わるもので、その定義は曖昧。」だと思っています。
続けるからブランディングになる
ブランド力を発揮するブランディングに必要なことがあるといえば、「続けること。」だと感じています。
たとえば、社会人の始めに営業職をしていたときも、
「会社の名前にブランド力があってもなくても、一見取引でうまくいくことはなかった。」と感じていたものです。
そんなときには、「一見でうまい取引ができないなんて、会社の看板にブランド力が足りないからなのでは。」
などと、考えていた時期もありました。
しかし、一見で取引ができないところにも、
「何度も訪問をして、その会社向けの資料を持参したり、インターネットなどで取れる情報は全部頭に入れていく。」
というように、「何度もコミュニケーションを取る機会をつくる。」
ことによって、取引が始まるという経験をしたものでした(銀行員だったので、まだ許される営業手法だったかもですが)。
また、税理士には一定のブランド力があるように感じていますが、
「税理士になりたい。」と強く思っているだけでは、税理士になることは難しいです。
「数百時間以上、勉強を続ける。」
ということが、税理士試験に合格するコツだといえるでしょう。
何かを成し遂げたいのであれば、「ひとまず続けていく。そして、その道中で改善をしていく。」
ということが、ひとつのブランディングの型になるのかもしれません。
嘘をついてまでブランディングするものでもない
じぶんの商品やじぶん自身をブランディングしたいと考えているなら、
「じぶんが考えていることや好きなことを発信すべきかなぁ。」と考えています。
「資金調達は専門家に任せて、社長は本業にすべき。」
「経理なんて必要ないから、税理士事務所に依頼したほうがお得。」
「弊社に依頼することによって、圧倒的なブランディングができ、売上は10倍になる。」
といったようなキャッチコピーというものは、わりと目にしますし、
「たしかにそういう面もあるんだろうなぁ。」とは思います。
しかし、じぶん自身が望んでいない方向でのブランディングだと、疲れてしまうだけといったこともあるでしょう。
「資金調達は、時期を見誤らなければそれほど難易度は高くない。」
「じぶんで経理をしないから、事業の内容がよくわからない。だからじぶんで経理をやるべき。」
「楽しく生きたいなら、ムリにじぶん自身を追い込まないほうがいい。」
というようなことを考えているので、
「簡単だからとにかく任せて。」
というような、じぶんの本心ではないブランディングはすべきではないかなぁと感じています。
まとめ
ブランディングという言葉を意識はします。
しかし、その定義はひとによって変わる曖昧なものでしょう。
なので、「続けていくことで見える世界がある。」ということを考えて、それを行動原理の最上位においています。
どんなことでも続けていくと、「今度はこうしてみよう。」
といった工夫を、誰でもしていくようになると思います。
わたしにとってのブランディングという言葉は、「続ける。」ということと同義語かなぁと。
少なくとも、続いていないものはブランディングではないかなぁと考えています。
【おわりに】
4年に一度ある、サッカーのヨーロッパ選手権(EURO)が開催されました。
その中での、デンマークのエリクセン選手が試合中に倒れるというアクシデント。
意識はあるようですが。。。
アーセナルに来て欲しいほどのスター選手に何があったのかと心配です。。。
【一日一新】
EURO2020