大きなプロジェクトに参加する際には、つなぎ資金として短期融資を銀行から受けるべきです。
銀行融資の基本は返済期間を長くすること
銀行融資の基本は、「返済期間を長くし毎月の返済金額を下げ、資金繰りを安定化させる」ということです。
このような話をすると、
「返済期間を長くしてしまうと借金が残っている感じが気持ち悪いし、利息を多く払うことになるから嫌だ。」
という人がいます。
たしかに、借金というのは決して気持ちがいいものではありませんよね。
とはいっても、事業には何が起きるかわからないということがあるので、
「不測の事態に備えて、常にできるだけ多くの資金を持っておく」という姿勢が必要だといえます。
これが、「借金が気持ち悪いから返済期間を短くする。」としてしまうと、
「毎月の返済元金が多くなり、資金が減るスピードも想定以上に早くなってしまう」ということが起こりえます。
また、「銀行融資を早く返せば、次の融資も受けやすくなるだろう。」
と考え返済期間を短くしていたのに、想定していたよりも業績が悪くなってしまうことがあると、
「その次の融資が受けられない。」という可能性もあります。
返済期間を短くして、想定よりも「利益が出なかった」となってしまうと、
「返済ができなくなり融資の条件変更をしてもらわなければ。。。」といったことも起こりえます。
なので、事業とは先が読めないからこそ、銀行融資は返済期間を長くして借りておき、
「想定していたよりも利益が出て、もう銀行融資なんて必要ない。」
というほど業績が好調になったそのときに、繰り上げ返済をするというくらいのスタンスでいけばいいのです。
つなぎ資金が必要なら短期融資として銀行融資を受ける
「半年後に大きな入金があるプロジェクトに参加するんだけど、先払いの立替資金がいまいち足りない。」
「このプロジェクトに参加することができれば、儲かることは間違いないのに立替払いができなさそうだ。」
といったように、事業を営んでいると「入金額も多く儲かる事業だけど、立替払いも多い。」
というプロジェクトがあるものです。
このようなときに、銀行から長期資金として融資を受けて毎月返済をしていくというのは、「手間なこと」です。
なので、「あるプロジェクトに参加して儲かることも確実、入金があることも確実」というプロジェクトであれば、
「売上代金入金時に一括返済をする。」
といった内容の「短期資金」として銀行融資を受けるようにしましょう。
短期融資として借りた資金で、経費の立替払いを行い、売上代金の入金時に銀行に一括返済をする。
このような資金を、「つなぎ資金」といいます。
つなぎ資金として銀行融資を受けることで、
「長期資金のように割賦返済をしていき、売上代金が入金されていないのに資金が先に出ていく。」
ということを防ぐことができます。
銀行融資には、証書貸付に代表されるような長期融資だけではなく、短期融資というものもあります。
さらに銀行融資を受ける難易度としていえば、長期融資よりは短期融資のほうが難易度が低いものです。
なぜなら、銀行としても短期融資のほうが返済の元手がわかりやすいので、貸し倒れのリスクが低いと考えるからです。
まとめ
「経費の支払いが先で、大きな入金が後」になるような、大きな事業を行うことになった場合には、短期資金として銀行融資を受けましょう。
短期融資は、証書貸付などの融資よりは銀行の審査も通りやすいといえます。
大きなプロジェクトほど、いま持っている資金を使うのではなく、いつもと違った形態での融資を受けて資金繰りを改善していきましょう。
【おわりに】
夜寝るときにニトリのNウォームの布団で寝ているのですが、流石に暑くなってきました。
今日の朝なんて、めちゃくちゃ汗をかいていました。。。
【一日一新】
サムライマック 炙り醤油風ダブル肉厚ビーフ