「借入金額を増やしても借入本数は増やさない。」は銀行融資対応の大きな戦略

「借入本数を気にしながら銀行融資を受ける。」といったことも行なっていきましょう。


105銀行は7銀行対応。


銀行融資を受けて資金繰りを安定化させていく


「黒字のときこそ銀行融資を受けるべき。」

「現預金があり余っているときに銀行融資を受けるべき。」

「設備投資を行なう前に銀行融資を受けるべき。」などというように銀行融資を受けた方がいいタイミングはいくつもあるものです。

ときには「社長、今月中に借りてもらえませんか。。。」と銀行員からお願いセールスを受けることもあったりするでしょう。

そして、銀行融資を受けると「たとえ借り入れ。」だったとしても資金繰りが安定する効果はあるものです。

なので「事業資金を絶やさないために定期的に銀行融資を受ける。」ということは事業を安心して営むために必須な行為だといえます。

そんな銀行融資を受けることに慣れていくと、

「経営はキャッシュ・イズ・キングだ。」などと銀行融資を受けている本数が増えていったりするものかもしれません。



借入本数は意識しないと増えていく


銀行融資を実行することのノルマが課されている銀行員というのは、常に何件かの融資案件を抱えているものだといえます。

その融資案件が多いほど「今月の融資実行額は〇〇円だな。。。」などと、融資を実行する金額ばかりに目が行き過ぎているともいえるかもしれません。

だからか、融資先の借入本数に関してはそれほど考慮がされていない融資提案となっていることはわりとあるのです。

そして、銀行融資を受ける社長の方も「借りられれば御の字。」といったことを考えていたりするでしょう。

なので「希望金額の融資を受けられたけど、借り入れ本数が増えている。」ということには意識を向けていったほうがいいのです。

「借入本数が増えると何が悪いの。。。」といえば、毎月の返済金額が増えていき資金繰りが徐々に悪化していくことだといえます。

銀行融資というのは、借りっぱなしにできる手形貸付や当座貸越のようなものではなく、

定期的な返済が求められている証書貸付である場合には「毎月返済の契約」となっていることが大半だといえるのです。

だからこそ、毎月の返済額を考えながらの銀行融資対応をすべきだといえます。


借入本数を増やしすぎないために折り返し融資を受ける


「毎月の返済額を増やしすぎることなく融資を受けるためにはどうすればいいの。。。」といえば、既存の融資を完済する前に折り返し融資を受けるのがひとつの手段になるといえます。

たとえば、当初3,000万円で借りた銀行融資が3本あるのであれば、

「常にどれかを折り返し融資にして借入本数を一切増やさない。」ということを行なってみましょう。

それこそ、銀行融資対応のうまい社長というのは、

「この融資はもう1/3程度返済が進んできたから、今回はこっちを折り返し融資にしてほしい。」と折返し融資を前提に銀行員に対して融資の申込みをしてきたりもするものです。

とはいっても、銀行員というのは頭の片隅に、

「この融資が焦げ付いてはいけない。」といったことを考えていたりするといえるかもしれません。

だからか「今回は折り返しではなく、1,000万円の新規融資でいきましょう。この融資商品の方が金利も低いですし。。。」というようなことを言ってきたりすることもあるものです。

このような提案を受けた際には、支払うことになる利息の総額を確認してみることも必要だとはいえます。

折り返し融資と新たな別口融資での利息額が経営に与えるインパクトがあるほど違うのであれば、その銀行員の提案に乗ってもいいかもしれません。

ただ、いまの日本はまだまだ空前の低金利時代。

であれば、それほど変わらないともいえる借入金利の負担よりも毎月の元金返済額を気にしたほうが資金繰りは楽になるものです。

「とはいっても、銀行員が別口融資をゴリ押ししてくるんだけど。。。」というのであれば銀行融資を申し込んだ時期が悪いのだといえます。

銀行員というのは「いまは事業も安定しているし、預金残高も十分なんだよね。」というような黒字企業に融資をしたいと考えているのです。

そして、そんな黒字企業へは融資条件もお手盛りになるともいえます。

なので、毎月の返済額を増やしすぎない効果のある折り返し融資を活用するためには「決算書が黒字のとき。」を意識して申し込みをしていきましょう。

黒字決算であれば「いつも通りの折り返しですね。」と銀行員もスムーズに対応していくものですから。


まとめ


返済金額を増やしすぎないためにも折り返し融資を活用していきましょう。


【おわりに】

ワイルド・スピードのTOKYO DRIFTという日本が舞台の映画を観ながら仕事をしていたのです。

車の運転は好きなのですが、この映画はいまいち好きになれなかったという。。。


【一日一新】

正直不動産 ドラマ

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