「銀行員は預金口座をわりと見ている。」と考えたほうがいいものです。
日々そこそこの情報に目を通す銀行員
銀行員に勤めていると「日経くらいは読んでおけ。。。」などというように日経新聞の購読を勧められたりもするものです。
また、銀行業界の新聞や月刊誌、場合によっては通信教育の受講などもしていたりもするといえます。
などというような銀行の外にある情報だけではなく、銀行内部の情報にも日々触れるのが銀行員の日常だといえるかもしれません。
たとえば、日々の融資量や預金量の情報を確認しては、
「支店長の機嫌はどうなっているのか。。。」などと、他の支店との順位で機嫌が変わる支店長にヤキモキをしていたりもするといえます。
その日々触れる情報のなかには「取引先の預金口座の動き。」といったものも銀行員が確認する情報としてあったりするのです。
ある程度の預金取引が判明するとちょっとした会議になる
銀行の規模にもよるでしょうが、
一般的な地方銀行や信用金庫であれば1,000万円以上の預金取引があると、その支店の銀行員全員が確認しなければならない情報のひとつになっているともいえるかもしれません。
「この1,000万円の支払いはどういった内容によるものなのか。」
「この1,000万円の入金はどんな取引によるものなのか。」と。
だからか、担当先の会社に大口の預金取引がある場合にはちょっとした会議にも発展するといえます。
「この取引の内容を掴んでいるんだろうな。。。」といったことを役席が担当の銀行員に詰め寄ったりもするものです。
などというようなことがあるので、預金取引が多い会社のほうがその支店内での認知度も上がっていくといえます。
「この会社は預金取引が頻繁に行われているね。」などといった会話も自然と湧き上がってくるからです。
そして、大口の預金取引があった場合には、その内容を確認するために担当の銀行員が訪問に行くか電話をしたりもするのです。
なので、預金口座内の動きが頻繁でその取引金額が大きいほど銀行に対するひとつのアピールになるともいえます。
「明日一緒にあの会社に行こうか。。。」とも言った会話が支店内で交わされていたりもするものですから。
預金取引をしていないと認知される機会も少ない
だからか「預金取引をどの程度行なっているのか。」といったことは、銀行に注目されていると考えていったほうが良いでしょう。
ましてや「動く金額が大きい。」という会社であれば、自然と銀行内での認知度が上がり銀行融資が受けやすい環境にもなっているといえるものです。
などというように「預金取引の重要性。」を認識していないと、銀行内での認知度も上がらず銀行融資取引でも不利になるといえます。
そして、銀行員というのは大口の預金取引以外にも担当先の会社であれば、
「最近の預金口座の動きはどんな感じだろう。。。」と折に触れてその預金口座の内容を確認していたりもするものです。
それが「約定日(融資の返済日)前日にちょっと入金があるだけ。」という取引内容だと熱量も下がってしまうといえます。
「うちの銀行との総合的な取引を真剣に考えていないのかなぁ。。。」などと考えながら。
また、銀行員が融資稟議書を書く際には、
「実質金利。」などといって融資における表面的な金利だけではなく預金口座の動きを加味した貸出金利を確認してひとつの判断材料にしているものです。
そのジッキンと呼ばれる実質金利が高い取引先には、
「この会社にはもう少し低金利の融資を実行してもいいですよね。。。」といった提案を銀行内でしていたりもするといえます。
まとめ
銀行員は融資取引先の預金口座の動きをわりと見ているものです。
また、大口の預金取引があった場合にはすべての銀行員が強制的に目を向けなければならない情報にもなっているといえます。
なので、大口の預金取引があった場合には銀行員から連絡が来るものですし、預金取引を頻繁に行なっている会社であれば融資条件も良いものになっていくといえるかもしれません。
だからこそ「預金取引は銀行融資にとって重要な取引材料。」だと考えた行動が銀行融資対応にとっても必要なのです。
【おわりに】
今日は仕事の合間に娘の三者面談に行ってきました。
中学生最後の三者面談だったので、娘の成長の速さにしみじみと来てしまったという。
三者面談の前に行ったお寿司屋さんでも、よく食べるようになったなぁなどと。。。
【一日一新】
マクドナルド 伊勢海老風味バターソース