銀行融資の返済残高がどこまで進んでいるのかを常に確認していきましょう。

銀行融資は返済をおこなっていくもの
銀行から融資を受けたあとは、ちょっとしたハイテンションにもなったりするものかもしれません。
銀行員だった際にも「(融資を受けられて)助かったよ。」と喜ばれましたし、
税理士となったいまも銀行融資のサポートをおこなっているなかでも「助かりました!」と言われたりもするものです。
とはいっても、銀行融資というのは返済をおこなっていかなければならないものだといえます。
ましてや「節税のために銀行融資を受けませんか。。。」
などと銀行員が提案をしてきたとしても、法人税を抑える効果があるのは金利の支払いに当たる支払利息だけ。
「返済の大きな部分を占める元金は経費にならないし、支払金額も大きい。」といえます。
銀行融資をどの程度返済しているかを確認していくべき
銀行融資というのは、返済の進捗度合いを確認していくべきだといえます。
毎月の返済額はいくらか
「かなりの金額を返済しているのに元金部分が経費にならないなんて。。。」と感じたとしても、融資を受けた際には収入となっていないのでフェアなルールだとはいえるものです。
なので「経費にならないから損益計算書には出現しない」といえる、
元金部分の返済金額を毎月把握していくようにするのが資金繰りのコツのひとつだといえます。
すると「わりと大きい金額なんだよね。。。」とも気がついたりもするといえるかもしれません。
その返済金額が減価償却費と比べて、どの程度の金額差があるのかによっても資金繰りが変わってくるので、同時に比較をしてみましょう。
「減価償却費は支出がない経費。元金の返済額は支出しているのに経費ではない。」といった関係性があるからです。
Excelなどで管理をしていくと、ぱっと見られて銀行員との交渉をおこないやすい資料になるといえます。
少なくとも「返済金額を知らずに経営をしている。」といったことは避けるべきでしょう。
当初の借入残高からどの程度返済したか
「銀行融資は完済することで信用が生まれる。」といったことを考えたりもするものかもしれません。
だからか「いまの借入残高を一回キレイに返済してから、改めて銀行融資を申し込んだほうがいいんだよね。」と聞かれることも少なくないといえます。
「えっへん。一回完済したんだし。」といったように。
ただ、銀行員からすると「完済する前に借り換えてほしい。」と考えていたりするものです。
銀行員からすると「融資の担当先」というのは、
現在融資残高がある会社だといえるので、完済されてしまうと担当先ではなくなってしまうともいえるからです。
それこそ、銀行の取引先には、
「かつてはうちの銀行で融資を受けていたらしい。。。」といったような担当がついていない忘れ去られている会社というのも少なくなかったりするといえるかもしれません。
なので「当初の借入残高からどの程度返済が進んでいるか。」といったことを確認していきましょう。
「返済もだいぶ進んで当初の借入残高から残り1/3程度。」という状態であれば、借り換えを検討していくべきです。
借り換えることによって、担当の銀行員が引き続き置かれ融資の取引先と銀行からみなされるといえます。
銀行員からの借り換えの提案には乗る
「返済がどの程度進んでいるか。」といったことは、腕のいい銀行員であれば担当先すべての会社に対して確認をしていたりするといえます。
そして、返済の進み具合によって、
「あの会社、そろそろ借り換えの提案をしてみるかなぁ。」という心理が銀行員として働くのです。
営業店内のミーティングでも、
「あの会社にそろそろ借り換えの提案をして、融資を実行してこい。」といったような指示も飛ばされていることがあったりするのです。
なので、銀行員が訪問をしてくる際には、
「そろそろ、この融資を借り換えてほしい。」といった考えを持っている場合も少なくないといえます。
そのような際に「もうそんなに返済が進んでいるんだっけ。。。」といったリアクションを取るのは控えていきましょう。
「そうなんだよ。返済も進んでいたし借り換えを考えていたんだよね。」と、折に触れて銀行融資の返済度合いを確認している資金繰りに強い社長感を出していくといいといえます。
すると銀行員の対応にも力が入り、スムーズに借り換えが進むものです。
また「増額して借り換えたい。」と考えているのであれば、その旨を銀行員に伝えていきましょう。
銀行員とすると「増額した金額しか営業成績とならない。」ともいえるので、増額の依頼にはテンションが上ったりもするといえます。
まとめ
返済度合いを確認しながら、次の融資のタイミングを探っていきましょう。
【おわりに】
カレーを定期的につくるのですが、こくまろのバターチキンカレーが意外においしいなぁと。
あとレトルトですけど、新宿中村屋のインドカリーバターチキンも超絶おいしいです。
【一日一新】
アートフォーラムあざみ野
こくまろ バターチキンカレー
廻鮮寿司処 タフ あざみ野店