ファーストペンギンになれと言われますが、本当にそうでしょうか。
冷静に見極めることができるかがカギ
ファーストペンギンとは、
集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛びこむ1羽のペンギンのこと。
リスクを恐れずに挑戦する精神を言うときに使われます。
ファーストペンギンは、一番手であるため得られるものもありますが、当然、まだ見えない部分があるので失敗をする確率も高くなります。
事業は、生き残り続ける要素が必要です。
最初に飛び込むだけではなく、冷静に参入のタイミングを図るということも意識しなければなりません。
Appleの例
たとえば、MP3プレーヤー市場には、Appleよりも早くに競合企業が多数参入していました、
このときスティーブ・ジョブズは、MP3プレーヤ―参入時期を入念に探っていたと言われています
それはインターネットがまだ未発達な状態でこの市場に参入しても、自身が思い描くビジネスがまだ不可能だということを理解していたのです。
やがて、インターネット環境が整備されると、iPodを発売し、itunesを整備しMP3プレーヤーの市場を折檻し、MP3プレーヤーの競合他社やナップスターを蹴散らしていきました。
さらにAppleは、iPhoneでiPod市場を侵食し、iPadでmacの市場さえも侵食しにかかりました。
何故、スティーブ・ジョブズはこのようなことが出来ていたのでしょうか。
それは、このビジネスの先の流れが分かっていたからです。
何が起きるかわからない状態ではなく、市場で何が起きるかが見えていたから冷静な判断を下し、圧倒的な存在感を得ることができました。
最初に飛び込むのだけではなく、何が来るのかを正しく理解できていたからこその行動だと思います。
わからないけど、賭けてみようは辞める
何かはわからないけど、とにかく飛び込む。
ファーストペンギンがかっこいいんだ。
この癖がついてしまうと、持続可能性を得て事業展開をしていくというのは難しくなっていしまいます。
命運をかけた大きな勝負に出るときは、正しく理解できていなければなりません。
むしろ命運を賭けなくていいように、日々小さな挑戦をしていく。
その小さな挑戦のなかで、いま何が起きていて何が必要なのか。
これから何が起きていくのかを、正しく判断する。
わからないけど、とにかくやってみようと大勝負に出るべきではありません。
【おわりに】
リーガエスパニョーラも再開の時期が決まりましたね。
【一日一新】
日乃屋 カツカレー
とんかつ和幸 ひれかつ御飯