「節税!節税!節税!」などと言ってくるひとは、ほとんどいないんじゃないかなぁと。

税金の負担
税理士業を営んでいると税金を目にする機会が少なくなかったりするといえます。
そのような際には「税金って安いなぁ。。。」とはあまり思わないといえるかもしれません。
「利益の3割を納めなければならないともいえる法人税ってやっぱり高いかも。」
「消費税は通過しているだけだといえるけど、資金繰り的には負担感がかなりのもの。」
「社会保険料の法人負担はそこそこある。」などと日々感じたりもするものです。
相続の場面でも、
「相続税の基礎控除を5億円くらいまで上げたほうがフェアなんじゃ。。。」とも感じたりするといえるかもしれません。
「いまの基礎控除額はあまりにも低すぎるのでは。。。」と。
だからか「節税を!。」となる感覚には、寄り添いたくなるともいえるものです。
「絶対に節税!」というひとは意外に少ない
税理士業で「バズり」を目指したいのであれば、節税を押し出したほうがいいといえるのかもしれません。
「これが秘密の節税!」などと効果音をつけているとアテンションが高くなったりもするからです。
そして「税負担を下げられるなら下げたほうがいい。」として、税理士業を営んでいるとはいえます。
「事業に必要なものを今期中に買えば、30%オフみたいなものです。」などと、よく言っていたりもするからです。
とはいっても「何が何でも節税!」と言ってくるひとは、意外に少ないように感じているといえます。
「税理士なんて節税が腕の見せ所でしょ。。。」
といった雰囲気がインターネットの世界ではあったりするものですが、そのようなことは言われたこともないといえるかもしれません。
利益が多いことに幸福感を得る
事業を営む中での節税といえば「赤字にする。」ということだともいえるかもしれません。
相続税や譲渡所得なども「借金が資産よりも多い」「不当に高い不動産を買わされる」などとしていれば、節税になったりするといえます。
ただ「赤字だから節税になったぜ。やったぜ。」と喜ぶ事業者の方は少ないといえるかもしれません。
相続なども「借金が多くて相続税がかからない。。。」と喜ぶひとはいないものです。
「これだけ利益が出たのは快挙だぜ。」と喜ぶひとのほうが多かったりもするといえます。
法人の社長ともなれば、
「黒字決算で自己資本が増えて、株価もまた上がっちゃったなぁ。。。」などということに笑みを浮かべるひとのほうが多いともいえます。
なぜかといえば「じぶんが営んでいる事業が世の中に受け入れられている。」ということに幸せを感じるからなのでしょう。
「せっかく事業を始めたのに、赤字続き。。。」
というのは、誰もが心理的な負担を強く感じるものだといえるかもしれません。
独立開業したことを後悔したりするといえるかもしれません。
それよりも「儲かりすぎて税金も大変だよ。。。」となるほうが、生きている実感もあったりするのが人間の性だといえるのでしょう。
それこそ「この決算書をみたら銀行員も喜びますね。」と伝えて、
「こんなに黒字で税金どうするんだよ。。。」と怒り出すひとはいないといえます。
「いやー、決算書を見た銀行員が秒で融資させて欲しいって言ってきたよ。」とニコニコ笑顔になるひとのほうが多いものです。
なので「節税になって喜ぶ。」というよりは、
「利益が出ることを喜ぶ。」「税金は二の次だから。」という思考のひとのほうが幸福感も高かったりするといえるかもしれません。
そのようなひとは「節税を!」というよりも、
「いかに事業を強くするか。」ということにフォーカスしているので、接していても魅了されるものですし、このタイプのひとのほうが世の中には多かったりするといえるのです。
まとめ
税金の負担は低くないかもしれませんが、事業が強くなっていくことに喜びを得るひとのほうが多かったりするものです。
【おわりに】
納税シュミレーションを期中におこなっていく際には、ちょっとだけ納税金額を多めに試算していたりと。
少なめに伝えて、実際には多かったりすると申し訳ないといった感覚があるので。。。
そんなことをしている「なんでこんなに税金が安くなったの。。。」と言われたりすることもいい意味でも悪い意味でもあったりするといえます。
【一日一新】
夫の家庭を壊すまで ドラマ