友人からお金を借りたほうが手続きなどを含めて楽な面もあるかもしれませんが、まずは銀行から融資を受けることを検討していきましょう。
友人から借りるほうが楽
事業を営んでいる中で気にせずにはいられないといえる資金繰り。
そのような際には、
「いつも友人から資金調達してるんだよね。。。」というひともいたりするものでしょう。
「あるとき払いの催促なしだから楽なんだよ。」
「銀行みたいに何枚も書類があるわけじゃないし。」と感じるからだといえるかもしれません。
ときには「金利はべらぼーに高いけど、金額が多く借りられるから楽。」ということもあったりするのかもしれません。
たしかに「お金があり余っている。」というひとがこの世の中にはいたりするものでしょう。
「お金を寝かしておくなら友人に金利を取って貸したほうがいい資産運用になる。」といった考えから友人にお金を貸すひともいるといえます。
また、なけなしのお金だったとしても「友人のためなら。。。」と貸してくれるひともいるのかもしれません。
「友人に借りるほうが銀行から借りるよりも楽じゃん」の落とし穴
「友人からお金を借りたほうが楽。」といった資金調達の考え方。
たしかに、楽な面もあるものでしょうが落とし穴もあったりするといえます。
銀行融資が受けられる要因は決算書
銀行融資というのは、
「受ければ受けるほど信用力が高まる。」といった特徴もあるといえます。
「あの銀行も融資をしていて返済に滞りもないなら、うちも融資を実行しよう。」
というように、すでに受けている銀行融資が呼び水となって新しい銀行からも融資が受けられたりするからです。
そんな銀行融資というのは「決算書の業績が良いから受けられる。」といった金融商品だといえます。
「黒字金額が大きければ大きいほど銀行融資が受けやすい。」といえるのです。
なので、業績が良いにも関わらず銀行から融資を受けるわけではなく、友人から融資を受けていると銀行融資を受けるタイミングを逃し続けていると考えたほうがいいといえます。
業績がいいタイミングでの銀行融資を積み重ねていけば、
多少業績が悪くなってもいままでの返済実績といった信用で融資が受けられたりするのです。
にも関わらず「友人からお金を借りているから」というようなことを繰り返していくと、
業績が悪くなったタイミングで銀行に融資を申し込もうとしても、信用がないので資金調達ができずに時遅しになるといえます。
友人への返済を求められる
「いままで友人からお金を借りてきたけど、これからは銀行から融資を受けていこう。」というタイミングが訪れる場合もあったりするかもしれません。
そのような際には、
「決算書に載っている〇〇さんと、どんな関係ですか。。。」と銀行員から質問を受けるといえるものです。
そして「うちから融資を受ける条件として、融資実行前に〇〇さんへ全額返済してもらえますか。」
「信用保証協会から〇〇さんへの融資を完済したら保証が下りると言われているんですけど。」といった指示を銀行員から伝えられるものです。
などというように銀行から融資を受けようとする際に、
「お金を借りていた友人への全額返済。」を融資実行の条件に加えられることもあったりするといえます。
そのような際には「いやいや、そんなお金持っていたら銀行に融資なんて申し込まないよ。。。」と途方に暮れてしまうものかもしれません。
なので、銀行から融資を受けようと考えた際に「想定外の全額返済を求められる。」といった落とし穴もあったりするといえます。
「決算書の業績はいいはずなのに。。。」という場合でも、全額返済が行えないことを嘆いてしまう場面が訪れるともいえるのです。
友人との仲が悪くなる
銀行融資を受けた場合と異なり、
「友人から借りたお金だし。。。」ということで返済への意思が弱くなることもあったりするものかもしれません。
「月末返済だと言われたけど、返済期限を伸ばしてもらえばいいや。」
「金利の支払日だけど、金利を支払いたくないからスルーを決める。」
「書面で契約をしていないから、お金を借りたことすらとぼける。」といった選択肢が頭に思い浮かんだりもするものでしょう。
ただ、このようなことをしているとお金を貸してくれた友人との関係性が崩れていくといえます。
「きちんと返済するつもりだった。。。」といっても、その友人には通用しないものです。
そんな、お金を借りたことで友人を失うといったことも起こり得るのです。
また「実は友人がそのスジから工面したお金で融資をしてくれていた。。。」といった可能性もあったりするといえます。
「おまえのためなら。。。」とひと肌を脱ぐような覚悟だったりで。。。
すると、じぶんが返済をしないことで友人も返済ができなくなり、そのスジのひとからの督促がかかってくることもあるといえるかもしれません。
そのような事情を理由として、銀行に融資の申込みを行なっても銀行融資を受けられる可能性は低いといえるでしょう。
友人としてはなけなしのお金だったとしても、
「事業としてはすぐに溶けてしまうほどの金額だった。」といえるほど、事業にはお金がかかったりするものです。
などというようなことを認識していない友人からお金を借りてしまうと、
トラブルに巻き込まれる可能性も高く、さらには銀行から融資を受けられるタイミングを逃しているということになり得るのです。
まとめ
資金調達の順番は銀行が先で友人は後にすべきだといえます。
【おわりに】
ライヴを観に行ったら生バンドなどはなくカラオケだったという。
歌唱力もあってヒット曲もほとんど全部歌ってくれたので満足なのですが、カラオケは冷めるなぁと。
生バンドの空気感が恋しかったです。。。
【一日一新】
東京ガーデンシアター
ANNE-MARIE