「断られた。。。」という場合には、その銀行に対して粘りすぎずに他の銀行に当たってみるのも必要だといえます。
断られることも
銀行融資対応をしていると「いけると思っていたのに銀行から断られた。。。」ということもあったりするでしょう。
その際には「うちの会社の業績でなぜ。。。」と憤りを感じたりもするかもしれません。
とはいっても、銀行融資の申込みが断られることはあったりするものです。
「前回の融資を実行してから日が短すぎる。」といった理由もあれば、
「決算書の内容が。。。」ということもあったりするものです。
そして「御社にその設備投資は過剰すぎます。」などと諌めてくれることもあったりするかもしれません。
そのようなときには「銀行が言っていることも一理あるかもなぁ。」と考えるともに、もうひとつ別の考えを持ってもいいものです。
「他の銀行にはなんて言われるんだろう。」と。
銀行融資の申し込みが断られたら他の銀行に行ってみよう
銀行融資というのは断られることも希望金額から減額をされることもあるものです。
そんな際には「他の銀行にもあたってみよう。」と考えて行動していくのもありだといえます。
銀行によって与信枠は異なるものだから
「銀行に融資の申込みが断られた。。。」という場合には、その断られた銀行にアプローチをかけ続けるのは悪手だといえるものです。
少なくとも半年程度を空けるか、もしくは次の決算書ができあがるまではその銀行で融資を受けるのは難しいと考えるべきでしょう。
「そんなことを言っても協会の枠は空いてるんだけどなぁ。。。」といったことを感じるかもしれません。
では、なぜ「同じ銀行にアプローチし続けるのが得策ではないのか。」といえば、銀行ごとにその会社への融資が実行できる限度額が異なったりするからだといえます。
たとえば「この会社はどれだけ決算書の内容が良くなっても3,000万円以上は融資をしない。」などといったことが銀行内部で取り決めされたりもするのです。
にも関わらず「うちの会社の業績だったらもっと融資が受けられるはずだ。」などとその銀行に対して伝えてもその説得は無駄に終わるといえるものです。
なので、そこに労力を使うのであれば他の銀行に当たってみるべきだといえます。
すると「うちだったら融資できますよ。」といった言葉をかけてくれる銀行を見つけられたりもするかもしれません。
だからこそ「銀行にも融資ができる体力がある。」と考えて、
融資の申込みが断られた場合には、その銀行で粘るよりも他の銀行へ融資の打診をしたほうが受けられる確率は上がるといえます。
銀行によって審査のスタンスが異なるから
「うちの会社くらいの業績だったらプロパー融資も視野に入ってくるだろう。。。」といったことを銀行に対して感じる場合もあったりするかもしれません。
とはいっても「プロパー融資の話になるといつも話題を変えられる。。。」ということを経験したりもするものでしょう。
「業績は悪くないのになぜ。。。」と感じながら。
などというような「プロパー融資が受けられるかどうか。」ということも、その銀行やその銀行の支店長の審査のスタンスによって変わってくるといえます。
それこそ、社長が会社の銀行融資の連帯保証人となる経営者保証も、
「あっさり外せたね。。。」という銀行もあれば「これだけ資料提供をしても無理なんだ。。。」ということは銀行ごとにあったりするものです。
たしかに、プロパー融資や経営者保証に関しては、
「取引振りがどうなのか。。。」といったようにメインバンクかどうかでも対応が変わったりもするといえるでしょう。
というように「銀行によって審査のスタンスは異なる。」と考えて融資申し込みがうまくいかなかった場合には、他の銀行へ当たってみるべきなのです。
銀行員の腕が悪い場合もあるから
「世間からの評判がいい銀行のはずなのに、対応が悪く感じる。」
「世間からの評判が悪い銀行のはずなのに、対応がよく感じる。」といったことを銀行融資を申し込んだ際に感じたりもするものでしょう。
このようなことを感じる理由の大きな部分が「担当の銀行員」によるものだといえるかもしれません。
銀行員というのも、ひとなので対応がいいひともいればそうではないひともいたりするのです。
ひとつの経験談でいえば、
「仕事をなるべくしたくないから、お客様からの融資申し込みに対して何のリアクションもせずに、時間を置いたら融資の申込みを断りに行く。」といった銀行員も銀行に勤めていた際にはいたものでした。
そのような銀行員からすると「日常業務でさえ忙しいのに新規の融資にまで手が回らないっす。」ということだったのでしょう。
とはいっても、デキる銀行員かどうかを外から見極めるのはそれほど簡単ではないといえます。
ましてや「この担当の銀行員はデキないやつだから。。。」と支店長などにクレームを入れると、その担当が根に持つこともあったりするものです。
そして、その担当の銀行員が出世をして同じ支店に戻ってきた際に「陰湿な対応を受ける。」ということもないとはいえないのです。
だからこそ「今回の融資申し込みが断られたのは担当銀行員の力量にもよるのかもしれない。」と考えて他の銀行にあたってみるのもありだといえるでしょう。
少なくとも、その絶望的な銀行員に対して恨みを買う行為は控えるべきだといえます。
まとめ
「他にも銀行はある。」と考えてヒートアップし過ぎないほうがいいものです。
【おわりに】
読書の秋だからか「これは良い本だった。」という本に出会う確率が最近は高い気も。。。
なかでも新聞や映像メディア、インターネット空間などに対して持つ違和感を見事に言語化された、佐々木俊尚さんの新刊もおすすめ本のひとつだったりです。
毎日新聞を毎日読んでいるなかでそこそこの違和感を持ったりもするのですが、元毎日新聞記者だとは思えない懐の広さだよなぁとも。。。
【一日一新】
肉のポール からあげ(優しいおばあちゃんがいる地元の肉屋さん)