中小企業の社長をやっているとなぜワンマンだと言われるのか

「会計がわからないからワンマン社長だと揶揄される。」といったことを書いていきます。


ワンマン社長によって組まれたフォーメーション。


肌感覚と業績が異なる


「事業を営んでいるなかで納得ができないこと。」といえば、

「じぶんの肌感覚と毎月の業績に乖離がある。。。」といったことかもしれません。

それこそ「これだけお金が減っているのにも関わらず、利益が出ているはずはないでしょ。。。」などといった不信感を会計には感じてしまうものかもしれません。

だからか「毎月、会計の結果である業績を確認しても参考にならない。」とじぶんの肌感覚だけを信じて事業を営んでしまうこともあるのでしょう。

ただ、じぶんの肌感覚だけど頼りにしていると、

「うちの社長ってワンマンだよね。。。」などと従業員の方から揶揄されたりもするものです。

また、取引のある銀行の担当者からも、

「あの社長は腕はあるんだけど、経営力が足りないんだよなぁ。」と感じられてしまうといえるかもしれません。



肌感覚だけでなく業績も理解しておく


「うちの社長はワンマンだよね。。。」といったことは、それほど気に留める必要もない言葉だともいえるかもしれません。

なぜなら「社長であるじぶんが一番広い視野で事業を見ているので、従業員にこの境地はわからない。」といえるものだからです。

とはいっても「業績を確認しないがゆえの肌感覚ワンマン社長。」といったことは避けるべきだといえます。

たしかに、このような業績に関する表を見ても、

「ただの数字の羅列。」といったことを感じてしまうのは仕方がないことだといえるかもしれません。

「だれも見方を教えてくれなかった。。。」ということを感じたりもするものでしょう。

ただ「肌感覚だけで事業を営む。」といったことを行なっていると資金繰りに追われてしまい、一番力を入れたい仕事に時間を使えなくなってしまうものです。

そのような事態を避けるために毎月の業績確認には慣れていく必要があるといえます。

このような業績を確認するための表は、左から右に時間軸が流れていきスタートは決算の始まりの月でゴールは決算月となっています。

そして「縦軸には売上高を一番上にして科目が並んでいく。」といった構造になっているといえます。

これらのルールを理解した上で「どこを見るか。」といえば、売上高や営業利益、経常利益などを確認してみましょう。

売上高だけではなく利益を確認することで、

「儲かっているかどうか。」も理解でき投資すべきか撤退すべきかの判断も行いやすくなるものでしょう。

すると「社長はワンマンだよね。。。」といった陰口を叩かれることも少なくなるといえるかもしれません。

また「全部の数字を上から順次見る。」ということもありでしょうが「大きな数字をメインに見ていく。」ということの方が手間もかからないといえます。

たとえば、2022年12月の数字を100万円以上の金額で切って見るようにすると、

「人件費にコストがかかっている。」などということもわかったりするものです。

なので「じっくり眺めていると疲れる。」と感じるのであれば、桁が大きくなっている数字から確認していくのもひとつの手だといえます。

むかし銀行に勤めていたときには「5秒で決算内容を掴む。」といった謎チャレンジをじぶんに課しており、

その際にも「桁が大きな科目だけ。」を確認することで、その後の会話に活きていたものでした。。。


キャッシュフローも理解しておく


などというように「ワンマン社長。」と揶揄されないためには、業績の確認は行なったほうがいいものだといえます。

毎月の数字を横に並べた表を見るだけでも、現状が把握しやすくなるものでしょう。

そして「お金は出ていっているけど経費なっていない科目。」といったものや、

「お金は出ていっていないけど経費になっている科目。」といった、キャッシュフローもキャッチアップしてもいいものしれません。

たとえば、銀行借入れの元金返済などは、

「支出しているのに損益計算書には一切出現しない科目。」となるので、損益計算書の利益金額から差し引いて考えるといったことも必要だったりするものです。

それとは反対に「減価償却費は経費になっている時点ではお金は出ていっていない(支出をした時点では経費になっていない)。」ので、利益金額に足し戻して考えたほうがいいものだといえます。

また「30万円以上の資産を買った場合には一括で経費にできない。」という税務上の謎ルールもあったりするので、これもお金の流れとしては注視すべき要因だともいえるものです。

このような会計のクセもじぶんで学んでいく必要もあるものですが、税理士の方に聞いてみるのもありだといえます。

税理士の方に聞くことにより「業績と肌感覚がずれる謎。」が解ければ「悪い意味でのワンマン社長。」にはならないといえるかもしれませんから。


まとめ


業績の確認を習慣化すれば、悪いワンマン社長にはならないといえるかもしれません。


【おわりに】

今日は関与先名簿をWebゆうびんでサクッと提出しておきました。

(紙で提出している時点でデータ化して活用しているとも思えない無駄な慣習だと思うのですが、先輩からのアドバイスを胸に留めて一応毎年提出しています。。。)


【一日一新】

Nintendo Switch 有機ELモデル

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