大前研一さんの『第4の波』を読んで感じたことを書いていきます。
生涯最高年収を稼げている
「税理士って2023年になくなる仕事だから全然食べていけないんでしょ。。。」ということはなく、生涯最高年収というものを稼げています。
また、独立してから2年8ヶ月ちょっとだからか収入はまだ上昇しているともいえます。
だからか、税理士業という仕事場を見つけられたのは人生のハイライトのひとつだとも感じているかなぁと。
それこそ「満員電車に乗らなくても仕事ができる(家が狭いので徒歩10分のところに事務所は借りていますが)。」
「基礎的な会計と税法のスキルとPCがあればひとりでも十分に質の高い仕事ができる。」
などという働き方ができるのは「ホワイトカラーの究極系。」とも感じる時代の波にマッチした働き方だといえるでしょう。
なので、収入と使える時間が増えたこの生き方はじぶんにマッチしていると感じているものです。
AI・スマホ革命の第4の波・サイバー社会
「いまは時間もお金も稼げている。」といっても、それが永遠に続くことはないとも考えています。
たとえば、アルビン・トフラーさんが提唱した社会によると、
- 農業革命が起きた第1の波「いわゆる農業社会。」
- 産業革命が起きた第2の波「いわゆる工業化社会。」
- 情報革命が起きた第3の波「いわゆるIT社会(脱工業化社会)。」
というように、いまは第3の波のなかにいるという時代のようです。
なので、デジタルを軸にした、
「PCがあれば何でもできる。」と感じるような税理士業に向いた働き方ができているといえるかもしれません。
そんな第3の波の時代にいるいまも、AI・スマホ革命の第4の波「いわゆるサイバー社会。」いうように、
「すでに第4の波の時代に足を踏み入れている。」と大前研一さんは『第4の波』という本で提唱されていました。
そのような第4の波であるAIベースの世の中では、
「税理士業の大半の仕事はAIに取って代わられる。」とされています。
ひとりで仕事をしてはいけないは、イケない思考
このような世の中の波は、独立しているとより敏感に察知しなければいけないと考えています。
たしかに、全自動会計などと謳っている会計ソフトのMFやfreeeを使用していると、
「何だかんだCSVの方が早くない?。。。」といったようなことをまだ感じているといえます。
ただ、AIが人間の能力を超えるとされるシンギュラリティがどのタイミングで到来するのかはわかりませんが、
chatGPTを使っているだけでも「士業のような定型業務は、ひとが判断するよりもAIに判断させたほうがいいんだろうなぁ。」と感じるものです。
そのような波が既に見えているにも関わらず、
「日本社会はまだ第2の波までの常識で生きているから、じぶんもそれでいい。」などと考えるのは危険だといえるかもしれません。
そんな第4の波の「AIがひとよりも優れている。」ということが明らかな時代でも、生身の税理士を求める方も一定数いるものでしょう。
とはいっても、そのような方は「インターネットなんて。。。デジタルって何。。。」というひとかもしれません。
だからこそ「ひとりで仕事をしてはイケない。」という思考ほど危険に感じるかなぁと。
ひとりビジネスをしていても「完全なるひとりで仕事をする。」というわけではないものですが、
「ひとを雇ってチームを組んでいれば大丈夫。」と考えていると、波が迫ってきていることにも気が付かないといえるかもしれません。
なので、第4の波が到来しつつある時代でも、
じぶんのポジションを見つけるために、ひとりで現場に立ち、いまの技術やいまの波を体験し続ける必要があるのかなぁと。
まとめ
それができないと、第2の波すらも乗り越えられていない典型的な日本人となってしまうでしょうから。
【おわりに】
「半径1mの世界だけを見てすべてを判断しないように。」と、読書は意識的に行なっています。
【一日一新】
新しいガソリンスタンドで洗車