「絶対にこの日までに融資を実行してほしい。」
という融資希望日が絶対な日であれば、みずから働きかけるべきです。
融資希望日の確認は後回しになることも
「融資案件の申し込みを受けるのは嬉しいこと。」
というのが、融資に携わる銀行員の心情だといえるかもしれません。
その融資申込みを受けた際に銀行員が考えることといえば、
「資金使途は何か。」といったことや、
「融資希望金額はいくらか。」
そして「金利はいくらなら実行ができそうか。」というようなことだといえます。
なので、銀行融資において「融資希望日はいつなのか。」といった借入希望日を確認する優先順位は低くなるともいえるものです。
どうしても銀行融資というのは「この融資が実行できそうか。」に重点を置いて進めていくことになります。
すると「融資希望日はいつか。」 ということは、
「融資案件を進めるにあたっては後回しになる。」ということもあるものなのです。
銀行融資の実行予定日に譲れない希望があるなら何をすべきか3選
それでは銀行融資において、
「融資希望日までに融資を確実に実行してもらうためには何をすべきか。」というようなことを3つほど挙げていきます。
事前に書類を揃える
銀行融資にとって、
「融資の実行が予定日よりも遅れていく。。。」 という理由で最も多いのが、
「融資実行に必要な書類が揃っていないから。」だといえます。
「設備資金の申し込みにも関わらず、その設備投資にかかる見積書や請求書がまだ貰えていない。」
「運転資金の申し込みなのに資金繰り表や受注工事明細などがないから、金額の根拠を算定しづらい。」
などというようなことは、銀行融資において少なからずあるものです。
このような「融資実行において銀行内部を説得させる資料をまだ受け取っていない。」
ということがあると「融資希望日には実行できないかもなぁ。。。」銀行員も考えてしまいます。
なので「銀行に融資を申し込んでも希望した日に融資を受けられたことがない。」
と感じているのであれば、融資実行にあたっての必要書類はなるべく早く銀行員に渡すべきです。
必要な資料がないと「銀行融資の案件を進めていくのは難しいもの。」だといえますから。
そもそものスケジュールに余裕をもって申し込む
「来週の金曜日には融資を実行して欲しい。」
などというような、
「急な融資の申込み」をする社長も少なからずいるものだといえるかもしれません。
とはいっても「銀行がスピーディーに融資を行う。」というのは、なかなか難しいという事情もあるものです。
たしかに場合によっては、銀行内部での自己査定がすでに終わっている状態で、
「融資に必要な書類をすべて受け取っており、業績や取引振りに問題がみられない。」
ということを銀行が認識した場合には、
「融資実行までにそれほど時間がかからない。」ということもないとはいえません。
しかし「全ての会社がそのようなスピーディーに融資を受けられる状態になっているか。」といえば、なかなか難しいといえるでしょう。
なので、銀行融資というのは「急に資金が必要」とならないように、時間に余裕を持って申込みをすべきです。
「来週にはこの融資が実行されないと大変なんだ。」というようなことを聞いてしまうと、
ほとんどの銀行員は「こんな貸倒れを招きそうな案件に融資が実行できるわけない。」というようなことを考えてしまいます。
「銀行融資というのは、時間に余裕をもって計画的に受けていくことで融資希望日に実行される。」
と考えて、慌てて融資の申し込みをするというのはやってはいけないことになります。
融資希望日の優先順位をしっかりと伝える
銀行融資の申込みをする際に、
「資金使途や融資希望金額、そして金利などの返済条件。」については、
銀行員も社長も綿密に打ち合わせをしているということが少なくないといえるでしょう。
ただ「融資希望日。」というのは、その話のなかで重要視されていない場合もあるものです。
なので、融資希望日に対して強いこだわりがあるなら銀行員に対してその希望日を明確に伝えていきましょう。
銀行融資のメインテーマは「借りられるか借りられないか。」ということだといえるかもしれません。
だからなのか、融資を受けられる前提となる「融資希望日の話題というのは曖昧」になりがちだったりします。
とはいっても「いつまでに融資をして欲しい。」
といった融資希望日を明確に銀行員に伝えないと、その希望日は蔑ろにされてしまうこともあるものです。
もし、譲れない希望日があるのなら「融資希望日を強調した書類。」を銀行員に渡すようにしましょう。
その書類があることによって、銀行員が「この案件の融資希望日は優先順位が高いんだよなぁ。」と思い出す機会も増えるといえますから。
まとめ
「伝えるべきことは伝える。」
ということは銀行融資においても必要なことだといえます。
【おわりに】
明日(2022年2月1日)にある確定申告の無料相談会のわたしの役割は、案内係とのこと。
「せっかくなんだから相談に乗らせてよ。」と。。。
【一日一新】
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