「また担当者が変わるのか。。。」
ということを、銀行と融資取引をしていると感じることもあるでしょう。
その際には、初めての取引のつもりでもう一度新しい担当者に事業について説明すべきだといえます。
銀行は頻繁に人事異動がある
「銀行の担当者はしょっちゅう変わるから、仲良くなっても仕方がない。」
などというようなことを考えられる方もいるかもしれません。
たしかに、銀行というのは人事異動が頻繁にあるものだといえます。
大きな人事異動としては、春頃と秋頃に2回ほどあるものです。
その他にも、玉突き人事のような人事異動があるので、
銀行員自身も、
「いつ人事異動があるかわからない。」というような感覚で働いているといえるかもしれません。
なぜ、銀行は人事異動が多いのかといえば、
「お金を取り扱うため、長くそのポジションにいると不正が起こりやすくなるから。」だといえます。
「銀行員のなかには、稀に7、8年以上同じ支店にいる。」
というひともいなくはありませんが、
ほとんどの場合は「3年を目安として人事異動がある。」というのが銀行の慣習となっています。
銀行員の担当件数というのはそこそこ多い
融資業務を行なう銀行員が担当する担当件数というのは、そこそこ多いものだといえるかもしれません。
その支店の状況や支店のエリアにもよりますが、
「300社から500社ほど担当している。」などということもあるものです。
「それだけ担当先を抱えてたら、一人一人の顔を覚えられないでしょ。」
というようなことを感じるかもしれませんが、わりときちんと顔を覚えているといえます。
とはいっても担当件数も多く、
1日に10社から20社ほど訪問しているのが銀行員の日常だといえるので、
1社1社にかけられる時間というのは、それほど多くはないといえるかもしれません。
また、銀行員といっても人間なので、
「いまいち人間的に合わない社長とは、打ち合わせ回数を少なくしたい。」ということも考えているものです。
なので、銀行員の仕事としては、
「抱えている担当件数も多く、人間的な合う合わないによって訪問回数が変わってくる。」ということもあるといえます。
銀行員の引き継ぎの期間というのはそこそこ短い
「あの銀行員とは非常にウマが合った。」
「あの銀行員とは全然ウマが合わなかった。」
というようなことを感じていたとしても、銀行員というのは、
「ある程度人間関係ができてきたところで異動になってしまう。」ということも少なくないものです。
そして、銀行員自身も、
「せっかく地域の特徴や取引先との人間関係ができてきたのに異動しなければならないのかよっ。」 というようなことを考えていたりします。
その人事異動のスケジュールというのは、
「辞令が出たら、もう次の週には別の支店に座っている。」
といえるほど、人事異動の辞令が出てから異動するまでの期間が短いといえます。
その引き継ぎ期間としても3営業日前後というものが多く、
「じぶんが新しい担当者に引き継ぐ期間が2営業日から3営業日、そしてじぶんが引き継がれる期間も2営業日から3営業日。」
というような場合が典型的なパターンといえるかもしれません。
なので、銀行員の人事異動の引き継ぎに関しては、
「担当先の融資量などの取引振りに応じて、濃淡がある。」ということは起こり得るものなのです。
そのような事情があるため取引振りによっては、
「今回人事異動があったので、私は〇〇支店に異動します。」
と電話だけで異動の旨を伝える担当先というのも少なくないものだといえます。
銀行員にはじぶんの事業を何度も説明すべき
このように銀行の人事異動における引き継ぎというのは「引継ぎ期間が短い。」というものです。
「1週間から2週間も引き継ぎをしている。」
ということは稀で、もしそのようなことがあった場合には、
「引き継ぎの際に何か不祥事が発覚してしまった。」というような裏事情もあったりします。。。
たしかに、人事異動の期間が短いとはいっても「引継書。」などの書類は、ある程度しっかり書かれているとはいえます。
また、取引先の情報というのはひとつにまとまっているので、
「その情報を確認すればある程度どんな会社かわかる。」という体制にはなっているともいえるものです。
とはいっても、決算書だけではわからない決算に至ったストーリーや、
その会社の事業内容というものを完璧に理解するというのは、データだけでは難しいという事情もあります。
なので「また銀行の担当者が変わったよ。どうせまたすぐ変わるんでしょ。」
などということ思っていたとしても、
「事業内容や決算書の裏にあるストーリーというものを新しい担当者に積極的に伝えていくべき」なのです。
そして、丁寧に事業内容や業界の動向を説明してくれる社長のもとには、
「これからも足繁く通いたい。」というようなことを銀行員は考えるものだといえます。
「銀行員の人事異動タイミングで、新しい銀行員との仲を深め新規の融資を促す。」
ということは、社長の本業として重要な仕事になります。
だからこそ「銀行員の人事異動は事業強化への新しいチャンス。」だと考え、
「じぶんの事業を丁寧に説明する。」ということを徹底して行っていきましょう。
この第一印象で「今後の融資取引の潮目が変わってくる。」ということもあるものですから。
まとめ
「頻繁にある銀行員の人事異動。」
とはいっても、そこをチャンスと捉えて銀行対応をしていきましょう。
【おわりに】
AirPods Proをよくなくします。
今日1週間ぶりに見つけました。普通にかばんに入っていたという。。。
【一日一新】
ローソン はみでるバーガーメンチカツ ソース&からしマヨ