税理士2年目を迎えて感じること

2020年6月25日に税理士となってから今日(2021年6月25日)で2年目を迎えました。

なので、少し振り返ってみます。


夏っぽくなってきました。


税理士事務所で働くのはツラいものだった


「税理士になろう。」

と税理士事務所へ転職をしましたが、税理士事務所で働くというのは、どちらかというツラいものでした。

「税理士になっても、食べていけないんだよ。」というアドバイスは、わりと何度も受けましたし、

「会計データの元帳は、紙に印刷してチェックしなければダメでしょ。」

という「紙」絶対信仰に対して「いやいやデータで確認したほうが漏れも少ないんじゃ。。。」

などの押し問答ということも何度かありました。

また、決算書が読めることに対して、「そんな知識は必要ない。」と元銀行員というレッテルに対して嫌味を言われたり。。。

ただ、銀行員時代にあったような「始業時間よりも遥かに早く出社しなければならない。」

という朝からのサービス残業は、働いた4つの税理士事務所のどこにもありませんでした。

その代わりに確定申告の時期に、「無給」での土曜出勤というものはありましたが。。。



税理士になれてよかった


わたしの人生のなかで、税理士になれたのは大きなハイライトのひとつです。

税理士試験は思っていたよりも厳しく、仕事や共働きでの子育てなどと両立するのは大変なことでした。

また、税理士事務所に転職してからは、

「もう資格を取ったからといって、食べていける時代じゃないんだよ。」

というアドバイスを何度となく受けたときには、

「税理士でもないのにそんなことわかるのかなぁ。」という気持ちとともに、

「本当にそうなのかもしれない。」と不安になることもありました。。。

そのような受験時代に、休日に勉強ばかりしていたことや不合格が続いても、ひと言も不満を言うことのなかった妻には感謝しかありません。

税理士試験に関しては、もう一度挑戦できるかといえば「もう無理だよ。」というほど厳しい体験でした。

税理士試験に運良く合格して、税理士になれたのは幸運だったと思っています。


税理士は独立してこそだと感じる


税理士になった効果を一番感じられるのは、やはり独立してこそだと感じています。

税理士業として接するお客様のほとんどは、事業を自ら営んでいる方々です。

税理士となる前からも感じていましたが、事業を営んでいる方々の気持ちが本当に理解できるのは、

「じぶん自身も独立をしてから。」だとおもいます。

「資金がなくならないように、銀行融資を受けてでもお金を持っておくべきだ。」

とアドバイスをしていても、いざ、じぶんが銀行融資を受けると、

「これが返せなかったらどうしよ。。。」

という不安を感じるというのは、独立してみないとわからない感覚でしょう。

また、独立することでじぶんを取り戻せていると感じることも多いです。

仕事をするにしても「時間をやり過ごす」といった感覚はなくなり、

「仕事を早く終わらせて、出かけよう。」

と、仕事とプライベートをミックスできることで、いまの世の中の流れを感じる機会は増えています。

独立をすると「いまの売上と未来の売上を考えて行動しなきゃ。」

といったようなことを考えなければいけないですし、大変だともいえます。

「答えはどこにあるんだろう。」

と悩むことも多いですが、独立することで学べることは多くあるんだなぁと感じています。


まとめ


税理士になれて独立できたのは、いろいろな運が重なった出来事だとおもっています。

その運が重なった出来事に身を置けて、「じぶんは恵まれているよなぁ。」と感じることはこの1年でも多くありました。

「おれは、税理士先生だから。」

と偉そうにならずに、今後も謙虚な姿勢で歩んでいきたいとおもいます。


【おわりに】

働きやすい税理士事務所というものも、世の中には無数にあるんだろうなと思っています。

たまたま、わたしはそういう税理士事務所に出会わなかっただけだろうなぁと。


【一日一新】

からあげと手羽先と鶏白湯ラーメン 鳥八三 上大岡

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