銀行融資の借り換えで、他行肩代わり融資は最終手段にしたほうがいい理由

銀行融資の本数が増えてきたら、その融資を借り換えることで毎月の返済額が減少します。

その借り換えは、なるべく同じ銀行で行ったほうがいいといえます。


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銀行融資の本数が増えてきたら借り換え融資を受けよう


すでに何本か銀行融資を受けていて、これから新規の銀行融資を受けようとする場合に、

「運転資金で1,000万円を借りたいんだけど。」

と銀行に相談する前にひとつ考えるべきことがあります。

それは、新たに別立ての融資を受けるよりも、既存の融資とあわせて借り換えをするという方法です。

たとえば、

借入残高 3,000万円 毎月返済金額 50万円

借入残高 500万円 毎月返済金額 30万円

といったように、すでに2本の銀行融資を受けているある場合に、

新規借入 1,000万円 毎月返済金額 20万円

といったような内容で新たに別立ての銀行融資を受けてしまうと、毎月の返済金額は100万円となります。

このときに「毎月100万円くらいなら問題ないでしょ。」と考えてはいけません。

「手許にあるお金はなるべく取っておく」というのが、資金繰りの肝になります。

なので、毎月の返済金額を減らすために、借り換え融資を受けることをおすすめします。

たとえば、

新規借入 4,500万円 5年返済(60回払い) 毎月返済金額75万円

といった借り換え融資を受けることで、毎月の返済金額は75万円ということになり、新たに銀行融資を受けるよりも、返済金額は年間300万円も減らすことができます。

銀行融資というのは、ある程度本数が増えてきたら、

「借り換え融資を受けながら既存の融資をまとめる。」ことで、毎月の返済金額が増えすぎないようにすべきです。



他行肩代わり融資での借り換えは、最終手段にすべき


借り換え融資には、他行から受けるという他行肩代わり融資といった選択肢もあります。

しかし、「銀行がやられて一番嫌なことが他行肩代わり融資。」です。

他行肩代わりをされた側の銀行とすると、「もうあそこには融資をしない。」というスタンスになることもあります。

銀行には「融資量を前期比で〇〇%増加。」といったような経営目標があります。

その融資量というのは、新規の融資を行なっていないと、銀行融資の約定日(返済日)には返済があるので、融資量が減るということになります。

なので、約定日は融資量が減るため、機嫌が悪くなるような上司がいたりします(だから銀行員は約定日には、あまり支店にいないようにするということがあったりします)。

とはいっても、約定日に融資量が減るというのは銀行の数値目標にも折込済みなことです。

しかし、他行肩代わりによる融資の突然の繰り上げ返済があると、想定外に融資量が減ることになるので銀行内が荒れに荒れてしまいます(目標の融資量がさらに遠のくため)。。。

他行肩代わり融資というのは、それをされた側の銀行はあまりいい気持ちにはなりません。

特に「メインバンクだからと、いろいろと経営支援をしてきたのに。」となってしまうと、銀行とすると裏切られたという感覚になってしまいます。

なので、他行肩代わりで銀行融資を受ける場合には、

「いまの銀行とはもう付き合う予定はない。」

といったスタンスでやるべきだということになります

「もう、いまの銀行と付き合うつもりはない。」というのであれば、

「他行肩代わり融資で、融資条件がいい別の銀行と取引をしていく。」

ということはひとつの選択肢でしょう

これが戦略もなく、

「借入をまとめたほうが資金繰りが楽になるから。」

といった軽い気持ちで、他行肩代わり融資を受けるのはやめましょう。

もし、資金繰りが重たいのであれば、まずは「取引銀行に借り換え融資の申込みをする」という手順を取るべきです。


まとめ


銀行融資の本数が増えてきたら、戦略的に借り換え融資を受けてくほうが資金繰りが楽になります。

その際には、なるべく融資を受けている取引銀行から借り換え融資を受けたほうがいいといえます。

「もうあの銀行とは、金輪際付き合わない。」

といったような事情がない限りは、取引銀行での借り換え融資を申し込むということが基本になります。

他行肩代わり融資は、伝家の宝刀としておきましょう。


【おわりに】

仕事は、直接担当者と取引できたほうが進むスピードが段違いになりますよね。

あいだに人が入っていると、伝言ゲームになりストレスが溜まってしまい嫌になります。

なので、直接担当者と話しができない仕事は請け負わないようにしていきます。


【一日一新】

マクドナルド ベーコンポテトパイ

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