年末調整の資料は、最低ココだけは書くべき3選

会社勤めをしていると、年に一度ある年末調整の資料作成。

年に一度しかないから、いまいち何を書いて良いか、分からなかったりしますよね。



そもそも年末調整って、なに?


この季節が来ると、勤めている会社から年末調整の資料を渡されたり、専用のソフトでの入力を求められたりします。

わたしもいまは、税理士業を営んでいますが銀行に勤めていたときなどは、年末調整の資料に関しては何を書いて良いのかわかりませんでした。

そもそも何のために書くのかもよく分かっていませんでしたし。。。

年末調整とは、その年の給与収入を確定して、給与で天引きされた源泉所得税を、本来の金額に計算し直すというものです。

ほとんどの人が、月に貰う給与では、少し多めに源泉所得税が天引きされています。

これをちゃんと年末調整をすると、正しい金額との差額として源泉所得税が返ってくることになります。

そのために、扶養控除等(異動)申告書、保険料控除申告書、基礎控除申告書兼配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書などの書類を記入しなければなりません。

資料のうち基礎控除〜は、書く必要がある人とそうでない人がいます(タイトルが長いですよね)。

それでは、年末調整の資料は最低ココだけは書くべき3選を観ていきます。


氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバー


まずは氏名などの個人情報は、絶対に記入しましょう。

記入する箇所は、右上にあります。

紙に記入する場合は、なるべく丁寧な字で、フリガナは絶対に記入しましょう

ひとの名前ほど、何と読んで良いのかと迷うことも多いので、フリガナは必須です。

また、三文判で良いので押印もしておきましょう。

署名をしたら、押印がなくてもいいということもありますが、まだ、印鑑文化が残っていますので押印は必須です。

住所を記入する際は、郵便番号を忘れないようにしましょう。

年末調整は、税務ソフトなどのデータで行われるので、郵便番号があることで、年末調整担当者の手間を減らすことが出来ます。


扶養がいるかどうか


個人情報を入れたら、扶養に関する情報も必須です。

もし扶養する方がいなければ何も書く必要はありません。

しかし、扶養の方がいるのに記入しないと、税金で損をしてしまいます。

ここに記入する際も、フリガナを忘れないようにしましょう。

また、住所は同居であれば「同上」と記入すれば問題ありません。

やっかいなのが、扶養する方の所得金額も書くということ。

ここで本来は扶養にならないのに、扶養として年末調整をすると、翌年に税務署から封書が届いてしまいます。

「あなたが扶養とした人は、扶養にならないんじゃないの。」

という内容の封書が。。。

なので、バレないと適当に書かずに、しっかりと扶養に入れる方の所得は把握しましょう。

ただ、所得と年収の違いって難しいと思います。

収入から必要経費を引いた金額が、所得です。

もし難しければ、年収の金額を記入し、鉛筆書きなどで、

「所得がわからないので、収入なのですが。。。」というようなことを、余白あたりに書くか、付箋を貼っておくといいです。

そういったことが書かれていれば、年末調整担当者や税理士が忖度してくれます。

ちなみにその年収は、12月まで働いたとしての見積額で書きましょう。

10月の時点の金額を書いて、扶養に入れられないのに入れてしまうと、税務署から封書が送られてきます。。。

また、未婚のひとり親や寡婦(寡夫)などの場合も記入を忘れないようにしなければなりません。

こちらの記入を忘れてしまうと、特別な控除が受けられなくなってしまいます。

なお、ひとり親控除を受ける場合には、令和2年分には記載がないので、特別の寡婦を二重線で消し、「ひとり親」と記入して対応しましょう。

こちらは上の方は、あなたの給与が1,195万円以下で、配偶者の給与収入が201万円以下ならば記入しましょう。

下の方はあなたの給与収入が850万円を超える場合は、この書類も記入しなければなりません。

その場合に、23歳未満の子供がいるか、本人や扶養する人に障害者がいる場合に記入しましょう。


生命保険料控除などの保険料の金額


生命保険料などの保険を支払った場合にも、記入漏れを忘れないようにしなければなりません。

こちらは去年書いていたとしても、書き方を忘れていたり、難しかったりします。

この生命保険料などの記入で大切なことは、原本を合わせて提出することです。

原本を忘れずに添付してあれば、年末調整の担当者がしかっりと計算を行ってくれます。

出来る限りは記入する。ただ、それ以上に原本を提出することを忘れないようにすることが大切です。


思いやりをもって、年末調整の資料を作成しよう


年末調整の資料は、年に一度しか見ることもなく「なんだか面倒だ」という印象があるかと思います。

わたしも税理士業を行うまではそう思っていました。

しかし、記入が漏れてしまうと税金面で損をしてしまいます。

なので、最低限の記入を丁寧にして、分からなかったら周りの方に聞いてみて作成してみてください。


【おわりに】

日本のサッカー界だと、久保建英選手が騒がれています。

天才少年だと騒がれていますが、わたしとしては、まだまだかなと。。。

ただ、韓国のソン・フンミン選手は本物の一流プレーヤーですよね。

あの選手を観ていると、アジア人でも一流のトッププレイヤーになることは不可能ではないと感じます。


【一日一新】

あるワッフル

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