最近、20代、30代の若者といわれます。
しかし、30代は若者だと安心してはいけません。
30歳までに必ずやっておいた方がいいことがあります。
30歳までにやっておいた方がいいこと
わたしは2020年8月現在、37歳です。
税理士としての開業だと若い方だと、他の税理士の方々から言われます。
それは、税理士の平均年齢が60代だからという事情があるからかもしれません。
”参考 日本税理士連合会 データで見る税理士のリアル”
この日本税理士連合会の資料を見ますと、30代の税理士は全体で10.3%ほどです。20代は0.6%とかなり少数です。
60代以上が半数を超えるのが税理士の実情なんですね。
しかし、世の中としては35歳以上になるとリストラの対象になるということをニュースなどで聞くことがあります。
35歳以上になると、その組織としてはいなくても良いなんて言われてしまうなんて。。。
レオパレスに勤めていたら、わたしは完全にリストラの対象になってしまっています。
そうすると、30歳は若者だからまだまだ夢や希望があると思っていてはいけません。
何の特徴もないと、あと5年後の35歳で必要ないと言われてしまう可能性もあります。
35歳でいらない人材と言われないように、30歳までにはやっておいた方がいいことがあります。
働く業界を決めること
30歳までにやっておいた方がいい、たったひとつのこと。
それは働く業界を決めておくことです。
わたしは、社会人の初めは銀行員でした。
そして、20代の間に転職をし税理士業界に入りました。
20代の間であれば、たとえば今まで、保険営業をやってきて、高校教師。
美容師をやってきて、運送業界に勤める。
そんなことが許されるのは、20代だからです。
20代で始めた業界に合わなくても仕方がありません。
それは、学校を卒業するまでの間に本気で働くことがなかったからです。
それまで体験したことがない働くことの価値や、生活をしていかなければならない難しさがわからない状態だからです。
そのような状態で、就職をすることになるので、思い描いていた状態と異なるということは誰にでもあることです。
30歳までに働く業界や職種は決めなければならない
しかし、20代も中盤を超え、30歳になる頃には、働く業界や職種は決めておいた方がいいです。
わたしの場合も、銀行を退職するときには独立開業ができる業界でと考えていました。
それまで、税金のことはあまり扱わないけど、何となく触れてはいた。
税金のことは分からなくても、決算書のことは分かる。
税務はわからないけど、財務や金融は一定の経験値があるから、税理士業界に入ってもある程度はやれると思っていたという面があります。
それでも、その当時20代だったわたしは始めの業界とあまりにも違うことには、挑戦はできなかったです。
30歳以上で、転職をするならその業界内や同じ職種でやる必要があります。
全くの未経験な業界や職種は、果敢なチャレンジというよりも、無謀な挑戦と捕らえられてしまいます。
20代で得た経験値を30代以降に生かすことが、30歳までにやった方がいいことです。
いままでの経験を活かしながら新しいチャレンジも狙う。
そのようなことを考えていても、いままでの経験とあまりにもかけ離れたことは、30歳以上になると成功する確率がかなり低くなります。
どの業界で働きたいのか。
どの職種で働きたいのか。
どう働きたいのか。
これは30歳までに決めておくべきです。
【おわりに】
銀行員から初めての税理士事務所に転職して、驚いたところに顧客からの電話を、なかなか取らないということがありました。
それ以外で驚いたのは、その組織に差し当たってのヴィジョンや業務フローがないということでした。
仕事にはやり方があって、まずはそれを習得するという感覚が、少なくともその税理士事務所にはないものだったのが、非常に衝撃的でした。
【一日一新】
ドラマ 3年A組