立場が人を変えすぎることがある

経営者、社長、先生。

その実力が備わっていない人でも、その雰囲気に絆されていくということがあります。



立場が変わると人が変わる


小学校を卒業して、中学生になると急に先輩が先輩風を吹かせてくる。

中学2年生になると、急に同級生が後輩に先輩風を吹かせている。

そう、立場が人を変えるということがあります。

この立場が人を変えるというのは、良い面も悪い面もあると思います。

親になって、子どもを育てていく立場になり、日本の未来を考えていく。

管理職になり、それまでの目の前の仕事をこなすだけから、その部署、その会社の存在価値を考えていく。

このように立場が変わることによって、責任を持ち行動を変えていくということも、自分が成長していくためには、必要なことになります。


立場に酔いすぎてはいけない


小さな組織でも、その組織のトップになると、相当な勇気のある人間でもない限り、周りはイエスマンばかりになり、自分がやることを注意してくれる人はいなくなります。

そうすると自分は、社長だから、先生だから偉いんだという、考え方になっていってしまうことがあります。

たとえば、人の上に立ち、人を使い、その人を使うことが当たり前になり、やがて組織を強くするために人を使うのではなく、自分が楽をするために人をこき使うというようになっていきます。

いつの間にか、自分自身を過大評価してしまうという、ダニング=クルーガー効果 「優越の錯覚を生み出す認知バイアスは、能力の高い人物の場合は外部(=他人)に対する過小評価に起因している。一方で、能力の低い人物の場合は内部(=自身)に対する過大評価に起因している。」 に陥ってしまいます。

どれだけ年齢を重ね、または、社会的地位が高くなり、周りに囃し立てられても、自分に否定的な意見を聞かないということはやめましょう。

自分に下手に来ているというのは、もしかしたら下心があるのかもしれないという警戒も必要です。

自己評価を正しくするためには、良い指導者を探してみるということもひとつの手段になります。


【おわりに】

逃げるが勝ちといいますが、カルロス・ゴーン氏の件はさすがにそうなってはいけないことだと思います。


【一日一新】

白バラコーヒー

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