融資を受けるのは親戚からではなく銀行からにすべき3つの理由

「これから事業を始めようと思っているけど、資金調達はどうしようかなぁ。」

「やっぱり、親戚から借りたほうがいいよね。」

と考えるのは少し待ちましょう。



親戚からお金を借りるメリット


「これから事業を始めようと思うんだけど、資金はどうしようかなぁ。」

ということがあるかもしれません。

その際には、どこかからお金を借りてくるということが選択肢のひとつになることでしょう。

資金調達の手段としては、親や兄弟姉妹などの親戚から借りるという方法があります。

その親戚からお金を借りる一番のメリットは「返済に縛られなくていい。」ということでしょう。

借入れというのは究極的には「借りっぱなし。」という状態が、借りる側からすると望ましいものです。

「有る時払いの催促なし。」

という言葉があるほど、借りっぱなしにできるのはありがたいことです。

その「有る時払いの催促なし。」ができるのは、親戚などから融資を受けるということでしょう。

融資を受けたにも関わらず、「利息の支払いもなく催促も一切なし。」というのは、資金繰りに悩まされずに事業に集中できるといえるもの。

また、もし事業に失敗してもそれほど厳しい取り立てを受けないですむということもあるでしょう。

このようのに親戚から融資を受けるというのは、その人間関係に甘えることができます。

そのような事情を考慮して、

「事業を始めるなら、まずは親戚からお金を借りたほうがいいよ。出世払いですむから。」

というアドバイスを行なう方もいるほどです。

しかし、事業を始めるなら親戚からではなく、まずは銀行から融資を受けるべきです。



親戚からではなく銀行から借りるべき3つの理由


事業を始めたり、始めて間もないのであれば、まずは銀行から融資を受けるべきです。

その理由を挙げていきます。

事業が行き詰まってからでは、銀行融資は受けられないから

銀行融資というのは、その事業の業績がいいから受けられるというものになります。

業績がいいというのは、決算が黒字であるというようなことを意味します。

なので、銀行融資を受ける適切なタイミングというのは、

「利益が出ている。」決算書を使えるときということになります。

また、事業を始める際や始めて間もないタイミングも、日本政策金融公庫などで創業融資を受けやすいといえるかもしれません。

それとは反対に、銀行融資を受けにくいタイミングというものがあります。

そのタイミングとは、決算書が赤字などで事業がうまくいっていない時期です。

決算書が赤字の場合には、返済の可能性が低く見えるので、

銀行も融資の判断に迷いが生じてしまい、希望金額を希望日までに受けるのは難しくなるといえます。

このような事情があるので、

「とりあえず親戚からお金を借りておいて、事業が行き詰まったら銀行融資を受けよう。」

というのは順番が逆だということになります。

銀行融資というのは、タイミングが重要なのです。

だからこそ、創業時や黒字のときにまずは銀行から融資を受けるというのが基本になります。

銀行融資が受けられないのであれば、事業計画を見直す必要があるから

これから始める事業や、すでに始めている事業がうまくいくかどうかは、

その事業者以外には実際のところはわからないものです。

とはいっても、銀行などは「ある程度のレベル」で、その事業の先行きに見当をつけることができます。

なぜなら、銀行というのは多くの事業者へ融資をしてきたことにより、

「どのような事業者が事業を軌道に乗せ、どのような事業者が失敗してしまうのか。」

といった経験則があるからです。

銀行がその事業がうまくいきそうだと考える融資先というのは、融資を実行した事業者だといえます。

銀行が融資をするというのは、「貸し付けたお金は無事に回収できそうだ。」といったスタンスで行なうことになります。

なので、銀行から融資を受けられないというのは「その事業がうまくいかない可能性が高そうだ。」

と銀行に判断されたといえるかもしれません。

「いやいや、銀行なんかにこの事業の価値がわかってたまるものかぁ。」

と思われる方もいることでしょう。

しかし、銀行から融資を受けられなかったということは、

「その事業計画を練り直したほうがいいよ。」

というアドバイスを銀行から貰った、と冷静に受け止めるようにしましょう。

銀行融資を申し込むというのは、じぶんの事業の価値判断をしてもらえるということなのです。

それが、いきなり親戚からお金を借りてしまうと、

「本当はうまくいく可能性の低い事業。」

にも関わらず、「お金を得たからと」始めてしまうでしょう。

可能性が低い事業で想定通り失敗をしてしまうと、その親戚への返済は難しくなってしまいます。

そうならないためにも、まずは銀行に融資を申し込み、

「事業の可能性について客観的に判断をしてもらったほうがいい。」のです。

「せっかく始めようとしていた事業で銀行融資を受けられなかった。」

のであれば、軌道修正が必要だと「早々に気がつけた」と考えるべきです。

「いざ」というときにこそ親戚に借りるべきだから


「もう少しでこの事業がうまくいきそうなんだけど、銀行からはもう融資枠が一杯だといわれた。」

「どうしようかなぁ。。。」

というようなことも、事業を営んでいると起こりうることかもしれません。

銀行というのは預金者に対して、その預金額を全額返済しなければならないビジネスモデルなので、

「いざ」というときを迎えた事業者には、融資をすることが難しいのです。

では、そんな「いざ」というときにはどうすればいいのか。

そのような「いざ」というときに、親戚から融資を受けるということを選択肢としていきましょう。

「いまは厳しいけど、ここを乗り越えられればこの事業はうまくいく。」

というステージにいるということもあることだと思います。

このときに、親戚から融資を受けることを選択するのです。

親戚の方というのは少なくない情があるはずなので、その事業が窮地に陥っているときにもお金を貸してくれることもあるでしょう。

そのようなときに、初めて親戚を頼るということをしてみるべきです。

とはいっても、

「もうこの事業はうまくいかないかもしれない。。。」

といった心の声が聞こえてくるであれば、親戚からもお金を借りるべきではありません。

事業で出ていくお金というのは、生活で出ていくお金とは桁違いなものです。

うまくいかない可能性が高いにも関わらず、親戚から融資を受けてしまうとその親戚の生活を脅かすことにもなってしまいます。

いまの事業がうまくいく可能性が低いのであれば、親戚からも融資を受けてはいけないといえます。


まとめ


資金調達というのは、タイミングと順番ということは常に考えておいたほうがいいです。

親戚から融資を受けるのは、「有るとき払いの催促なし。」といって、事業を始めたら真っ先に融資を受ける先として挙げられる方もいます。

しかし、親戚から融資を受けるのは最後の手段とすべきです。

まずは、銀行に融資を申し込む。

それで銀行から融資を受けられなかったら、その事業は再検討するべきでしょう。


【おわりに】

先日の大雨があったので、改めて住んでいる地域のハザードマップを調べてみました。

土砂災害警戒区域は、結構身近にあるみたいでした。

わたしが住んでいるたまプラーザ駅は、坂が多いので地すべりとかもあるかもしれません。。。


【一日一新】

土砂災害ハザードマップ

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