「悪口を言いたくならない。」というのは、人生のキーワードになるかもしれないといったお話を。。。
悪口は盛り上がるかもしれない
「あの百名店のパン屋さんはホントに美味しかったのに、後継店は。。。」というような悪口。
言いたくなったりもするものかもしれません。
それこそ、勤めていた頃にはランチでもトイレでも、居酒屋でも悪口が一番盛り上がる印象もあったものです。
「支店長は。。。」
「本部は。。。」
「代表税理士は。。。」といったような。
などというような悪口は、同じ世界を秘密裏に共有しているような親密さがあり心地よかったりするものかもしれません。
「あのひとが口を開くと必ず誰かをディスっているよね。。。」というひとがいたとしても、
「あぁ、それわかるわぁ。。。」といった納得感を得るので悪口にはスーパーパワーもあったりするものだといえます。
言いたくなる悪口で次を見つけられる
わたしが、独立を目指したきっかけもじぶんの脳内で繰り広げていた悪口だったといえます。
「銀行の支店長といってもこんなレベルなのかぁ。」といったことを感じていたものですし、会社員を続けることに違和感を持ったのです。
また、税理士業界に転職してからも、
「もしかすると銀行業界の方がマシだったのかもしれない。。。」という悪口をじぶんの頭のなかで頻繁に繰り返していたといえます。
「どこにもプロフェッショナルもエキスパートもスペシャリストもいない。」といったような。
ただ、悪口を言いたくなるような環境だったからこそ、それほど躊躇せずに独立に向かえていたといえます。
「事務所はあれだけど、お客様だけを向いて仕事をしていこう。」
「残業もしなきゃいけないけど、税理士試験の勉強もこっそり仕事中にやっちゃおう。」
「こんなPCよりももっと性能のいいPCを研究していこう。」などといったモチベーションを高く持てたのです。
これが「この代表税理士は恩師で、この事務所の働きやすさはハンパない。」といった悪口が出ないような環境だったら独立を目指すこともなかったかもしれません。
なので「悪口が言える。」といった環境は、後ろ髪引かれることなく独立に向かえた最高の環境だったとも感じています。
悪口を言いたくなる環境にいない
悪口を言いたくなる環境から「逃げる」というコマンドを選択して、無駄な体力や精神力や魔力を疲弊することがない状態にいるといえる、独立後のいま。
かっこつけるわけどもなく、夢を売りたいわけでもなく悪口を言いたくなる環境にいないといえるのです。
「強制サービス残業をさせられる(している)ということもなく、仕事の時間はじぶんでコントロールできる状態。」
「仕事を依頼したのにやってくれないということもなく、じぶんがやればいいだけの状態。」
「仕事の売上とじぶんに給与として入ってくる金額に違和感を持たない、売上=じぶんのお金といった状態。」
などというように納得できる状態で仕事ができているからだといえます。
何よりも「社内調整がない。」というのは、かなり大きいといえるかもしれません。
「じぶんでやるか。」「じぶんがやらなくていいことか。」を判断して身軽に動けるのは職場の悪口を言いたくなる発想にならないのです。
「悪口はスーパーパワーになる。」といっても、そもそも悪口という発想にならない環境に身をおいたほうが気持ちも身体も楽になるといえます。
それこそ「早朝からジムで汗を流す。」などという1日のスタートは、会社員時代には無理でした。
「これから仕事で精神的にも肉体的にも疲れちゃうのに、身体を痛めつけるなんて。」と独立前には考えていたといえるからです。
まとめ
「悪口を言う発想にならない。」という状態になると、気持ちも身体も軽くなるといえます。
【おわりに】
政治的な話。
全くステークホルダーではないのですが、前兵庫県知事で再選を果たした斎藤元彦さん。
悪口を言うことない姿勢に感服していました。
「それは〇〇が悪いんだよなぁ。。。」なんて口が滑っちゃうことがなかったなぁと。
【一日一新】
Dua Lipaのライヴ