「なんで、あの社長は複数の銀行とうまく取引ができているんだろう。」と感じているなら今回挙げたことを意識してみましょう。
一行取引はできるだけ避けるべき
「いくらなんでもこの金利だと高すぎるんじゃないか。。。」などと支店長になだめられても、
「いやー、あの会社は長年うちの一行取引なんですよ。」と銀行融資を受けているのがひとつの銀行だけだと、暴利を貪られていることもあるかもしれません。
「そうは言っても、この半分の金利で十分だろう。。。」という銀行内の会話とともに。
などというように銀行融資取引というのは、
創業年数が重なり融資を受ける金額が増えてきたら「2つ以上の金融機関。」と取引をしたほうがいいといえます。
それも「信用金庫と地方銀行。」「信用金庫と日本政策金融公庫」「地方銀行と日本政策金融公庫。」といったあたりを選択肢に入れて融資取引の銀行を増やしていくと、
「あからさまに不利益な融資取引となる。」といったケースは少なくなるといえるでしょう。
「なんであの社長は複数の銀行とうまく付き合えているんだろう。」と感じたらこれを意識してみよう
「銀行融資取引は複数の銀行で。。。」と言われても、
「複数の銀行とどうやってうまく付き合えばいいのかわからない。」ということもあったりするものでしょう。
そんな際には、次に挙げるようなことを意識してみるといいかもしれません。
融資残高や預金残高についてメインバンクを決める
「複数の銀行と融資取引すべき。」だといっても決めておかなければならないことのひとつが、メインバンクを決めるということだといえます。
メインバンクを決めることでいざというときに、
「この会社はうちの銀行がメインだからこの場面では資金繰りを支えなければ。。。」とひと肌脱いだ対応をしてくれるのです。
そんなメインバンクというのは「シェアで明らかに差をつける。」ということを行ない銀行に認識してもらう必要があるといえます。
たとえば、融資取引銀行が3行ある場合に、
「A銀行40%、B銀行30%、C銀行30%。」という借入シェアの場合には、どの銀行もメインバンクだとは感じにくいものです。
なので「A銀行50%、B銀行25%、C銀行25%。」などとどの銀行が見ても、
「この会社はA銀行と深い取引をしている。」といった数字で明らかに目に見えるかたちにしなければなりません。
また「借入シェアは一番高いけど、預金シェアは別の銀行。」というのも、
「メインバンクがどこかわからない状況に感じる。」と銀行員は思ったりもするものです。
だからこそ、預金残高のシェアや預金取引のシェアでも他の銀行とメインバンクでは差をつけるべきだといえます。
この際には「預金残高は最も多いけど、売掛取引や給与振込は別の銀行。」といったこともやってはいけないことです。
「メインバンクで預金の動きを最も多くする。」というのが、複数行取引でもうまく付き合えている社長だといえます。
信用保証協会の使い方をメインバンクに相談する
メインバンクというのは「プロパー融資を積極的に取り組んでくれる銀行。」だともいえるかもしれません。
「御社の取引振りを一番把握できているので、うちはプロパーで融資を出せるんです。」などとメインバンクの銀行員が伝えてきたりもするものでしょう。
だからといっても「メインバンクはプロパー融資専用。」としてはいけないものです。
無担保のプロパー融資を提案してくれるのは「その取引先を深く理解しているから。」ということもあるものですが、
「ある程度、保全(担保)が取れているから。」ということもあったりするからなのです。
その融資の保全となるもののひとつが、信用保証協会付きの融資だといえます。
なので、メインバンクの銀行員というのは「信用保証協会をどの場面で使うのか。」といったことを腕の見せ所だとも考えていたりもするものです。
「今回はプロパー融資で提案します。」というのも、
「業績が傾いた際に信用保証協会の枠を使えるように空けておきたい。」といった思惑がメインバンクの銀行員にはあったりするなかでの提案だといえます。
だからこそ、信用保証協会の使い方についてはメインバンクに相談するようにしましょう。
「メインバンクに相談せず、サブバンクの融資で信用保証協会付き融資を使ってしまった。。。」となると、その後のメインバンクとしての融資取引方針が変わってくるともいえます。
「メインバンクに相談せずに信用保証協会の枠を使ってしまう。」ということを避けるのも複数行取引がうまい社長だといえるのです。
新規の銀行から魅力的な提案された場合にもメインバンクに相談する
銀行融資というのは「低金利・無担保・借入期間が長期。」となるものの方が、返済負担は少なくなり資金繰りも楽になるといえるでしょう。
また「低金利・無担保・書換が保証されている短期融資。」といったものも資金繰りの助けになる融資だといえるかもしれません。
このような「えっ。いままでのどの銀行よりも条件のいい融資提案じゃん。」といった提案をある銀行から受けたりすることも事業を営んでいるとあるものかもしれません。
それこそ「こんな銀行名を聞いたこともなかった。」というような地方銀行から提案される場合もあったりするものでしょう。
「これは融資取引を始めるしかない。。。」と考えながら。
とはいっても、このような「めちゃくちゃ有利じゃん。」と感じるような融資提案も即決して受けてはいけないものです。
少なくとも「〇〇銀行がこんな提案をしてきたんだけど、どう思う?」などとメインバンクの銀行員に聞いてみるべきだといえます。
なぜなら、銀行というのはその地域のシェアを取りたいがために常識ハズレの融資提案をしてくるところがあったりするからです。
とはいっても「それは新規取引を始めるための赤字覚悟の融資提案。」といった思惑もあるといえます。
そして、そのような融資提案に飛びついて融資シェアに変動があると「メインバンクの面目丸つぶれ」ともなってしまう場合があるのです。
するとメインバンクから「メインバンクとして支える。」といったスタンスも薄くなっていくかもしれません。
だからこそ「魅力的な融資提案を受けても飛びつかずに、一旦落ち着いてメインバンクに相談をする。」と意識していきましょう。
その相談をすることで、担当の銀行員がメインバンクとしての考え方や対応を伝えてくるものです。
まとめ
などというように「メインバンクとして定めた銀行に逐一相談する。」というのが複数行取引でもうまく融資対応ができる社長の行動だといえます。
【おわりに】
ゲームの話。
PS5だからなのか「FC24(かつてのFIFAシリーズ)」というサッカーゲームの操作がなめらかで、ひさびさにおもしろいです(PS4のFIFA23は3試合くらいでやめてしまった)。
あとは大好きな「龍が如く」シリーズが11月に発売されるので、ほとんどプレイしていない6をクリアしなければと。。。
「龍が如く」や「キムタクが如く」は大好きで全シリーズやっているのですが、7は途中で断念してYouTubeでストーリーを観ちゃったことも。
龍が如くシリーズおすすめです(ステマではないです。。。)。
【一日一新】
あるパン屋のパン(店名を忘れたという)