税務調査は出来ることなら、経験したくないことですよね。
税務調査は、受けなければならない
事業を営んでいると、1年に1度は必ず、確定申告をしなければなりません。
その法人税や所得税などの確定申告書は、じぶんで計算し作成をするという、申告納税制度というものが採用されています。
この申告納税制度というのは、税金を支払う人がじぶんで計算する制度というものです。
そのようななか、もし税務調査がなかったら、まじめに税金を支払う方はどれだけいるのでしょうか。
もしかしたら、かなり少数派かもしれません。というよりも、まじめに計算する人はいないかもしれません。
すると税金の申告なんて、なんでもできちゃうことになってしまいます。
みんなが正しく等しく税金の申告ができる制度を担保するために、税務調査というものがあります。
では、税務調査に入ってくる確率はどのくらいなのでしょうか。
国税庁の発表によると、法人の実調率は3.2%、個人の実調率は1.1%ということだそうです。
税務調査に入る確率は、単純計算で法人が約30年に1回。個人が約100年に1回となっています。
実際の税務調査の感覚としては、法人には一定の休眠会社があったり、所得の低い法人や個人もいますので、法人だと5年から10年に1度は税務調査を受けるということが実情だと思います。
そうすると毎年税務調査を受けるというのは、大きな法人に限られるので、税務調査はそれほどない仕事といえるかもしれません、
税務調査の日程は変えられる
税務調査は、通常は税務署の職員から、調査に入りたい日付を電話などで打診されます。
何の連絡もなく、税務調査に入ってくるということはかなり少数派なことです。
では、税務調査の連絡が税務署の職員からあり、日程が指定されたら、その日程に必ず税務調査を受けなければならないのでしょうか。
実は、そんな事はありません。
税務署の職員から指定された日程に都合が合わなければ、日程を変更をしてもらうことができます。
その日程に関しても、税務署の都合というよりも、税務調査を受けるあなたの都合を重視して何の問題もありません。
日程を変更したからといって、税務署の印象が悪くなり、より厳しい税務調査となるようなこともありません。
また、日程に関しても、税務調査の日程として、2日間で入りたいと税務署の職員が言っていても、連続した2日間でなくても大丈夫です。
通常は連続をする日程になりますが、都合が悪ければ、最初に入った日の翌週に2日目としてもらうなど、あなたの融通も聞いてくれます。
このように、税務署の職員も日程変更に関しては寛容な態度を取ってくれますので、都合が合わなければ日程の変更を打診して大丈夫です。
仕事はお互いをリスペクトして行ったほうが良い
税務調査は、受ける方にとっては拷問のような感覚があるかもしれません。
しかし、じぶんで計算して税金を納めるという制度になっている以上、税務調査というものも受ける側も通常の仕事のひとつとして考えた方がいいです。
税務署の職員も、仕事であるためにわざわざ税務調査を行っています。
その際、誰もが税務調査を受けることを快く思っていないことは、税務署の職員もわかっています。
そんな税務署の職員は、公務員です。
できるのであれば、通常の税務調査としての仕事以上の仕事を、なるべく増やしたくないと考えています。
そういうことを知っているならば、変な妨害をするよりもお互いに気持ちよく仕事をするべきです。
税務調査は、犯罪捜査ではなく行政指導と言うものなので、あまり敵対心を持つ必要もありません。
受ける方も嫌な税務調査ですが、税務調査に入る職員も嫌な顔をされ、時には罵声を浴びながら税務調査をするよりも、粛々と最低限の仕事をこなしたいと考えています。
そうそう変な税務署の職員も、多くありません。
申告納税制度を守るために、主張すべきところは主張すべきですが、通常業務だと思い、お互いをリスペクトしながら税務調査に望みましょう。
【おわりに】
10/5に欧州サッカーの移籍市場が閉まるみたいですが、アーセナルは中盤の補強をしないで終わってしまうのでしょうか。
せめてもうひとり選手を獲得してほしいです。。。
【一日一新】
おつまみモッツァレラチーズ