「業績確認をもっと早くしたい。」
そう考えるなら、経理を外注してはいけません。
「攻め」だけの経営は危険
事業を行なうなかでは「攻めと守り」を意識しないと、
「あれっ、お金がぜんぜん貯まってないなぁ。」ということがありえるものです。
事業の攻めというのは「マーケティングや営業。」といえるでしょう。
そして、多くの事業者の方は「攻めが得意だから起業して事業を行なっている。」ということがいえるのかもしれません。
たしかに「良いものなのに売れなかった。」という話は世の中に溢れていますし、
「あいつが売っているものなんて、まがい物だよ。」
と「じぶんよりも質が低いものを売っているはずなのに、じぶんよりも売れている。」
ということがあるものです。
なので、事業で大切なのは「攻めである営業だよ。」ということや、
「いいものをより多くのひとに届けたい。」と営業に力を入れるという気持ちはよくわかります。
とはいっても「イケイケ。」でいっていたら、
「実は赤字受注だった。」ということもわりとあるもの。
「売上さえ増えていけば、いずれはお金も増えていく。」
と考えているのかもしれませんが、経理ができていない売上は、
「じぶんのお金を減らしているだけ。」の徒労に終わるともいえます。
そのような「売上げていたはずなのにお金がない」ということを防ぐために、守りの基本である経理があるのです。
経理を外注した際のスピード感には限界がある
「守りが大切なことは理解しているから、守りである経理は専門家に外注しよう。」
というように、経理の大切さを理解しているからこそ「経理を外注している。」ということもあるかもしれません。
たしかに、経理を税理士事務所などに外注をしていると「ほぼ間違いないレベル。」で仕上げてくれるものです。
とはいっても、経理を外注してしまうと前月の業績を確認するスピードは、ある程度の時間がかかってしまいます。
「翌月の中旬にならなければ、前月の業績確認ができない。」どころか、
「翌々月の中旬になって、やっと前々月の業績確認ができる。」
ということが、経理を外注していると一般的に起こることです。
なので「じゃあ、そんな税理士事務所は変えたほうがいいかなぁ。」
ということを思うかもしれません。
税理士事務所を変更することで、多少は業績確認ができるスピードが早くなることもあることはあるでしょう。
しかし、それでは根本的なことは解決できません。
業績というのは、月の第一営業日に前月分の確認をしてその日以降から改善していくことが大切だといえます。
「第一営業日に経理を仕上げてこない専門家なんて、存在価値がない。」ということではないのです。
経理を外注していると、
「じぶんの事業なのに経理が他人事になり、データ連携や資料の提出が遅れていく。」ということもあるものです。
また、どれだけデータ連携を素早くしていても経理を外注している限りは、
翌月第一営業日までに経理を仕上げて、業績確認ができるのは難しいといえます。
結局は、経理を外注していると「守り」が他人事になり、業績確認を素早くできないことになります。
じぶんで毎日経理をするから翌月第一営業日に業績の確認ができる
経理を専門家に外注しているからといっても、間違えることはありえるものです。
「なぜ専門家が間違えるのか。」
といえば外注で請け負っている専門家も、
「本当のところがわからないので推測するしかない。」部分が出てくるからです。
たとえば、「はがき購入の支出は、実際にはお客様向けのDMで広告宣伝費かもしれないけど、実際がわからないから推測で通信費になっている。」
ということは、外注をすると起こり得えます。
そのような、推測された経理をベースにした月次決算書を眺めていても、本当の業績改善にはならないでしょう。
「業績確認を翌月の第一営業日に行い、銀行員などの外部の人間にも事業について中身の濃い話ができる。」
のは、じぶんで経理をしているからこそです。
じぶんで毎日経理をしていれば、翌々月まで待つこともなく業績確認をできるものでしょう。
「経理を外注すると、業績確認が遅れ重大な判断ミス」をすることもありえるもの。
「昨日までの実績を今日以降に活かしていく。」ことができるのは、じぶんで経理を行うから可能になります。
まとめ
経理を外注している状態でスピード感のある業績確認はできないものです。
経理はじぶんで毎日していき、業績確認は翌月の第一営業日に行ないましょう。
「守り」である経理ができるスキルが身につけば、事業はより強いものになるはずです。
【おわりに】
メッシがバルセロナを退団。
アーセナルに来て欲しいなぁと。そしてイングランドにサッカーを観に行きたい。。。
【一日一新】
サントリースパークリング オレンジ
