プロパー融資を優先すべきだといえます。

プロパー融資は金利が高いんだけど。。。
「プロパー融資が良いって言うけど、金利高くない?」ということを感じたりもするものかもしれません。
「金利負担も無視できないから、金利重視で融資商品選びをしたほうがいいよね。」とも感じたりするものでしょう。
たしかに「プロパー融資だと金利が高い。」ということはあったりするものです。
「プロパー融資として提案された金利が2.0%で、信用保証協会付き融資が1.8%だった。」といったことはあるといえるかもしれません。
だからか「無駄な経費を減らす。」という選択肢をとって、金利が低い信用保証協会付き融資の検討をすることもあるのでしょう。
金利が低い信用保証協会付き融資と金利が高いプロパー融資ならどちらを優先すべきか
なぜプロパー融資を選択すべきなのかというものを挙げていきます。
信用保証協会付き融資は保証料という忘れてしまう金利がある
「信用保証協会付き融資のほうがプロパー融資よりも金利が低いんですよね。」といったセリフは銀行員時代に何度も受けてきたといえるものです。
税理士となっているいまでも、同じようなニュアンスのセリフを受けたりするといえるかもしれません。
たしかに「協会付きのほうが金利は低い。」と見えることは、あったりするものです。
「プロパーは2.0%だったけど、協会付きは1.8%だったんですよ。。。」といったように。
とはいっても「協会付きだと融資実行金額が額面通りに振り込まれない。」ということがあるものでしょう。
「信用保証料。」という、銀行以外にも信用保証協会に対して金利の支払いをしなければならないからです。
それも多くの場合には「一括前払い」という形態で。。。
そんな信用保証料は、信用保証協会の格付けで「ランク1からランク9」に分類されて次のような追加の金利を負担しているのです。

次のような計算式のものが。
すると「保証料を加味したら、実質的にはプロパー融資のほうが実は金利も低い。」といえるので、プロパー融資を選択したほうがいいのです。
信用保証協会の枠は空けておくべき
「たしかに、保証料があるとプロパーよりも金利負担は高くなるんだけど、今回提案された協会付き融資は保証料が無料になるらしいんだよね。」という場合もあったりするでしょう。
「だったら、経費が抑えられる低金利な信用保証協会付き融資でしょ。」という考えとともに。
そうだったとしても、プロパー融資を選択すべきだといえます。
なぜなら、銀行が本気になって融資対応をする融資商品がプロパー融資だからです。
「協会付きなんてテキトーに稟議書を書いて、あとは協会の担当者と折衝するだけ。。。」
というように、信用保証協会付き融資は担当する銀行員にとって片手間な仕事で実行できてしまうのです。
「片手間。」でおこなう仕事なので、その担当先の情報が銀行に蓄積しにくい融資形態だといえるのです。
すると、銀行に情報が蓄積されないことによって、プロパー融資を受けられる機会はますます遠くなるともいえます。
「次はプロパーで。。。」と考えていても、
「前回も協会付きだったし、プロパーなんておこがましいわ。。。」と銀行員に見下されてしまったりもするものです。
そんなことを繰り返していると、
「協会枠が一杯だし、いまさらプロパーは難しいよ。。。」というマインドに銀行員にもなってきたりするといえます。
などというように、信用保証協会付き融資には「融資が受けられる限度額。」というものが存在するのです。
それも「一般無担保枠は、原則として8,000万円。」というように、
「意識していなければすぐに限度額が訪れる金額。」だともいえるかもしれません。
だからか、目先の金利負担だけを意識していると信用保証協会の枠が埋まってしまい身動き取れなくなる事態も想定されるので、プロパー融資を選択したほうがいいといえます。
プロパー融資を受けているなら、いざというときに信用保証協会付き融資は受けられるから
プロパー融資というのは「銀行が本気になって対応している証。」だともいえる融資商品なのです。
そんな「ある銀行が本気になっている証。」ともいえるプロパー融資で対応していると、
「うちもプロパーで対応しないと、置いていかれる。。。」というような焦燥感が他の銀行で生じてくるといえます。
すると「ひとつのプロパー融資が他行のプロパー融資での金利競争を生む。」ともなり、信用保証協会付き融資よりも有利な金利条件での融資も増えていくと考えてものです。
それとともに、プロパー融資を受け続けている会社の業績が、
「潰れそうなほど傾いているとき。」という状態だったとしても、信用保証協会の枠を空けていると銀行も信用保証協会も対応しやすいものなのです。
「うちがこれだけプロパーでサポートしているんだから、空いている協会枠を使って融資を実行しよう。」という動きを担当の銀行員がおこなってくれるともいえます。
なので「いつ訪れるかわからない経営危機に備えて、信用保証協会の枠はとっておく。」としておいたほうがいいのです。
「信用保証協会の枠が一杯だからもうどうにも対応できない。」ということが銀行員にはあったとしても、
「先行きは不安だけど協会枠が空いているから、全力で協会と折衝する。」といったように、いざというときに信用保証協会の枠が生きてくるのが銀行融資での戦略だといえます。
だからこそ「平時では協会付き融資を受けない。」とするのが、プロパー融資を受けられる会社が取るべき行動だといえるのです。
まとめ
目先の金利だけにとらわれずに、大局的に信用保証協会の枠を利用していったほうがいいといえます。
【おわりに】
今朝、6時頃にジムに出かけたら「あられがハンパなく降っている。」となり、
7時半頃に家を出たら「雪がハンパなく降っている。」となっていて、世紀末感を味わったという。。。
午後には雪も消えていて不思議な感じでした。
【一日一新】
豚キムチスンドゥブチゲ 韓感