友人との起業はケンカが絶えないからひとりを誓った

「友人と一緒に起業するから、ついてきてよ。」というお誘いに加わったことがあるというお話を。。。


道がまっすぐに見えてもゴールが見えるわけではない@帯広。


ひとりの心細さを感じるかもしれないけど


「ひとりで独立するよりも友人とともに。。。」と考えたくなる気持ちはわかるものです。

ひとりだと心細いでしょうし、友人とパートナーを組んだほうが最強感を持ったりするものでしょうから。

などという「友人と一緒に事業を立ち上げる。」という行為。

かなりの確率でうまくいかないんじゃないかなぁと。

「そんなことやっていなければわからないでしょ。。。」と思うかもしれませんし、やってみなければわからないことだとはいえるかもしれません。

とはいっても、銀行員時代にもうまくいかなかった例を見てしまいましたし、

わたしが経験した「友人とともに。」というような税理士法人の起業は、全くうまくいかなかった感があったものです。



ひとりが最強だと考えていた


税理士を本格的に目指したきっかけのひとつは、

「ひとりで社会と対峙したいから。」といったものでした。

などということを考え始めて当時勤めていた銀行は、やめてしまえば銀行員ではなくなりますし、じぶんの力だけで這い上がっていけるという感覚はなかったのです。

手応えを感じていても人事異動や係替えはありますし、

「ある程度の年齢になったら出向がある世界なんだね。」などと会社員の悲哀を感じたものです。

だからか「独り立ちできそうな職業を。」ということで、看板のわかりやすさを考えて税理士を選んだといえます。

「銀行員と税理士の組み合わせは抜群だよ。」といったある税理士の方からのアドバイスも心に残っていたからだともいえるかもしれません。

「ひとりでやれそうなのがいいよね。」と。

なので「友人と税理士法人を起ち上げるから。」というお誘いの言葉を心のなかでは下にみていたといえます。

「ひとりで起ち上げる勇気はないんだ。」といったような。。。


そして、うまくはいかなかった


などという友人同士の税理士の方が起業するという税理士法人へ創業メンバーとして加わる行為。

始めのころは楽しかったものでした。

ホテルの一室で決起集会を行い「おれたちは若いからどんどんイノベーションを起こしていこう。」などと30歳前後のメンバー5人が集まり熱量もあったといえます。

それこそ、ローンチされてまだそれほど経っていなかったクラウド会計ソフトのfreeeやMF、Crewなども触れて新しい時代を感じたりもしていたものでした。

「挙動は遅いけど、データ連携は画期的だね。」などと。

そして、折に触れて飲みに行っていたのも楽しかったといえます。

「もっと、業界をこうしていこうよ。。。」といったような青い会話を繰り広げて。

ただ「楽しかった青春の時期。」というのは、それほど長くはなかったといえるかもしれません。

「あいつは仕事ができない。。。」

「あいつはお客様を取ってこない。。。」

「あいつが会社のお金を使い込んでいる。。。」などというように、友人同士だったはずの税理士の方々の陰口が飛び交うようになっていったのです。

その後、代表だったその友人同士は、

「俺達は親友だから。。。」というセリフがいつの頃の話だったかわからなくなるほど会話がなくなり、その税理士法人はケンカ別れとして解散をしたものでした。

(税理士法人は最低でも税理士が2名いないと維持できない組織のため、1名が出ていった場合に後任を見つけられないと解散になる)

解散に至るまでは数年を要したといえますが、

「この2人の関係、めっちゃくちゃ冷え込んでいる。。。」と感じるまでには1年もかからなかったといえます。

だからか「やっぱり友人と事業を起ち上げるのは避けよ。」

「ひとりをベースに考えている、じぶんは合っている。」などと心に誓ったといえるかもしれません。

その考えはいまに至るまで正解だといえるかなぁと。


まとめ


ちょっとしたホラー的な印象があった経験かなぁとも。。。


【おわりに】

ひさびさにHPのPVを確認してみたらかなり伸びていたという。

「やっぱり、税理士だから税金ネタのほうがGoogleに受け入れられやすいのかもしれない。。。」と考えたりも。。。


【一日一新】

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