神奈川県に住んでいると(何なら東京都に住んでいても)「実は普段あまり素材のいいものを食べていないのかもしれない。」ということを書いていきます。
味が濃いは正義だと思っていた
わたしが好きだった食べ物のひとつに「家系とんこつラーメン」があったといえます。
「家系とんこつラーメン」は1970年代に神奈川県横浜市で開店した、
「吉村家」が発祥とされる豚骨醤油ベースに鶏油を効かせた濃厚なスープと太麺が混じり合ったとんこつラーメン。
(ちなみに横浜駅にある吉村家は行列がハンパないですけど、オペレーションがいいので思ったほどは待たされずに食べることができます。)
「飲みに行った帰りには家系とんこつラーメンに行き、ランチに家系とんこつラーメンに行き。」といったことを繰り返していたものでした。
そして「味の濃さが食の極みでしょ。。。」などと、味が濃い系のものを好んで食べていたといえます。
じぶんでつくる機会が増えたからか薄味を好むように
などと食に関して味が濃いものを好んでいたのです。
焼き肉に行っても、焼き肉のタレをひたひたにして食べていたものでしたから。。。
ただ、じぶんで料理をするようになったからか食に対する意識に変化が訪れたといえるかもしれません。
「味付けって最低限でいいじゃん。」といったように。
「炒め物に焼肉のタレを使う。」
「サラダにドレッシングをかける。」ということをしていると、じぶんでつくった料理なのにおいしさを感じなくなったのです。
「めちゃくちゃ外食っぽいじゃん。」と。
「もっと薄味にしたほうが素材も引き立って実は美味しいんじゃないか。。。」と。
だからか、焼肉のたれやドレッシングを追いやり味噌や醤油、塩が一番素材の味が引き立つと感じてメインの調味料は変わったといえます。
お肉なども「塩をまぶすのが一番おいしいんじゃん。。。」と感じるようになったといえますし「醤油で炒めたほうが、舌を痛めなくていい。」とも感じるようになりました。
サラダも塩をまぶすか、そのまま野菜の味でいいのです。
それこそ「STARBUCKSよりも水のほうがおいしいじゃん。」とも感じ、STARBUCKSに行く機会はかなり少なくなったといえます。
地産地消のおいしさ
そんな薄味を好むようになったからか、旅に出て食べる地元食材のおいしさをより感じるようになったといえます。
たとえば、香川県で食べたうどんは「丸亀製麺って実はそんなにだったんだ。。。」といったことを心の底から感じてしまったといえるかもしれません。
うどんに素材の優しさを感じたといえますし、出汁も「100杯食べても胃が持たれなさそう。。。」といったことを思ったものでした。
「いやいや孤独のグルメで取り上げられた名店に入ったから素材の良さを感じたんでしょ。。。」といえば、
ふらっと入ったうどん屋さんも「これは香川県なら、どのお店に入っても100点中99点は超えるわ。」と感じたものです。
また「居酒屋で刺し身なんて食べてもいいことない(すんごい臭みを感じるから)。。。」などと、神奈川県や東京都では刺身系は基本避けているのです。
ましてや「鰹のタタキなんて、生臭さがハンパない。。。」などと感じて食べることすら拒否しているといえます。
ただ「鰹のタタキは高知県発祥。」などということもあるからか「鰹って臭くないんだ。」といったことを感じたものでした。
むしろ燻った感がめちゃくちゃおいしいじゃんと。
などというのは、おそらく新鮮だから素材の良さをそのまま引き立たせた調理ができるのでしょう。
神奈川県や東京都に同じものを持って来ても、
わたしの口に入るまでには数日要してしまうから「好きじゃないかも。。。」と感じてしまうのかもしれません。
だからか、結局本当の新鮮さという素材のおいしさは地産地消でしか手に入れられないのかもなぁと。
日数が経ってしまうと味濃いめの調理をしなければならないのは理解できますが、
だからこそ神奈川県に住んでいると普段の食事はあまり恵まれた環境にいるわけではないといえるのかもしれません。
便利な面も多いとはいえますが。。。
まとめ
結局、素材採れたての新鮮さが一番なんだろうなぁと。
【おわりに】
四国に旅立っていたのですが、意外に面積が広く移動時間を見誤りました(北海道の1/4だと聞いていたので)。
四国カルストは冬季閉鎖中だったりで、また行く口実ができたのもよかったかなぁと。。。
【一日一新】
高知新聞
足摺岬
四国カルストの入口
星降るビレッジ