ありだといえるでしょう。
銀行員は新規開拓をしている
事業を営んでいると「いろんな銀行の銀行員が訪問してきて手間。」ということもあれば、
「うちの会社には滅多に銀行員が飛び込んでくることはないよ。」といったこともあったりするものでしょう。
銀行員というのは「滅多に飛び込み営業をしていない。」というよりは、融資取引のない会社へわりと飛び込み営業をしているといえます。
それこそ「午前中に8社は新規開拓(飛び込み営業)を。」といった号令もあれば、
「水曜日は新規開拓デー。」などというように様々な営業方針が支店によってあったりするものです。
また、部署によっては「毎日、飛び込み営業ばかりしている。。。」というところもあったりするといえます。
なので、銀行員というのは日常的に「新規開拓という名の飛び込み営業。」をしているものだと考えていいかもしれません。
取引のない銀行から100万円だけの融資提案を受けるのはありなのか
そんな新規開拓にやってきた銀行員が、
「ひとまず100万円でいいのでうちと融資取引をはじめませんか。。。」などと提案をしてくることもあるものでしょう。
その際には「100万円って言ってもなぁ。。。」と感じたとしても、その提案を受けてみるのはありだといえます。
担当者が代わると来なくなるから
銀行員が飛び込み営業をしてきた際には、
「この銀行は新規開拓に熱心な銀行なんだろうなぁ。」と感じたりもするかもしれません。
「以前の担当者も熱心に飛び込んで来ていたし。。。」などとも思ったりするかもしれません。
とはいっても、新規開拓に対する熱量というのは銀行員によってかなり変わってくるといえます。
なので「いまは必要ないから、いつかでいいや。。。」と感じていたとしても、
その飛び込んで来ていた銀行員が異動すると、その銀行からの飛び込み営業を受けることがパタっと止まることもあるものです。
そのようなことに気が付いた際には、
「うちの業績はそれほど悪化したりもしていないんだけどなぁ。」と感じたりするかもしれません。
「なぜ、業績が悪化したわけでもないのにその銀行から飛び込み営業を受けることがなくなったのか。」
といえば、いまのその銀行の担当者がそれほど新規開拓に熱心ではないからだともいえるものです。
「じぶんは既存先との取引深耕をメインとする。」というスタンスで、新規開拓をほとんど行わない銀行員なのかもしれません。
だからこそ「100万円でも。。。」と熱心な銀行員がいる間に、その融資提案を受けておくべきなのです。
融資取引をすることで担当が付くから
事業を営んでいると預金口座があることで「あの銀行と取引がある。」と考えたりもするかもしれません。
とはいっても、融資業務が法人取引のメインと考える銀行からすると、
「預金取引だけの会社は見えてない。。。」ということもあったりするのです。
それこそ「預金口座に常時数千万円以上の残高がある。」という会社でもなければ、
「預金口座があることにどの銀行員も気が付いていない。。。」といえるかもしれません。
そんな「その銀行に気が付いてもらえて担当者が付く。」というのが融資取引をするといったことだといえます。
そして、融資取引をすると担当者が付くことになるので「忘れ去られる。。。」といった可能性も少なくなるものです。
たとえ金額が100万円の融資だったとしても「融資取引をしている会社。」とした対応が銀行員には必要になってくるといえるからです。
たしかに、銀行と融資取引をすることによって、
毎期決算書を銀行員に渡すことになりますし、銀行員が決算書を分析するなかで質問を受けることもあるかもしれません。
それでも融資取引を行なうことで銀行の担当者が付き会社の実情が理解され、
「近々、こんな融資キャンペーンがあるんですけど。。。」といった条件のいい融資提案をしてもらえる確率なども上がっていくといえます。
その取っ掛かりが100万円の融資取引の場合もあるものです。
保証協会の枠も銀行によって違うから
「社長、もう信用保証協会の枠が一杯で。。。」というセリフを、事業を営んでいるなかで銀行員から受けたりする場面もあるかもしれません。
なぜこのようなことを言われるのかといえば、信用保証協会には枠という限度額があるからです。
「無担保の一般枠は8,000万円。」というように。
とはいっても、銀行によっては信用保証協会の限度額まで融資をすることが難しい場合もあったりするといえます。
「うちの銀行の体力的に、この会社には協会を付けても5,000万円までしか融資をしないように。」というような、その銀行独自の融資枠はあったりするのです。
そのような融資姿勢の銀行に対して、
「協会枠はあと3,000万円まで残っているんだから。。。」と懇願しても、対応が難しい場合もあったりするものでしょう。
そんなときに、別の銀行としている融資取引がたとえ100万円だったとしても、
「決算書は毎期確認していますし、うちの銀行だったら1,000万円程度なら保証協会と折衝できるかもしれません。」といったことがあったりするといえます。
などというように、銀行にも体力があるので「いつか保証協会の枠をうまく使うために。」
という発想を持って、その融資提案をしてきた新規の銀行と少額でも融資取引をするのはありだといえるものです。
まとめ
もちろん「100万円を。。。」と提案されて、もっと多くの金額を逆提案してみるのもありです。
【おわりに】
「経営コンサルタント」という肩書のひとが太っていると、それだけでちょっと違和感を持ってしまうかなぁと。
「体重も管理できていないのに。。。」なんてことを今日感じてしまったという。。。
【一日一新】
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