世の中は「誰かの得は誰かの損。」といったようなゼロサムではなく、
「誰かの得は誰かの得にもなっている。」というようなプラスサムになっているという話を。。。
仕事をするということはプラスサム
「じぶんが得をしたから誰かが損をする。」というゼロサムな場面もあることでしょう。
とはいっても「仕事をする。」ということは、
「搾取される。」という感覚もあるかもしれませんが、基本的にはプラスサムかなぁと。
たしかに、税理士事務所などに勤めていたときには、
「じぶんの売上と受け取っている給与にかなりの差があるよなぁ。。。」など感じたこともありました。
それこそ「仕事をするということは、搾取されているということなのではないか」と。
ただ、その税理士事務所などで仕事をすることで、
「給与を受け取り生活ができる。」ということだけではなく「税理士業務におけるスキル。」も身についたといえます。
また、税理士事務所側も「売上の維持や拡大が図られ利益を得られた。」ということで、
「仕事とは、お互いにとってプラスサムの状態になるもの」だといえるでしょう。
プラスサムではない状態からは逃げるべき
「最初の頃よりは仕事ができるようになり、売上にも貢献してきた。」
ということを仕事を続けていると感じる場面もあるかもしれません。
また「繁忙期には労働時間が増えて売上も拡大している」のに、給与が上がらないということもあったりするものです。
そのような場合には、
「プラスサムの状態」だとはいえないので、できるだけ早くそこから抜け出すべきでしょう。
「じぶんがやらなければこの仕事は誰もこなせない。」
「じぶんしかこの組織を回せない。」と感じることもあるかもしれませんが、
「じぶんだけが無理をすれば。。。」などということは考えるべきではないかなぁと。
「じぶんが無理(損)をしているのに受けられる対価(得)がない」のであれば、
「この状態はプラスサムではない不幸な取引。」と考えて、逃げるというコマンドを発動させましょう。
プラスサムだから堂々と仕事の対価は受け取る
独立して事業を行なっていると、
「これだけの対価を得ていいんだろうか。」といったことや、
それとは反対に「これだけしか対価を貰えないのかぁ。」といったことを感じる場面がないとはいえません。
すると、じぶんだけが得をしているときには「搾取している。」と感じ、
じぶんだけが損をしているときには「搾取されている。」と感じることもあるといえます。
ただ「じぶんだけが得をしている。」と感じたとしても、堂々と対価を受け取るべきでしょう。
「相談を受けて回答にそれほど時間がかからなかった。」としても、そのサービスを受けている相手は、
「ずっと悩んでいたことが解決した。」と感じていることもあるものです。
そこで解決をしたことは、じぶんにとってはそれほど難しいものではないとしても、
「相手にとっては超えられない壁だった。」ということもあるのでしょう。
そして、解決したことによってお互いが気持ちよく生きていくことができれば、
「お互いにとって得な取引だったなぁ。」となるはずです。
なので、じぶんが提示した対価というのは堂々と受け取っていいのではないかなぁと。
まあ「プラスサムの取引だった。」と感じるためには、値付けの難しさという壁もありますが。。。
まとめ
「仕事をする。」
というのは「ゼロサム」ではなく「プラスサム」の出来事だと思っています。
だからこそ、お互いの一致点を探していくべきなのかなぁと。
【おわりに】
本を読む面白さは正反対の主張を比べて読めることかなぁと。
柿埜真吾さんと斎藤幸平さんの本は、比べて読むのがおすすめです。
【一日一新】
あること