独立をしたからといっても「仕事を紹介して」なんて言わなくていい

独立をすると人に会う都度、

「仕事を紹介してよ。」と言わなければならない雰囲気があるといえるかもしれません。

だからといって、無理に「仕事を紹介して」なんて言わなくてもいいでしょう。



「仕事を紹介して」と言えば仕事をもらえることもある


独立をすると「どう売上をつくっていこうかなぁ。」と考えることも多くなるものです。

そのときに思い浮かぶ手段のひとつとして「紹介してよ。」と、

ひとに会うたびに「お願い営業をしていく。」ということがあるでしょう。

税理士として独立をしている人と話していると、

「紹介だけで食べていけるようになったよ。」ということを耳にする機会もあります。

このように、紹介営業が王道だという業界もあるのでしょう。

わたしも挨拶代わりに(本気ではなく)「紹介してよ。」と言ってみたら、

紹介を受けることになってしまった、ということもありました。。。

また、銀行員として営業の仕事をしていたときには、

「どこか取引先を紹介してくれませんか。」ということを、取引先の社長に頻繁に言っていたものです。

そうすると「隣の会社の社長がいま資金調達を考えているって言ってたよ。」

というような展開で、新規の取引先を紹介してもらうこともありました。

なので「仕事を紹介して。」というと、一定程度の仕事が得られるということはあるのだと思います。



紹介の仕事は「わり」の合わないものが多い


「仕事を紹介して欲しい。」

というと「わりと」紹介をしてもらえることがあるものです。

とはいっても、誰に「紹介してよ。」と伝えるのかで、その仕事の質が変わってくることがあるように感じています。

「紹介して欲しい。」ということを、「本当にじぶんのスタンスを知っているひと。」

に伝えるという場合には、それほど大きなトラブルも起きないのかもしれません。

しかし「紹介して欲しい。」という言葉は、

「とりあえずで同業者に言う。」ということが多いのではないでしょうか。

すると、その同業者に紹介してもらった仕事というのは、あまり「わり」のいい仕事だとはいえないでしょう。

なぜなら、「本当はじぶんがやりたい実入りのいい仕事だけど、あいつのためにこの仕事を紹介するかぁ。」

と考えるひとは、かなり少数派だからです。

むしろ、「じぶんではやりたくない仕事だから誰かに振る。」というようなことが、多いのではないかなぁと。

また、紹介というのは厄介なものです。

紹介者がじぶんのことをいまいち理解しておらず「マッチしない仕事が来る。」ということもありますし、

仕事を紹介した相手が「永遠にマウントを取ってくる。」ということもあるものです。

たしかに、紹介をしてもらった手前「紹介者を立てなければならない。」ということもあるのでしょう。

このように、紹介営業というのは「金銭的な実入りがすぐに手に入る。」ということがあるかもしれませんが、

手間もかかり、気分を害し、割に合わない仕事が増えていくともいえます。


「紹介してよ」と言わなくていいように営業をする


先日、「仕事を紹介してって言っていいんだよ。」というような、

ありがたい(たくない)アドバイスを受けるという場面がありました。

ただ、わたしの営業には「紹介してよ。」という「お願い営業。」のメニューはありません。

紹介というのは、どうしても紹介者とのマウントができてしまうものです。

ひとに会うたびに「紹介してください。」といっていた銀行員だったころも、

「紹介した後は、いい意味で無関心。」で居てくれるひともいますが、

「おれが紹介してやったんだから。」といった態度を取る人も、多くいるんだなぁと感じていました。

だからこそ「紹介に頼らない営業をしていく必要がある。」といえます。

たしかに、紹介営業とは異なり「じぶんで行なう営業には時間がかかる。」ものです。

ネットでの営業にしても「左団扇。」になるほど、依頼があるということはありません(この文言はいつか訂正をしてみたい。。。)。

それでも意外に「ブログ読んでるよ。」とお声をかけて貰えることもありますし、

「ちゃんと営業をしているひと。」という認識をもってもらうこともあるものです。

なので、営業というのは紹介に頼りすぎるのではなく、

「じぶんで売上をつくっていく営業が大切。」だよなぁと。

注意しておく点として「お願い営業に頼らない。」と、

じぶんで営業をする決心をしたのであれば、銀行融資は受けといたほうがいいです。

資金を持っておくことで、成果が出るまでの時間を稼ぐことができますから。


まとめ


「売上がなくてやばい。」

といっても、あまり紹介営業に軸足を置きすぎないほうがいいですよ。

「紹介」で、手っ取り早く売上につながっても、嫌なことも多いものでしょうから。


【おわりに】

わたしは、基本的に紹介を受け付けていません。

いろいろと面倒ですから。。。

営業に悩んでいるときには、神田昌典さんの本がおすすめかなぁと。


【一日一新】

あること

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