税理士試験は、計算問題と論述問題で構成されています。
その税理士試験は、時間内に全ての問題を解ききれない独特な試験なので、筆記用具をうまく使い時間を無駄にしないようにしていました。
試験中に使っていたペン。試験中にはペンを使い分ける
わたしは、税理士試験中や模擬試験中にペンをいくつか机の上において、問題用紙をカラフルに色分けをして、試験に挑んでいました。
そうすることが、「限りある試験時間を有効活用できる」とおもっていたからです。
蛍光ペン
試験中にまず初めに使うペンは、蛍光ペンです。
蛍光ペンを使い、問題用紙の重要な部分の大枠をマークしていきながら、問題を読んでいました。
マークすることで、重要な箇所とそうでないところの見極めをし、
「何度も問題用紙と答案用紙を行ったり来たりする。」
というムダな時間を過ごさないようにしていました。
税理士試験は、問題のどこが重要な箇所なのかを見極めないと、点数は伸びない厳しい試験です。
伸びないだけではなく、問題の重要な箇所を見過ごしてしまうと惨敗をしてしまう可能性もあります。
だからこそ、「見極めに失敗できない」とじぶんを追い込んで、
「どこがこの問題の重要な部分なのか」をマークすることで、意識付けしながら問題を読んでいました。
4色ボールペン
一通りマークし終わると、次は4色ボールペンに持ち替えます。
4色の色は、基本は赤色にしていました。
蛍光ペンで大枠をマークしているので、今度は赤色のボールペンにして、拾わなければならない数字や、キーワードとなる語句をマークしたりメモを書いたりしていました。
赤色にするのは、解答用には青色のボールペンで解答をしていたので、その色と違う色にしたいからでした。
また、ジェットストリームは、なめらかな書き心地なので、「素早く、メモをする、マークする」ということに向いていたように感じ、この4色ボールペンを使用していました。
単色のボールペン
最後に、解答用に単色のボールペンで色は青色を使用していました。
このボールペンは、ジェットストリームよりは滑らかさが劣るのですが、
「細かい字を大量に書く」という、税理士試験に非常に向いているものだと思います。
マークをしている色は、青色ではない色を使っていたので、解答に移した数字やキーワードを、青色のボールペンで消しながら、解答用紙に記入していました。
解答に拾い漏れがないことを、色味を見ることで瞬時にわかりますので、安心しながら解答用紙を埋めることが出来ていました。
「試験中に、そんなに蛍光ペンや4色ボールペンを使っているなんて時間の無駄じゃない?」
と思うかもしれません。
しかし、同じ問題を何回も行ったり来たり見るよりも、
「ペンを使い分けることの方が試験時間を有効活用できる。」と、ペンの種類を変えることで時間を有効活用できていると感じていました。
自宅学習で使っていたペン。Apple Pencil(第2世代)
本試験や模擬試験を受けている最中は、問題と解答用紙用には上記のペンを総動員して解いていました。
税理士試験勉強中には、
「ボールペン1本のインクを1週間で使い切る。」
なんていう人を聞いていたりしましたが、わたしの場合はインクの減りはあまり早くなかったです。
というよりも、普段の勉強中にはあまり、ボールペンなどを使うことはなく、彼らの出番はもっぱら試験の最中というものでした。
理論暗記に関しては、Wordに入力をしていくか、ひたすら暗唱してテキストを確認し、また暗唱をするということが多かったです。
そして、自宅学習で書くことをするときには、Apple Pencilが一番使っていたペンでした。
問題を解く際にも、その問題集はスキャンしてPDFにしてから、iPadにすべて入れていました。
iPadにすべての問題やテキストを入れてあるので、
「いつでもどこでも勉強ができる体勢を整えて、Apple Pencilでメモ書きや問題を解いていくことができるんだ。」
ということを、実行していました。
その際も、iPad上の問題用紙には、試験中と同じルールで色分けをして、問題を解いていました。
そして、なんといっても意識していたのが、
「どこでも勉強ができるようにするということ。」と、
「どのような姿勢でも勉強ができるようにする。」ということでした。
たとえば、寝転がって勉強をするには、普通の紙とボールペンでは書くことはかなり難しいでしょう。
しかし、iPadとApple Pencilであれば寝転がっていても、問題が解けます。
総合問題でも何の無理なこともありません。
実際にわたしは、
「税理士試験の勉強は、寝転がって勉強をしていた時間が一番多かった。」
のではないかと、おもっているくらいです。
もしかしたら、いままでのどの税理士試験受験生よりも、わたしは寝転がって勉強をして、問題を解いていた時間が長いといえるかもしれません。
「さぁ、勉強しよう。」
と改まると、勉強へのハードルとストレスが高くなってしまいますよね。
でも、「寝ながらでも勉強できるんだよね。」
なんておもうと、簡単に勉強に向かえるような気になり、じぶんが勉強に向かいやすいようにじぶんを誤魔化しながら勉強していました。
そのためには、iPadとApple Pencilを受かるための投資として、買って使ってみるといいとおもいます。
紙に書くよりも、「タブレットとそのペンシルで合格した」という人間もここにいますから。
【おわりに】
左利きなので、試験が終わると左手がインクで青くなるということも多かったです。
そんなときには、「あぁ~、世の中は右利き用にできているよなぁ」、ということをいつも感じながら手を洗っていました。
【一日一新】
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