人を辞めさせないことは、美徳ではない。ひとりで経営をしてもいい

いままでに、一人も解雇をしていない。

リストラを慣行したことはない。

このようなことを言う経営者は、称賛されることも多いです。




人を雇い続けることが正解ではない


せっかく雇った人材だから、いまの事業の状況にかかわらず雇い続けよう。

この人が居てくれるから、費用対効果はよくはないけど雇い続けよう。

良い組織というのは、目標があり、その目標を実行するための戦略があり、その戦略に沿った行動を実行できる組織です。

そのときに、戦略が変わることもあります。

また、戦略ものなく雇ったために、その人が必要ないということに気付くこともあります。

その組織に属している期間が長い人が多いから、その組織が良いとも言えません。

わたしがかつて務めていた組織も、20人前後の組織で15年以上勤めている人が過半数を占めていましたが、その人たちはいわゆる仕事は全然しませんでした。

高齢の為か、自分たちの権利の主張をするばかりで、仕事の質も低いものでした。

その組織に長く勤めているからこそ、いい人材であるというわけでは、ないということもあります。

当社はいいと思っていた人がだんだん悪くなってきたような気がする。そんなこともあるでしょう。


人を雇っているからと言って、勝ち組というわけではない


売上をどんどん伸ばして、人もどんどん雇っていく。

そして人に長く勤めて貰う。経営の成功モデルといわれるものです。

しかし人は、モノではないので意識を持っています。いい人材だから長く勤めて貰おうと思っていても、そういった人は、より良い仕事を求めて長く勤めることも少ないでしょう。

人口が減り、その人口減のスピードよりも生産年齢人口の減少はより早くなっています。

AIに仕事が奪われる以上のスピードで、生産年齢人口が減少していくのがこれからの現状です。

ひとりでその事業を行い、だからこそ組織の外に出て積極的にかかわるということも求められていきます。

市場が縮小していく中で、より競争が激しくなるので無理に人を雇わない。

いい人材に妥協せず、ひとりでも戦える事業を行う。

ひとり会社だから、劣っているということはないはずです。

【おわりに】

スポーツチームは人数合わせで人を雇うとそこのポジションが穴になり、策士といわれる監督に徹底的に狙われていきます。

会社組織もどんどん、このスポーツチームのような世界に近づいていくと思います。


【一日一新】

ぜんアツ!ダブチ

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