日本経済は中小企業が99.9%で、その中小企業が日本経済を支えているとよく言われますよね。
それでは、日本には企業が何社あって、そのうち年商が1億円を超える企業は全体の何割ほどあるのでしょうか。
日本の企業等数は約386万
日本の企業等数は、総務省統計局によると約386万社ほどあるということです。
企業等とは、法人と個人経営の事業所を含むということのようです。
個人経営の事業所とは個人事業と考えていいでしょう。
そのうち、法人数は約188万社で、個人事業は198万とのことです。法人よりも個人事業の方が多いんですね。
年商1億円企業は、全体の約2割
では、年商1億円の企業等数はというと。
同じく統計局によると、売上高が1億円以上の企業等は全体の19.1%。
企業等数では、約69万社。
年商で1億円を超えるというのは、ひとつの成功と言えるものになります。
資本金が1億円以上の企業は全体の1.8%
売上高ではなく、資本金が1億円以上の企業は全体の1.8%。かなり少ないですね。
9割の企業が資本金は3,000万円以下の様です。
1億円を借入ではなく、出資で集めるというのは、かなり難しいと言えそうです。
一番身近といえる飲食業関連で年商1億円を超える企業等は、4.7%
宿泊業、飲食サービス業の産業ごとに占める年商1億円以上の企業等は、4.7%ほど。
業界の殆どが年商1億円未満ということになります。
飲食関係では、売上高はあまり大きくすると難しいようです。
脱サラして、飲食店を開業。というとひとつの夢の様に感じる方もいると思いますが、売上高を伸ばすことは難易度が高いということですね。
年商1億円という数字をどうとらえるか
会社経営者や、一国一城の主。
その主な成功像は、売上高はより多く、従業員数はより多く、事業所数もより多くというものでしょう。
同じ利益率であれば、売上が増えれば増えるほど、利益額も増えるので儲けが増えることになります。
ただし、年商1億円を売り上げるために2億円の経費を使っている場合は、赤字になるので儲けてはいないことになります。
企業経営には、まず方向性・ヴィジョンを決めることが重要です。
安く、早く、うまく、売り上げを伸ばしていくのか。
高くして、売上高を望まないで利益率や時間を重視して経営をしていくのか。
このどちらかをミックスして経営をしていくのは、不可能です。
まずは、世の中の動向も意識しながら、経営のヴィジョンを定めながら事業展開をすることがおすすめです。
【おわりに】
この時期の北海道は、セミの鳴き声も聞こえず、かなり涼しい気候でした。
水曜どうでしょうで有名な、平岸高台公園にも行ってきました。
【一日一新】
ドラゴンの餃子