事業を始めるときに受ける最初の融資は、日本政策金融公庫で受けましょう。
創業時に融資は受けたほうがいい
「起業したけど、資金はたっぷりあるから銀行融資は受けなくていいかなぁ。」
というように、目先のお金に困ることがなさそうであれば、
「わざわざ利息を支払うことになる、銀行融資は受ける必要もない。」といえます。
しかし、「利息がもったいないから融資を受けるのやめようかなぁ。」
などと、「資金に余裕があるわけではないけど、利息の支払いが嫌だから融資を受けない。」という考えはやめましょう。
事業というのは、
ということを繰り返していくものです。
なので、お金がなければビジネスチャンスを逃すこともあります。
さらに、お金がないことで、
「目先の資金が欲しいがために、変な取引をしてしまう。」ということもありえるかもしれません。
また、創業時の融資というのは、
「これから、こういった事業を行なうので融資してほしい。」というパターンと、
「この数ヶ月こういう事業を行ってきたけど、うまくいかなかったんで、融資をしてください。」
というパターンでは、難易度が全く異なってしまうものです。
事業を初める前は、「絶対的な」自信があったとしても、いざ事業を始めてみたら、
「思い描いていたプランと現実が違った。」ということは、起こり得ることでしょう。
だからこそ、創業時のプランがうまくいかなかった場合にも備えて、銀行融資を受けてお金と心に余裕を持たせたほうがいいのです。
創業融資の実績は日本政策金融公庫が圧倒的
創業時における融資で、一番融資を実行しているのが日本政策金融公庫になります。
一般の銀行だと、
「こういったプランで起業を考えているので融資をしてください。」
といった創業融資の申込があっても、「なんで、日本政策金融公庫に申し込まないんだろう。」
ということを、銀行員は考えてしまうものです。
もしその際に、「日本政策金融公庫と銀行の2本立てで融資を受けようと考えている。」
という場合なら、安心するということもあります。
しかし、一般の銀行の銀行員ですら、
「創業融資は日本政策金融公庫で受けたほうがいい。」
と考えていたりします（とはいっても、過去の経験や事業計画がしっかりしていれば、一般の銀行でも創業融資は受けられます）。。。
というほど、日本政策金融公庫には創業融資に一日の長があるので、
「創業する際の創業融資は、日本政策金融公庫に申し込む。」ということが、ひとつのセオリーになります。
日本政策金融公庫は申込みから入金までのスピードが速い
創業時というのは、資金調達以外にもやることが多くあるものですよね。
その創業時に、融資の申込みから融資金の入金まで時間がかかってしまうと、事業プランが狂ってしまうということもあるでしょう。
なので、融資の入金までのスピードというものも、事業を円滑に進めるためには考えなければならない要素です。
そして、創業融資の申込から入金までのスピードが一番速いのも、日本政策金融公庫ということになります。
一般の銀行で創業融資を受ける場合には、使用される融資制度にもよりますが、1ヶ月超から2ヶ月程度はかかるといえます。
それが日本政策金融公庫では、早ければ入金まで3週間ほどということもあります。
創業融資というのは、銀行融資の審査のポイントである「過去の実績」というものが、ほとんどないということになります。
だからこそ、通常の融資よりも時間がかかることになってしまいますが、
「日本政策金融公庫は申込みから入金までのスピードも、一般の銀行よりは速い。」ので、安心して事業を行えることになるでしょう。
提出すべき書類もわかりやすいから
一般の銀行に、
「創業融資を受けたいんですけど、事業計画書のフォーマットをもらえたりしますか。」
といったことを聞くと、
「特に決まったフォーマットはないので、どんな形式のものでも構いませんよ。」
ということを言われることがあったりします。
「どんなものでもいい。」
といわれたとしても、そもそも銀行融資が未経験なので、「じゃあ、これを使おう。」
というアイデアが浮かぶかというと、難しいものですよね。
事業計画書のフォーマットなども、できれば決まったものがあるほうが作りやすいものでしょう。
日本政策金融公庫には、創業融資を受ける際の事業計画書などのフォーマットが予め用意されています。
なので、「用意されたフォーマットを使用して、融資を申し込めばいい。」
ということになるので、安心して融資を申し込むことができるのではないでしょうか。
日本政策金融公庫HPの各種書式ダウンロードというページに、創業融資のフォーマットが用意されています。
また、日本政策金融公庫では創業計画書などが用意できれば、インターネットで融資の申込みを行なうことができます。
「用意する資料に迷うことも少なく、申込までインターネットで完了する。」
というのは、いまのところ日本政策金融公庫しかないといえます。
まとめ
意気揚々と起業したとしても、多くのことが初めてのことなので、ストレスは少ないほうがいいですよね。
創業時の融資には、日本政策金融公庫は一日の長があります。
「融資実行のスピードも速く、用意する資料もわかりやすい。」
そして、「インターネットで申込みができる。」ので、いまの時代にもマッチしているといえるでしょう。
起業を考えているなら、日本一の実績を誇る日本政策金融公庫で創業融資を受けることを検討してみましょう。
【おわりに】
今日は暑かったですね。
ことしの夏はカジュアルな格好で仕事をしてみようかなぁ（去年はスーツでした）。
【一日一新】
ある手続き
