「安く取って来た仕事。」はブルシット・ジョブ

安く取って来た仕事をひとにやらせるのは、やってはいけないことかなぁというお話を。。。


Symphony Of Destruction


じぶんの売上・粗利を気にしていた


税理士事務所に勤めていたとき。

「じぶんが働いた今月の売上はいくらなんだろう。。。」ということをExcelで計算していたものでした。

「売上じゃなくて粗利で計算しなきゃ。。。」とも感じるかもしれませんが、

税理士業界の売上は、ほとんど粗利益と同義語だといえるので売上で計算をしていたものです。

「あぁ、今月は100万円かぁ。。。」

「おっ、今月は300万円じゃん。。。」

「今月は70万円。。。」などと、毎月計算していたといえます。

転職などをすると、

「前の職場と同じような働き方なのに売上にはそこそこの差がある。」といったことを感じていたものでした。



単価が低いお客様ほど。。。


じぶんの売上と貰っている給与を比べては、

「これを誤差脱漏と呼ぶんじゃないか。。。」と、その評価方法に不満を抱いていたものでした。

税理士として独立したいま強く感じるのは、

「あの当時は、ぼったくられていたよね。。。」と感じるものです。

「資格がないから」「丁稚奉公の身だから」「そんなこと言うならじぶんでやれよ」といった声なき声もあるのかもしれませんが、マルクス経済学でいう搾取を感じたものでした。

そんな仕事をしていて少なくなかった不満が、

「この業界って、料金が低いお客さんほど、ガラが悪くない?」ということだったといえます。

たとえば「法人税の申告報酬8万円」という仕事の取り方をしていた税理士事務所で働いていたとき。

「8万円ポッキリしか貰ってないのに、やたら会計処理にクレームを入れてくるなぁ。。。」という方が少なくなかったのです。

また「8万円なのに報酬滞納されてるよ。。。」と、なんとも言えない状態もあったといえます。

ただ「法人税申告報酬8万円」は、

税理士業界的にインパクトがある数字だったので、お客様からの依頼はひっきりなしだったものでした。

「法人税の報酬しか貰っていないのに、償却資産税も法定調書もやるのかよ。。。」とブルシット・ジョブ感があったおもひでだといえます。。。


じぶんでやるならいいけど


などという「安く取ってきた。」という仕事。

独立しているじぶんが納得して取って来て、じぶん自身でやるのであれば問題ないといえるかなぁと。

「資金繰り的に。。。」

「生成AIを使えば。。。」

「とにかく顧客数を得るための投資として。。。」といったスタンスで取ってくることはあったりするものでしょうから。

とはいっても「安く・大量に」という仕事のとり方としている組織では勤めたくないといえるものです。

それこそ「今月、こんなに働いたのに売上これだけ。。。」ともなると、やり場のない怒りも湧いてくるといえます。

ましてや、そのような職場が「給与は売上連動型。」ともなれば、脳内にはブラックメタルが流れてきたりするものです。

「怒り」ともいえるような。。。

(もし、下の曲を聴きたいなら音量は下げたほうがいい)

だからこそ、独立をしたほうがいいといえます。

起業家のなかには「そんな低価格でやれるなんて先進的」といった会話も繰り広げられたりするからです。

「そんな先進的」は、だれかの犠牲で成り立っていたりもするものですし、それは勤めているじぶん自身だったりするからです。

組織に勤めている限りブルシット・ジョブは付きまといますし、

独立しなければ、人間が最も手に入れたほうがいいといえる、人事決裁権と資金決裁権は手に入れられないといえます。

この2つの権力を手に入れられれば、じぶんなりの納得感のある人生になっていくといえます。


まとめ


独立して納得のいく金額で仕事をしていこうよと。


【おわりに】

税理士協同組合というところから毎年5,000円分ほどの金券を貰っていたのです。

協同組合の本屋さんで使える金券なのですが、今日行って使ってみようとしたら財布の中に入っていた金券が3,000円分で。

毎年、5,000円分貰っていた気がしてましたけど勘違いだったかなぁと。。。


【一日一新】

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