「じぶんで経理を行っているけど税理士からの質問がなんだか苦手で。。。」などと感じることもあるかもしれません。
ただ「貶めてやる。」などと考えて税理士が質問をすることはなく、もっと事業について深く学びたいから質問をしているのだといえます。
税理士からの質問は詰問ではない
「じぶんの事業だから経理はじぶんで行なってるんだ。」という事業者の方も少なくないでしょう。
ただ、経理をじぶんで行っているからといっても、
「法人税や所得税、消費税の申告書作成のために」と、顧問税理士を相棒とされている方も少なくないものかもしれません。
たしかに法人の場合には、顧問税理士を事業のサポーターとした方が心強い部分もあったりするものでしょう。
それによって「申告書作成などの税務周りや資金繰り」のサポートを受けられるともいえます。
そのような税理士の方とのコミュニケーションを取っているなかで「質問を受ける。」ということもあったりするものかもしれません。
「この支出はどのような内容ですか。。。」などといったように。
そして「税理士から質問を受けるのが好きじゃないんだよなぁ。。。」
「だって税務調査を受けているみたいでさ。。。」などと感じる方もいるかもしれません。
とはいっても「税理士からの質問」には怯える必要もないものです。
経理の精度を高めたいから質問をしている
税理士であるわたしが経理関係について質問をする際には、
「脱税しているでしょ。。。」などということは基本的に考えていないものです。
たとえば「これは何の支出なのですか。。。」と質問している際には、
- 別の科目のほうが適正だと感じた
- 単純にその支出先のサービスをわたしが利用したいと考えていて評判を聞きたかった
- 金額に違和感があった
- 消費税が軽減税率かどうかを確認したかった
- 国際取引だから輸入許可通知書を確認したかった
- 減価償却の対象なのか確認したかった
- 源泉所得税の確認をしたかった
- 車の車検代には保険料や自動車税など複合的なものがあるから確認したかった
- 事業にどのような影響があるのかを学びたかった
などといったように、経理の精度をより高めるために質問をしているといえます。
なので「経理の精度を高めることが事業の判断材料としても活かされる。」と考えて質問をしている場合がほとんどだといえるかなぁと。
業績について質問をするのは事業を理解したいから
「税理士だから。。。」といっても、結果である経理の数字を眺めているだけでは事業の動向について、わからないことだらけだといえます。
それこそ「売上原価が増えているのは原材料を使いすぎているのか。単価が上がったからなのか。」といったことなどは、質問をしてみないとその本質がわからないのです。。。
なので「業績を揶揄するために質問をしているのではない。」といえます。
経理の結果である業績について質問をすることで、事業内容について理解を深めることができるのです。
だからこそ、質問をしてコミュニケーションを深めるようにしているともいえます。
そして、税理士から質問を受けることで、
「たしかに売上原価が増えているから対応策を取らなければなぁ。」と、事業の次の一手をより深く踏み込めることもあるかもしれません。
また「今後の動向はどんな感じですか。。。」などという質問も、
「税金のシミュレーションや資金繰り面などの未来のサポート」を意識した上での質問だともいえます。
もしかしたら、打ち合わせの際に「税理士ばっかりしゃべっている。」というほうが楽だと感じる方もいるかもしれません。
それでも「税理士から質問を受けてじぶんばっかり喋っているけど、現状が深く認識できて次の一手が思い浮かんだ。」
と感じてもらうように税理士は質問をしているといえるので、質問に対して怯える必要などはないのです。
まとめ
「不正な経理を取り締まろう。」というよりは、
「もっと事業内容や今後の動向について深く学びたい。」という理由から税理士は質問をしているものだといえます。
【おわりに】
昨日、コストコでGODIVAのチョコが大量に売られていたコーナーで、
「これ美味しそう。。。」と買ったチョコがGODIVAのチョコでないと知って衝撃を受けました。。。
ただ、その買ったチョコはめちゃくちゃ美味しいなぁと。
【一日一新】
チョコモド ココアダストトリュフ