PLだけを主張してくるひとを「いなす」ためには、経理を行なう必要があります。
PLの数字にはインパクトがある
「開業1年目で年商1億円。」
「暗号資産が爆上がりして億り人に。」
「不動産投資で売上10億円。」などというように、
「じぶんの凄さを誇示するために売上などのPLの数字を強調する。」という場面は少なくないものです。
このような売上などのPLの数字を聞いた際には、
「じぶんとはかなり差があるなぁ。。。」などといったようなことを考えるかもしれません。
たしかに、売上などのPLの数字はわかりやすくインパクトがあるものです。
また、多くを語ることは難しいので「手っ取り早くPLで説明する。」ということもあるものでしょう。
とはいっても「PLだけで語られる数字。」に関しては、それほど意識をしなくてもいいといえます。
PL脳から脱出するためには常にBSをセットで考える
事業を営んでいるなかで競合他社やロールモデルとしているひとに、
「負けたなぁ。。。」 と感じるのは、PLのインパクトに惑わされてしまったからだともいえます。
とはいっても「全ての価値をPLで計る。」という必要はないでしょう。
「開業1年目で年商1億円。」といっても、それはPLの数字だけの話です。
たとえ1億円の売上があったとしても「借入が5億円あって実は債務超過。」ということもあるでしょう。
また、1億円の売上があったとしても「不良在庫を抱えて資金繰りが左前。」ということもないとはいません。
たしかに「PL以外の数字を確認する。」というのは、外部の人間からすると難しいものでしょう。
それでも、PLだけの数字を聞いた際には「すごいな。」「やばいな。」 ということを感じるのではなく、
「現預金はいくらあるんだろう。」といったことや、
「借入金は月商の何倍あるんだろう。」と、BSの数字を意識してみるとPLのインパクトに誤魔化されなくなるといえます。
PL脳を脱するために経理をやる必要がある
「なぜPLの数字だけで語られることが多いのか。」
といえば「世の中の多くの人が会計や経理の仕組みがわからないから。」といえるでしょう。
なので、わかりやすい売上の数字で優劣を決めることになるといえます。
「でも、どうすればPL以外の数字を意識できるようになるんだろう。」
と聞かれれば、経理を日々行うことです。
事業を行っているのであれば日々経理を行うなかで、
「PLをだけを見ているのはダメなんだなぁ。」ということに気づきやすくなるもの。
「売上は順調だけど、再来月あたりに材料代の支払いが足りなくなるかもしれない。」といったことや、
「売掛金の回収はきちんとできているのか。」といったことは、経理を行うことで冷静に向き合えるといえます。
「世の中の多くがPLの数字だけで語っている。」ということがあるので、
じぶん自身は日々経理を行い「BSの重要性を知っている。」というスタンスで、どんと構えていきましょう。
少なくとも経理を続けていけば、PLだけではなくBSなどの他の数字も理解できるようになるものです。
まとめ
経理を行なっていれば、
「PLだけで話すのはフェアではない。」と感じる機会が増えるといえます。
【おわりに】
YouTubeに関して監督(娘)から、
「何でそんな格好してるの。。。スーツ着なよ。」という指示を貰いました。
これが、わたしなりのスーツなんだよと。。。
【一日一新】
マネー・ショート 華麗なる大逆転