「付き合いでの銀行融資を受けるのはありなの。。。」といえば、ありだといえるものです。
預金を増やす銀行融資
「銀行融資を受けると増えるものは。。。」
といえば「借金でしょ。」と答えたくなるものかもしれません。
「もうこれ以上借入金を増やしたくないよ。。。」といった呟きとともに。
とはいっても、借金だけはなく「預金も増える。」のが銀行融資だといえます。
その預金が銀行融資を受けて増えたものだったとしても、預金残高は一定程度あるほうが心も安定するものだったりもするものでしょう。
「今月の資金繰りに冷や汗をかいていたよ。。。」
というよりは、銀行融資を受けたことによるドーピング的な預金残高の増加だったとしても、その預金残高が事業の選択肢を増やすものだといえます。
資金繰りを安定させたいなら付き合いだったとしても銀行融資を受けたほうがいい
「この付き合いの銀行融資は受けたほうがいいのだろうか。」と感じたら次のようなことを考えてみるといいかもしれません。
その銀行の取引先になることが銀行融資を受けることだから
「あの銀行に預金があるから取引銀行。」といったことを考えたりもするものでしょう。
それこそ、自社のHPにも「取引銀行 〇〇銀行。」などと預金取引がある銀行名を記載していたりもするかもしれません。
とはいっても、銀行というのは「融資取引があるから取引先。」といった認識だといえます。
もしかすると「うちの銀行に口座があったんですね。」などと、銀行融資取引を始める際に銀行員から尋ねられたこともあったりするでしょう。
このようなセリフは「いまのいままで、御社の存在を認識していなかった。」という意味も言葉の裏に含まれているものだともいえます。
なので、融資取引を行うからその銀行から「取引先認定」が受けられると考えて、緊急性の低い付き合いの銀行融資取引だったとしても受けておきましょう。
「取引先認定を受けていいことはあるの。」といえば、担当の銀行員がつくことになりますし、その銀行の情報なども入ってきやすくなるといえます。
いざというときに助けてくれる可能性があるから
銀行というのは、
「取引先の業績が悪くなったら切り捨てる。」といったマインドはあまりないといえるかもしれません。
たしかに、年商規模が数十億円程度までの企業であれば、
「この程度の会社は切り捨ててもいいだろう。」と都市銀行などは切り捨ててくるともいえるかもしれません。
とはいっても、多くの地方銀行や信用金庫は「融資取引がある会社だからうちが支える。」といったスタンスで融資取引先に接しているといえます。
だからか「赤字になると銀行融資が受けられない。」
「債務超過だと銀行融資が受けられない。」といった世間の評判があるにも関わらず、いままでの取引を重視して銀行融資が受けられることがあるのです。
事業を営んでいると事業計画と異なった経営状態になったりすることもあるものでしょう。
そのような際に「雨の日に傘を取り上げるどころか傘を貸してくれる。」
と取引銀行に対して感じられるのは、たとえ付き合いだったとしてもその銀行融資を受けたことがきっかけになっているともいえます。
他の銀行でも融資取引が行いやすくなるから
銀行というのは「決算書。」といった業績を重視して銀行融資の判断を行うといえます。
そして、決算書の内容が良くない場合には、銀行融資を受けるにあたって要求される資料や時間も増えるか断られたりもするといえるかもしれません。
そのような感覚以外にも、銀行には「縄張り争い。」といった感覚もあったりするのです。
「このエリアすべての金融機関に対して肩代わり融資を実行してみせる。。。」という妙なモチベーションで銀行員は働いていたりもするといえるものですから。
そんな縄張り争いの一環なのか、
「あの銀行が融資を実行しているからうちも取引をしなければ。。。」といった感覚があるのが銀行員。
といったような「銀行融資を受けていることが信用につながる。」ということが銀行融資取引にはあるものです。
「この会社は無借金だから決算書に何か不審な点があるのかもしれない。。。」
「この会社はある程度他行でも融資取引を行なっているから安心ができる。。。」といったマインドが銀行員にはあるともいえます。
だからか「銀行融資を受けていることが、新たな銀行融資を引き寄せる。」といったことも考えていいのです。
たしかに、銀行融資の審査は「資金使途と決算書の内容。」が基本ポイントだとはいえます。
それでも「縄張り争い。」といった感情論もあるのが、銀行員のマインドだったりもするのです。
そのようなマインドをうまく取り入れるということを頭の片隅に入れて、
「いまはそれほど必要ではないんだけど、せっかく提案されたし付き合いで銀行融資を受けておくか。」といったことも資金繰りの安定には必要なことだといえるかもしれません。
まとめ
銀行員に提案されたなら付き合いだったとしても銀行融資を受けておくのは悪くない選択肢だといえます。
【おわりに】
サッカーを観ていると毎シーズン選手の入れ替わりがあることが「組織本来のあり方。」といった感覚を持つといえます。
プロジェクト毎に集まって、プロジェクトが終わると旅立つといったような。
ただ、今シーズンはユースの頃から好きだった10番の選手や14番の生え抜き選手が移籍してしまい、わりと泣きそうです。。。
【一日一新】
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