「銀行融資の利息って支払うのがもったいないよね。」と感じたら注目したほうがいいものもあるといえます。
銀行融資はいつやめるべきなのか
「どのタイミングになったら銀行融資を全額返済できるんだろう。。。」といったことや、
「銀行融資の利息がもったいないから、これを完済したら次は融資を受けるのをやめよう。」ということを事業を営んでいるなかで感じたりするものかもしれません。
それこそ「銀行融資って銀行員にもイライラさせられるし、金利にもイライラさせられるから早く手を切りたい。」と相談を受けることが少なくないといえるものです。
そんな銀行融資は事業を継続する意思があるなら取引を継続していくべきものだといえます。
「でも、利息の支払いがさぁ。。。」といった考えが頭から抜けなかったりもするものでしょう。
「銀行融資は支払利息がもったいない。」と感じたらこれで落ち着こう
売上に対して支払っている利息が何%かを確認して落ち着く
「銀行融資は支払利息がなぁ。。。」といったことを毎月業績を確認する際には感じたりもするものでしょう。
「この利息の支払いをやめたい。」などとも感じたりするものかもしれません。
たしかに、銀行も事業として融資業務を営んでいるので融資を実行する際には収入源として利息を取るものです。
それこそ「最低でも給与分+αの利息を新規融資で稼いでこい。」というのは、銀行員だと言われるものだといえます。
などという銀行融資を受けるにあたって避けることができない利息の支払い。
「売上高に対して何%の支払いをしているのか。。。」と確認してみるといいといえます。
と計算できるものですし、会計ソフトをみると支払利息の科目の隣に売上に対する比率(%)が記載されていたりするものです。
すると「何だ、売上に対して0.3%ほどならそれほど大きな経費ではないのか。。。」と安心できるかもしれません。
この比率が「数%超」となっている場合には、
支払利息に警戒を示したほうがいいものですが、よく見てみるとそれほど事業に悪影響を与える比率(%)となっていない場合がほとんどだといえるでしょう。
実際の金額見て落ち着く
「銀行融資の利息がもったいなくて。。。」という場合には、実際の支払利息の金額も確認したほうがいいものです。
それこそ「利息が高い。」と感じているなら、
「1ヶ月あたりや一年あたり銀行にいくらの利息を支払っているのか。」をすぐに言えるレベルにしたほうがいいといえます。
確認をしてみると「50万円なのかぁ。100万円かぁ。」と実際の金額を見て、金額の大小を感じたりもするものかもしれません。
とはいっても、年商が2億円あるなかでの50万円であれば損益に与える影響はそれほど多くはないといえるものです。
「ひと月あたり4万円ちょっと。」という経費に目くじらを立てたい気持ちにもなるかもしれませんが、その利息を支払うことで借入金としての大きなお金を得ているのです。
なので「経費的にはそれほど大きな金額ではない。」と落ち着いたほうがいいといえます。
いざというときに保険料だと考えて落ち着く
銀行から受ける融資というのは「なければないほうがありがたい。」と感じたりもするでしょう。
とはいっても、銀行というのは、
「融資取引があるから(ほぼ無条件で)いままで実行していた金額までの折り返し融資を行う。」ともいえる事業だといえます。
「決算書が赤字だと銀行融資は受けられないと聞いたけど、うちの会社は融資を受けられたぞ。」というのは、いままでその銀行と融資取引を続けてきた信用の結果だといえるのです。
なぜなら、銀行というのは「返済実績。」というものを融資を実行する際に大きなポイントとして考えているからです。
それこそ、銀行員が融資稟議書を作成する際には「取引振明細」といったように、既存の融資取引が滞りなく返済されているのかということを確認して信用度を図っているといえます。
などという「利息と元金を確実に約束(約定)通り返済している会社。」というポイントは融資取引として無視できないものなのです。
なので「利息を支払って銀行融資を約定どおり返済している。」というのは、事業が傾いたときにも発揮できる保険料としての役割があるといえるのです。
赤字決算の場合に融資取引のない銀行へ融資申し込みをすると「冷たくあしらわれる」可能性が高いものですが、
約束通りに利息を支払い返済を行なって銀行だと「うちの会社は赤字なのに、こんなに丁寧に接してくれるのか。」という対応が受けられたりもするものです。
だからこそ「この支払利息という経費がなければ。。。」ということに注目しすぎるのではなく、
「この利息がいざというときの保険料になる。」と考えて、事業継続のための保険料として利息の支払いを行い続けたほうがいいといえます。
まとめ
その支払利息が事業に与える影響を考えて落ち着いてきましょう。
【おわりに】
銀行員時代の同期と話していると、みんな着実に出世してなぁと感じたりも。
そして「報酬払えなくてごめん。。。」と言いながら、ちょいちょいアドバイスを求めてくるのもちょっと嬉しく感じたりする妙な感覚があるという。。。
【一日一新】
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