「折り返し融資が難しそうならリスケを考えるかぁ。」といったこともありだといえます。
銀行融資の返済について感度を高く
銀行と融資取引をしていると銀行取引約定書や金銭消費貸借契約書を締結していたりするものです。
「ハンコ押す箇所多すぎっしょ。。。」とも感じたりしているかもしれません。
その書類のなかには「期限の利益の喪失事由に該当しなければ、銀行が勝手に融資の返済方法を変更することができない。」といったことが記載されていたりするといえます。
なので、銀行融資というのは、
「今月で一括返済してください。」といったようなことはあり得ず、金銭消費貸借契約書の通りに返済していけばいいのです。
たとえば「毎月割賦返済」となっていたらその毎月の返済日に遅れずに返済をしていけばいいといえます。
とはいっても、事業の状況によっては契約通りの返済が難しくなってしまうこともあるものでしょう。
そのような際には、銀行融資の返済の方法を考えていくべきだといえます。
資金繰りが重たいならまずは折り返し融資
銀行融資というのは、返済を続けていけば資金繰りが悪化していくこともあり得るといえます。
それこそ、損益計算書が黒字だったとしても、
「銀行融資の返済のせいで資金繰りが重たいんだよなぁ。。。」ということも起きてしまうものです。
「なぜ、黒字なのに銀行融資の返済を負担に感じてしまうのか。。。」といえば、銀行融資の元金の返済は経費にならないから。
なので、事業を営む上では「銀行融資の返済金額分稼がなければならない。」となるのです。
この算式の金額よりも稼いでいなければ「黒字決算だったとしても預金額は減っていく。。。」ともいえます。
とはいっても「だったらリスケしちゃうかなぁ。」などと行動に移すのは速すぎだといえるでしょう。
まず、行動に移すべきなのは「折り返し融資。」だといえます。
折り返し融資というのは「ある程度返済が進んだ銀行融資を当初の金額まで借り換える。」といったものです。
そんな折り返し融資は、返済が1/3以上進んでくると銀行員も応じやすいといえます。
ましてや「黒字決算に関わらず資金繰りが。。。」という場合には、銀行員も前向きに折り返し融資に応じてくれるものですし、
「真水(まみず)はいらないんですか。」などと当初の金額よりも増額した融資として、折り返し融資が受けられることもあったりするものです。
資金繰りが重たいなら「まずは折り返し融資の話を担当の銀行員に持っていく。」といったことを選択していきましょう。
折り返し融資が難しいならリスケジュールを検討する
決算書が赤字で、
という場合には折り返し融資が難しいケースもあったりするといえます。
それこそ、普段から銀行員とのコミュニケーションを取っていなければ、赤字決算が続いている中での折り返し融資の申込みは断れてしまうことも少なくないといえるかもしれません。
また「どの銀行に申し込んでも融資が受けられない。。。」といった場合や「信用保証協会の枠を使い切っていて身動きが取れない。」といったこともあったりするものでしょう。
ましてや「もう個人資産から会社に入れられる資金もないし。。。」といったことにもなっているかもしれません。
などという際には、銀行に自ら出向いて融資条件の変更をしてもらうリスケジュールの申し込みをしていったほうがいいといえます。
タイミングとしては「個人資産から会社に入れられる資金もないし。。。」となるよりも前に銀行に出向いて担当の銀行員に相談すべきだといえるでしょう。
銀行員というのはリスケの申し込みを受けると、条件変更を行なうために動いていくとはいえるものです。
ただ「新規融資の実行。」などという前向きな仕事とは異なり、
リスケの仕事は後ろ向きな仕事になるので、説得する部署も少なくなくある程度の時間がかかってくるのです。
なので、リスケの申込みを考えているなら早いほうがいいといえます。
個人資産などを会社に入れすぎる前に行うべきだといえますし、
「ためしに融資を申し込んで断られたらリスケを申し込む。」といった心構えでもいいといえるかもしれません。
その際には事業を改善するための計画書の提出を求められるものですが、その計画書が整っていなくても早めに銀行員に相談してみるといいものです。
たしかに、リスケを申し込むと新規の銀行融資を受けにくくなるものですが、銀行融資の返済をストップして資金繰りの改善が必要な場面も事業にはあったりするといえます。
そして「まずはメインバンクから相談に行ってもらえませんか。。。」などと無駄足を踏まないためにも、メインバンクの銀行から相談に行ってみましょう。
まとめ
リスケをためらってはいけない場面もあるものです。
【おわりに】
仕事では他の士業の方とも接することがたまにあったり。
そんなときにいまいちな方だと結構テンションが下がったりしちゃうといえます。
たとえば、弁護士の方と仕事をしている際には「これが(弁護士の)弟みたいな仕事がデキるやつだったらなぁ」と思ったりする場面もあるんだよなぁと。。。
【一日一新】
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