なぜ銀行員は御社の従業員数を知りたがるのか理由3つ

「銀行員がやたらと従業員数を聞いてくる。」ということにも理由はあったりするものです。


銀行員はここの従業員数は気にかけている。


銀行員とコミュニケーションを深めることに疲弊している


「銀行員と話していると根掘り葉掘り質問してから嫌なんだよ。。。」といったことを感じたりもするものでしょう。

ましてや「根掘り葉掘り聞いて来たくせに融資条件はそれほど変わらないじゃん。」と。

というように、銀行員に対して情報提供をすることに疲弊している社長もいたりするものかもしれません。

それこそ「プロパー融資が受けられる。。。」という提案から資料や情報を散々伝えたのに、

「また保証協会付きかぁ。。。」と銀行員に裏切られた気持ちになったりしたこともあるかもしれません。

たしかに「銀行員とはコミュニケーションを深めるべきだ。」といっても、常に社長の労力が報われるわけではないものだといえます。

とはいっても「銀行員の質問には意図がある」と考えてコミュニケーションを深めることで、

「事業性を評価してもらう方向」に持っていくのも、社長の本業のひとつだといえるでしょう。



なぜ銀行員は御社の従業員数を知りたがるのか理由3つ


「事業内容を知りたがるくせに、その情報を伝えてもたいした融資が受けられるわけではない。。。」と考えたくなる気持ちはわかるものです。

とはいっても、銀行員の質問の意図を感じ取り社長の方から情報開示をする必要があるのも銀行融資対応だといえます。

そのような中で「銀行員がしつこく従業員数について聞いてくる。」というときには、次のような理由があるといえるかもしれません。

生産性を見極めるため

「そういえば、御社の従業員数っていま何人なんですか。」といった質問を銀行員から聞かれることもあったりするかもしれません。

そのようなときには「何でそんなことまで教えなければならないんだろう。」と不信に感じることもあるものでしょう。

とはいっても、銀行員は「よもやま話のひとつ」として従業員数を確認したいわけではないといえます。

たとえば理由のひとつとしては、

「何人の従業員数でこの売上高や営業利益を達成しているのか。」といったことを確認したいという場合があるのです。

銀行員というのは、決算書の分析をする際に「なるべく深い分析を行いたい。」などと考えているといえます。

そのなかでも従業員数を確認することで、

「一人当たり売上高」や「一人当たり営業利益。」などの生産性を見極めた深い分析ができるということもあるものなのです。

そして、同業他社と「一人当たり数字」を比較することで、

「この会社には生産性が高いという強みがある。」といったコメントを付けているのが銀行員だといえるかもしれません。

などというように、従業員数への質問に答えることで同じような売上高の会社よりも生産性が高ければ、銀行からの評価も高くなる場合があったりするといえます。

決算書の精度を確認するため

社長に従業員数を尋ねることで「決算書の精度」を確認しているという場合もあったりするものです。

たとえば、銀行員というのは「貸借対照表や損益計算書」よりも、

「勘定科目内訳明細書や法人事業概況説明書。」などの附属明細書と呼んでいるものに時間をかけて確認しているといえます。

そのなかでも法人事業概況説明書に記載されている従業員数と社長からヒアリングをした従業員数を突け合わせることで、

「決算書の内容とズレはないか。。。」といったことを確認しているのです。

そして、法人事業概況説明書に記載されている従業員数や従業員数の推移と社長の言葉が異なっていた場合には、決算書の他の部分にも不信感を持ってしまうといえます。

なので、銀行員から従業員数を聞かれた場合には「何でそんなことを。。。」と面倒くさがらずに、

「決算書全体の印象にも悪影響を与える。」と考えて誠実な対応を心がけましょう。

従業員のメインバンクになるため

銀行員というのは「法人に対する取引だけを考えて営業活動をしているわけではない。」ということもあったりするものです。

たとえば、社長と事業内容について話している最中でも、

「社長個人に自動車ローンや住宅ローン、教育ローンを貸せないかなぁ。」などと資金需要を意識しているものだといえます。

それこそ、投資信託や生命保険などの販売も機を伺っているといえるかもしれません。

それとともに「できれば従業員の方のメインバンクにもなりたい。。。」といったことを考えているものなのです。

なので「従業員数」や「新入社員の人数」を社長に質問することで、それらのひとのメインバンクを狙っているともいえます。

だからか「従業員の方の給与口座として。」といったセールストークで、じぶんの銀行を勧めていくということがあるのです。

銀行というのは、預金取引を始めることで「そのひとの情報がかなり深いところまで掴める。」という産業だといえます。

そして、その預金取引が銀行の収益を生む取引に繋がっていくともいえるのです。

そのようなこともあり、社長に従業員数を確認する中で「従業員の銀行口座開設」への流れを狙っているともいえるかもしれません。

このようなことは「銀行員に恩を売る。」ということにもなるので、

従業員数を答えながら「従業員のメインバンク化」に協力するのも銀行融資対応のひとつの手だと考えてみるのもありでしょう。


まとめ


従業員数に対する質問をとっても、いくつかの意図があるものです。


【おわりに】

予定が詰まっているときほど夕飯をつくることに癒やされていたりします。

今日は、麻婆豆腐と麻婆茄子をつくってみたぜと(Cook Doや丸美屋の力を借りて)。。。


【一日一新】

マクドナルド ひとくちチュロス

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