「銀行員を必要以上に働かせない。」といった対応も必要だといえます。
手が空いているときとそうでないときの差が激しい銀行員
「銀行員はいつも忙しそうにしている。。。」などということを感じたりもするものでしょう。
「日中に支店へ連絡してもいつも不在だし。」と。
たしかに、銀行員というのは「忙しいときはかなり忙しい。。。」といえるかもしれません。
「融資案件が立て込んでいるのに抜き打ち内部監査も入ってきた。。。」
ともなれば「今日、終電に間に合うかなぁ。。。」などと考えていたりもするといえます。
それとは反対に「今週一週間、特にやることがないんだよなぁ。。。」と手持ち無沙汰な時期もあったりするものです。
そんな「担当の銀行員が忙しいかどうか。」は、第三者にはわからないといえるかもしれません。
それこそ「銀行員は8月や2月は暇にしていて9月や3月は忙しい。。。」などというイメージがあったとしても、
「8月なのにめちゃくちゃ融資案件が多くて。。。」ということもあったりするものですし、
「9月なのにめちゃくちゃ暇。。。」ということもあったりするからです。
融資申し込みの際には銀行員を働かせないようにすべき
「担当の銀行員が忙しいのか、手持ち無沙汰なのかはわからない。」というのも銀行融資対応には必要な考え方だといえます。
だからこそ「忙しいかもしれない銀行員をなるべく働かせないように。」と、
社長が主導権を取って行動に移すことで希望日に希望金額の融資が受けられることになるのです。
最低限の資料は融資申込時に用意する
「銀行融資の申し込みに必要なものは。」といえば、社長の熱意だけではないものです。
まずは、銀行員に審査をして貰うための必要な資料は用意すべきでしょう。
たとえば、
- 決算書
- 試算表
- 資金繰り予定表
- 履歴事項全部証明書(会社謄本)
- 納税証明書
などは「銀行融資を申し込むなら銀行員に言われる前に最低限渡すべき資料。」だと考えて、申し込みの際に提出すべきだといえます。
なぜなら、銀行員が融資案件を取り扱う際には、これらの「資料」を貰うことによって融資案件を進めることができるからです。
にも関わらず、銀行員の手元にこれらの資料が揃わなければ、
「履歴事項全部証明書がないから不芳情報照会(反社会的勢力に該当するかいないかどうか)ができない。。。」といったことや、
「決算書がないから融資稟議システムにデータが反映できない。」などと、その融資案件のやる気が削がれていくといえます。
そして、忙しい時期であればあるほど「そもそも融資申し込みを受けていたことを忘れてしまう。」ともいうこともあったりするかもしれません。
求められた資料はすぐに用意する
銀行融資の申し込みをしたあとに、
「さらに追加の資料を求められる。」ということもあったりするものです。
そのような際には「なるべく早く追加資料を提出する。」といったことを心がけるべきだといえます。
運転資金の融資を受けるにあたって「事業計画書を求められる。」といったこともあれば、
設備資金の融資を受けるにあたって「より詳細な設備投資の明細書が求められる。」ということは起こり得るものです。
また「社長の個人的な資産状況を教えてほしい。」などと、社長個人の金融資産についての追加資料を求められることもあったりするのかもしれません。
このような追加資料を銀行員が求めているのは「社長に対する嫌がらせ。。。」などということではなく、
「上司を納得させるためにより強固な資料が欲しいから依頼をする。」といえるものです。
にも関わらず「最初に提出した資料だけでうまくやってよ。。。」などと言ってしまうと、
銀行員の負荷が高まるので、他の案件に取り掛かることになり社長のことを忘れてしまうかもしれません。
銀行員というのは「資料をじぶんがイチから全部つくる。」となってしまうような融資案件は忙しい時期ほど後回しにしてしまうものなのです。
だからこそ、銀行員の手助けをするためにも追加資料はなるべく早く提出すべきだといえます。
事業内容を改めて伝える
融資案件に取り掛かる際に、資金使途や返済可能性を確認するのは銀行員の得意技だといえるかもしれません。
とはいっても「そもそもこの会社は具体的にどんな事業を営んでいて、何を強みにしているんだろう。。。」
というように「担当先の事業内容が理解できていない。」ということは銀行員にとってあったりもするといえます。
それこそ、信用保証協会付き融資と比べて融資稟議書を書く難易度がかなり高くなるといえるプロパー融資を取り扱う際には、その会社の事業内容などを深く理解している必要性が銀行員には求められるのです。
このような事情があるにも関わらず、社長に事業内容を聞いても、
「うちはただの塗装屋だよ。。。」などというようにそっけない返答をされてしまうと、銀行員としては具体的な事業内容が理解できないままになってしまうといえます。
そして「いまいち事業内容がわからないし、稟議書を書くのに骨を折りそうだから。」と後回しにしてしまうこともあるかもしれません。
だからこそ、融資申し込みの際には改めて事業内容についても銀行員に伝えるべきなのです。
その際には「うちは塗装屋。」だといっても、
「どのような塗装を得意としていて、どのような現場に出ることが多いのか。」といったことを踏み込んで伝えていきましょう。
社長のなかでは「事業内容はあたりまえの風景。」だといっても、
「銀行員しかやっとことがない銀行員にはわからない世界。」なのです。
なので「事業内容について銀行員を悩ませないため」にも、社長のわかり易い言葉で銀行員に伝えていくべきだといえます。
まとめ
ちょっとした社長の働きによって銀行員も動きやすくなるものだといえます。
【おわりに】
最近、Amazonで本を買うとかなりボロボロの状態になって手元に届くことが多いような。。。
【一日一新】
あること