「これ領収書あるから交際費だから経費っしょ。。。」
などと何でも交際費になるわけではないですよということを書いていきます。
交際費は経済を回す行為だから
「ただただ打ち合わせを繰り返すよりも、飲みに行ったほうがその後の取引も円滑になる。」ということはあったりするものでしょう。
「同じテーブルで飲食をすることで連帯感が生まれる。」ということもあったりするものかもしれません。
だからか「交際費を冗費と言うだなんて間違っている。。。」と事業を営んでいると感じるものでしょう。
「飲食店でグラスを交わすだけで事業もうまくいき、その飲食店も経済的に潤う。」
「カラオケ店で同じ曲が好きだということが判明し連帯感が生まれ、さらにはそのカラオケ店も金銭的に潤う。」
「盆暮れの付け届けを行うことで新たな取引が始まり、ショップも利益になる。」
というように、交際費を使うことによって、
「じぶんの事業だけではなく利用したお店も潤う。」ということはあったりするものです。
なので「交際費は冗費(無駄な経費などの意味)にあたり、税収も減るし事業の財務基盤が脆弱になるから制限する。」
などという税法の考えは「経済を毀損させて不景気になる誤った考え方だ。」と感じる気持ちは理解できるといえます。
そして、事業を営み経理を行うなかで、
「世の中も事業も潤う交際費はガンガン使っていく。」というスタンスでいく方もいるものかもしれません。
領収書さえあれば交際費でいけちゃうかもしれない
「接待するといつも飲みすぎちゃって領収書を貰ってないし、お店の名前も使った金額も覚えていない。。。」
ということが交際費においてはあったりするかもしれません。
「ホントに事業に必要な接待だったのに、記憶もないから交際費として経理することができない。」などと悩むこともあるかもしれません。
ただ「飲みすぎちゃって。。。」という場合でも、
事業に必要な接待であれば、領収書がなくても経費することはできるものですし、同席したひとからお店の情報や支払金額を確認すればいいともいえます。
などといったことではなく、
「交際費なんて言ったもん勝ちで領収書さえあれば経費にできて節税になる。」ということを考える方もいるものかもしれません。
たしかに「ワールドカップ観に行った旅行だけど研修という名目で交際費にする。」
「友人とのゴルフだけど事業の仲間と行ったことにして交際費にする。」
「ひとりで行ったランチだけど交際費にする。」
などというように「領収書さえあれば何でも交際費にしちゃうぜ。」といったことはできたりもするものだといえます。
それどころか「白紙の領収書をお店から貰い金額はじぶんで書く。。。」などという離れ業での交際費としての経理を行うこともできるものかもしれません。
そして、そのようなことをしていても「税務署にはばれなかったし、何なら税理士にもばれなかった。」と感じるものでしょう。
「やったもん勝ちだぜ。」と。。。
結局は交際費の比率でばれるし、心が淀む
たしかに、交際費が冗費だということで上限金額が設けられていることには違和感を覚えるともいえます。
そして「交際費が事業において全く必要ないものか。」と言えばそうではないでしょう。
税理士であるわたしもお客さまとランチなどに行くことで、お客さまの新たな一面が覗けるということも感じていたりします。
また、事業に必要なものであれば、
「事業における経費として交際費に計上しても問題はない。」というよりも、むしろ交際費として経費にすべきです。
とはいっても「領収書さえあれば何でも交際費になる。」というのはやりすぎだといえます。
「交際費をガンガン入れて節税だ。。。」と考えていたとしても、
プライベートの交際費が入っていれば、いずれ税務署のスカウターが反応してしまい国への交際費を支払うことになるものでしょう。
それこそ「小規模事業者の方が売上に対する交際費の割合が高い。」などというデータもあるものです。
なので「交際費は経済を回す社会福祉的な行為で、なおかつ節税になる。」などと考えて交際費の悪用するのはやめたほうがいいかなぁと。
そのようなことをしていると「やっぱり交際費は冗費だから。」などと国からマウントが更に厳しくなってしまうといえますから。
まとめ
交際費は事業で使ったものだけを経理に入れていきましょう。
【おわりに】
いやー、ワールドカップの日本代表は「3連敗もあるよなぁ。」と変にひいた目で観ていました。。。
ただ、やりましたよね。サッカーが好きで良かったとおもいました。
【一日一新】
マクドナルド ふわとろたまご濃厚デミグラコロ
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公開日の設定を間違えたという。。。