2021年ベストブック3選

2021年も読書で学び、読書によって行動に移せたこともありました。

なので、2021年の「なるほどなぁ。」と感じた本を挙げてみます。


223冊。


テキストが一番好き


2021年はYouTubeをはじめたこともあり、動画を観るという機会も多かった年でした。

「ビジネス系YouTuber。」といわれるYouTubeをちゃんと観たのも、2021年からだったといえます。

とはいっても「おれは全くYouTubeを観ない。だって時間の無駄じゃん。本読めばいいじゃん。」

などという堀江貴文さんのような感覚は、わたしも強いかなぁと。

「YouTubeなどの動画で話すのは、楽しいかも。。。」ということは感じています。

ただ「学ぶ」といったことや「行動に移す」ということに関しては、

「本やブログなどを読む。」

というテキストのほうが「情報量が多く、時間もかからない。」ので好きだといえるかなぁと。



2021年ベストブック3選


「時間があるからテレビを観る。」

「時間があるからスマホを観る。」

などということはなく「時間が1分でもあるなら本を読む。」ということを2021年も行なってきました。

そんな2021年に「なるほどなぁ。」と感じた本を3冊ほど挙げていきます。

サラ金の歴史 消費者金融と日本社会 小島庸平著

「非常に丁寧にサラ金などの消費者金融の歴史を紐解いた、意欲作。」

といえるかなぁと。

サラ金や消費者金融といえば「グレーゾーン金利で荒稼ぎした悪いやつら。」といった社会的な印象もあるものでしょう。

そんなサラ金などが「なぜ生まれ、どのように技術的な進歩をしていったのか。」ということが描かれている内容となっています。

いままでも「サラ金被害者に寄り添い、サラ金を批判する。」といった本はありましたし、

「サラ金が暴利を貪っているのは、銀行の怠慢。」などという本はありました。

しかし、この本はサラ金被害に感情的になることもなく、過剰な銀行批判をすることもなく、

「なぜ、サラ金がこの日本で消費者金融の主役となり得たのか。」

という「消費者金融の歴史を丁寧に紐解いた」内容となっている点が、いままでなかったジャンルだといえるよなぁと。

「日本の銀行はリテール市場(個人を対象とする金融商品)の有望さが見えていない。」

というようなことが言われているなかで銀行へ就職しましたが、

「ホントそのとおりだわ。」などということを感じたこともありました。。。

「必要悪として生まれた。」というサラ金の歴史を読むことで、

「(税理士)業界が。。。などということに囚われ過ぎないようにしよう。」と感じた1冊だったといえます。

妻がマルチ商法にハマって家庭崩壊した僕の話。 ズュータン著

タイトルにもあるように「パートナーがマルチ商法にハマって家庭崩壊した。」という著者の体験談が記載されている内容。

おそらく、このような話というのは世の中には少なくないのだと思います。

とはいっても、ここまで詳細にマルチ商法にハマってしまった方の話を読むことはありませんでした。

「マルチ商法にハマっていくパートナーへ理解を示そうとする包容力。」

そして、パートナーの目を覚まそうとするほど、お互いの距離が離れていく焦燥感。

「それは間違っているよ。」

ということが通用しない相手と付き合わなければならないのは、言葉にできないほどの虚無感を味わうんだろうなぁと。

特に「肌に合わない会社組織。」であれば転職をすればいいのでしょうが、

「結婚した相手が合わない人間に変わる。」というのは、戸惑いますよね。

わたしも「マルチ商法の勧誘を受けた。」ということもありましたし、

渋谷や新宿あたりのカフェに居ると「いま、ね○み講の勧誘やレクチャーしてるなぁ。」と感じることもあるものです。

なので、このようなことは誰にでも起こりうるものなのでしょう。

ましてや「じぶんは騙されない。」

と思っていても、じぶんの周りのひとがその沼にはまってしまうこともあるんだなぁと。

「人は変わらない。」

ということを感じたので「やっぱり安易に人は雇わないほうがいいかなぁ。」と改めて考えさせられた1冊だったといえます。

アキラとあきら 池井戸潤 著

半沢直樹で有名な池井戸潤さんの経済小説。

山崎瑛(あきら)と階堂彬(あきら)の男性2人が主人公となっており、

2人の人生が幼少期の頃から絶妙に交わり、同じ銀行で働くなかで様々な困難を乗り越えていくという内容。

700ページ超ということで、発売直後に買って何年も積ん読していたこの本(小説を積ん読しがちだったりします。。。)。

「なんで、いままで読まなかったんだろう。」

と後悔するほど、面白く読みやすい内容でした。

銀行に勤めていたことがある身としては、

池井戸潤さんの銀行の描写は「そういうことあったなぁ。」と引き込まれますし、

「そんなバンカーになりたかったなぁ。」というような懐かしさを感じる部分もあります。

この小説も池井戸作品らしく読みやすく、

境遇の異なる2人のアキラとあきらが絶妙な信頼関係で困難を乗り越える姿は、爽快だったなぁと。

「読書はわりとするほうだよ。」というような会話をするとたまに遭遇する、

「小説なんて読んでもタメにならない。」というような話や、

「ビジネス書は本ではない。」というような論争。

「そんなことはどっちも間違っているよなぁ」と。

小説でも人生を学ぶことができ、ビジネス書でも人生を学ぶことができるものです。

この小説を読んだあとに観たドラマも面白かったですし、2022年8月には映画も公開されるそうです。


まとめ


「ひとにとってのおすすめ本が、じぶんにとってのおすすめ本にはならない。」

ということが「じぶんにとっていい本を探す。」読書の難しさだといえるかもしれません。

とはいっても、2021年の3冊といえば今回挙げたものになるかなぁと。


【おわりに】

ダイソンのコードレス掃除機。

はじめて買ったのですが、コードがないことで掃除のやりやすさが圧倒的に変わりました。

2022年も幸先がいいなぁと。。。


【一日一新】

ポッキーつぶつぶいちご

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