「なんて姑息な手を。。。」と銀行員に感じさせない対応も必要だといえます。
銀行員は社長に惚れたい
「ここの社長には惚れるなぁ。。。」といった場面が銀行員にはあったりするものです。
「毎期決算報告をしてくれて、折に触れて試算表を見せてもらえる。」
「自社の技術に自信を持っていて世の中を変えていっている。」
「いつも柔らかい物腰で話しやすい。」といったように、惚れてしまう社長は少なくないといえます。
そして、社長のファンにでもなると、
「この会社のためにがんばろう。」などと融資対応でもフルパワーを使ったりもするものです。
銀行員に「姑息な手を。。。」と言われない対応も必要
惚れてしまう社長がいる反面、
「なんて姑息な。。。」とも感じてしまう場面もあるのが銀行員の仕事風景だといえるかもしれません。
そんな「なんて姑息な。」と銀行員が感じてしまう対応は控えるべきでしょう。
決算書を全ページ渡さない
銀行員が常に欲しい資料の代表格が決算書だといえるものです。
「社長、とにかくまずは決算書をいただけませんか。。。」
「そろそろ、決算書はできあがりましたか。。。」
「決算書を持ってきてもらってありがとうございます。」
というように取引先でも取引先でなくても「決算書を預かる。」といったことが銀行員にとってのキーポイントになるといえます。
そのような重要資料となる決算書。
「銀行にはなるべく情報を隠せとYouTubeで学んだから貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)しか渡さない。」などと考えて行動に移すのはやめましょう。
銀行員とすると「なんて姑息な手を。。。」と思ってしまうといえます。
なぜなら、銀行員が欲しい決算書は「税理士の方から受け取った全ページ。」だといえるからです。
決算書は全ページを確認してくことで、その会社の全体像を掴んでいくことができるのです。
たとえば「メインの取引先が変わったんですね。」といった銀行員からのセリフはBSやPL以外のページを銀行員が読み込んでいる証拠だといえます。
なので「決算書は隠さず全ページ渡す。」として、銀行員を味方につけていきましょう。
毎期特別損失を無言で計上する
「銀行員は売上よりも利益をよく見ているから。」などといったセリフを聞いたこともあるでしょう。
そして「当期純利益よりも経常利益」「経常利益よりも営業利益」を銀行員は気にしていると聞いたことがあるのかもしれません。
たしかに、銀行員とすると「営業(利益)で赤なのかぁ。。。」と、
営業利益がマイナスの場合には、その後の格付けや稟議書の作成において一旦時間をおきたくなるものです。
「どうやってコメントを付そうかなぁ。。。」と重い仕事になるといえるからです。
などということを知っているからか、
「とにかく毎期特別損失に経費を振り替えて営業利益や経常利益をプラスに見せる。」といった決算書の賢い表示テクニックを使ったりもするのでしょう。
「営業利益や経常利益額が大きいほうが銀行評価も上がるんでしょ。。。」といった感覚で。
そんな特別損失などは決算書を分析する銀行員とすると気になるものです。
「この計上は決算書の見栄えを良くするための姑息な手段で本当に特別な損失なの。。。販管費なんじゃないの。。。」といったように。
なので、特別損失を決算書で計上しているなら必ず銀行員にその理由を説明したほうがいいといえます。
また、聞いたことを忘れがちな銀行員のために特別損失の説明を書類でもおこなったほうがいいともいえます。
納得できる説明をすれば、銀行員としても銀行内部を説得しやすい特別損失になるといえるものです。
金利面ばかりで取引銀行を代える
「なんだか預金利息が増えてきた気がする。」というのは、いま事業を営んでいるなかでのトピックのひとつだといえるかもしれません。
「それでも取るに足らない金利だよね。。。」などとつぶやきながら。
などというように、金利が上昇傾向にあるのがいまの金融市場の動向だといえるものです。
だからか「じぶんの会社が不利にならないように。」と、銀行から受ける融資金利が上がらないように交渉したりもするものでしょう。
たしかに、銀行融資を申し込む際には「借入希望日と借入金額」とともに、
「ところで金利はどれくらいになりそう?。」と融資の実行金利についても銀行員に尋ねたほうがいいといえます。
「この社長は金利も気にするひとなんだね。」と銀行員のなかに楔が打たれる効果があるひと言だといえるものですから。
また、銀行から融資提案を受けている際にも「金利は何%なの?」と金利について質問をしたほうがいいといえます。
金利にシビアになることは悪いことだとはいえないものです。
とはいっても「金利が高いから当初打診した銀行ではなく、別の銀行で融資を受ける。」
「あっち銀行は金利が〇〇%だから。。。」などと金利面だけをみて取引銀行をコロコロ代えていると銀行員からの印象は悪くなったりするものです。
「金額にしたらそれほどでもない額なのに、コロコロ取引銀行を代えるなんて姑息な。」と。
なので、金利面だけで取引銀行を天秤にかけすぎるのは控えたほうがいいものです。
「いまは金利上昇局面。」といっても、歴史的にはまだ低金利水準だといえるものです。
「金利面だけで取引銀行をコロコロ代える。」といった行動は、
いつの間にか真剣に相談に乗ってくれる銀行がいなくなる首をしめる行為になるといえます。
まとめ
じぶんの主張ばかり通しすぎていると銀行員から悪い印象を持たれるものです。
【おわりに】
なぜだか「あなた背が高くて素敵ねぇ。」と素敵な女性(70歳overくらいの)にコンビニで声をかけられる機会が少なくないといえます。
昨日も言われて、今日も別の方に言われたのですが、それとともに今日は「身長2mはあるわよね。。。」と。
ギャグだったのかもしれませんが、うまい返しができなかったという。。。
【一日一新】
シャトレーゼ ミックスフルーツバトン