「もっと銀行融資の対応力を身に着けたいんだけどなぁ。」
ということを考えているのであれば、
じぶんで経理を行い、専門家や銀行員と積極的にコミュニケーションを取っていきましょう。
事業を営むうえでは銀行融資の対応は必要
「銀行融資の対応っていってもなぁ。」
「事業をやっているんだけど、いまいち銀行との付き合い方がわからない。」
というような社長も少なくないものでしょう。
たしかに「銀行」と名前がついているだけで、
一般の取引先とは違う対応をしなければならないということもないとはいえません。
そして、銀行との融資取引というのは「事業を営むうえでは避けられないもの。」だといえるでしょう。
なので、銀行融資の対応力を身につけることは本業の一部だと考えて動くべきものです。
その銀行融資の対応力を身に着けたいのであれば、社長自身が積極的に銀行と関わっていく必要があるといえます。
社長が銀行融資の対応力を身に着けたいならこれをやるべき3選
それでは「社長が銀行融資の対応力を身に着けたいなら、これをやるべき3選。」というものを挙げていきます。
じぶんで経理をやる
銀行が融資の実行を決める際の判断の拠り所となるものは、決算書の数字になります。
なので「決算書の数字をどう表現するのか。」ということは、銀行融資の対応において大切なことだといえます。
「その辺は大丈夫。うちの経理は優秀だから。」
「いま取引をしている税理士事務所は優秀だから、その辺りは問題ない。」
というようなことを考える社長もいることでしょう。
「だから経理はブラックボックスで大丈夫だ。」と。
しかし、経理をひと任せにしていると銀行融資の対応力というものは身につきません。
事業を営んでいるのであれば、経理はじぶんですべきことなのです。
じぶんで経理を行っているからこそ、
「経費にどれだけお金をかけたか。」ということや、
「売上高は変わっていないのに、入金サイトが悪くなっている。」などというようなことも、理解できるとようにいえます。
また、預金の引き出し方に失敗して「社長への貸付金」などというような、
「銀行が嫌がる科目が載っていないかどうか。」というようなことも、じぶんで経理を行っていけば避けることができるものです。
経理に無関心な社長であればあるほど、
「不思議な科目や金額が決算書に載ってしまい」銀行融資を受ける可能性が低くなることもあるもの。
だからこそ、じぶんで経理を行い経理の仕組みを理解しながら、事業の数字を適切に表現できるようになっておくべきです。
銀行融資というのは、
経理の方法によっては「融資が受けられない。」ということも、起こりうるものだといえます。
「なぜ、今回の融資が受けられなかったのか理解できない。」
というようなことをなくすためには、社長がじぶんで経理を行なうべきなのです。
専門家に質問を浴びるほどする
「銀行融資の対応をどうすればいいかわからない。」
「だから、コンサルタントや税理士などの専門家に銀行融資の対応を依頼しよう。」
と考える社長もいることでしょう。
「餅は餅屋。」
というような言葉もある通り、何かの壁にぶつかったときには、専門家に依頼をするということも悪い手段ではありません。
とはいっても、銀行融資が受けられるかどうかで事業に影響があるのは社長自身だけです。
なので「銀行融資の対応を専門家に丸投げする。」ということはやってはいけないことです。
事業を営んでいるのであれば、銀行融資の対応をする機会はある程度の頻度で生じることだといえます。
銀行融資の対応というのは「専門家がいなくても。」社長がじぶんでできるようにしなければならないものです。
だからこそ、銀行融資の対応を専門家に依頼する場合には、
銀行融資のイロハを理解できるように専門家に質問を浴びせるようにしましょう。
「どのようなタイミングであれば銀行から融資を受けられるのか。」
「銀行から融資を受ける形態には、どのようなものがあるのか。」
などといったようなことを質問して、銀行融資の対応力を身につけていくべきでしょう。
そして、その専門家が銀行員とのやり取りの場に同席する場合にも、
「主役はじぶんである。」というような意識を持って面談に臨むべきです。
銀行員の感覚とすると、
「社長がほとんど喋らずに専門家のひとがずっと喋っている。」
というような状態だと、
「この会社は、それほど先が長くないかもなぁ。。。」と考えてしまうものだったりします。
銀行融資における専門家というのは、
「銀行とのコミュニケーションを円滑にするツール。」だというようなスタンスで専門家を使うべきです。
そして「銀行融資対応で専門家を使うのは、一度きり。」だと考え、
その専門家のノウハウを身につけるために質問を浴びせていきましょう。
銀行員とコミュニケーションを取る
銀行融資の対応力を身に着けたいのであれば、
「銀行員と積極的にコミュニケーションをとっていく。」ということすべきです。
「銀行員とコミュニケーションを取るとヘタを打ちそうだから、あまり銀行員とは喋らないようにしている。」
というような社長も少なくないように思われます。
たしかに「設備資金として銀行融資を受けたにも関わらず、その設備資金を運転資金に流用してしまった。。。」
というような状態で銀行員に対して、
「この前の融資を受けたお金を運転資金として使ってしまったんだよね。」
というコミュニケーションの取り方をすると、
「社長それは資金使途違反なので、今後の対応を支店で協議させていただきます。。。」
などといった事件にもなるとはいえます。
とはいっても、資金使途違反などのやましいことをしていないのであれば(ほとんどの場合がそうだと思いますが)、
銀行員とコミュニケーションを取るということに対して、恐れるような必要はありません。
「銀行融資の制度について、じぶんが使いたいと考えている融資商品を提案し、銀行員の反応を得る。」
といったようなコミュニケーションの取り方もありですし、
「じぶんが事業を行っているエリア近辺の景気動向などを聞いてみる。」
などというようなコミュニケーションの取り方もありだといえます。
銀行員というのは「社長とのコミュニケーションというのはもっと取っていきたい。」と考えているものです。
それにも関わらず「なかなか社長とコミュニケーションが取れないんだよなぁ。。。」というような悩みも持っているものなのです。
なので、銀行員と積極的にコミュニケーションを取っていきましょう。
銀行員とコミュニケーションをとることで「銀行融資の仕組み。」への理解がすすむということもあるといえます。
また、銀行員と積極的コミュニケーションを取ることができる社長というのは、少数派なものです。
だからこそ「じぶんは他の社長よりも銀行員とのコミュニケーションの取り方はうまい。」
と誇れるように、銀行員と積極的に意思の疎通を図っていくべきです。
銀行員とのコミュニケーションがうまくいっていると、
融資が受けられる可能性も高くなり「銀行融資の対応力も上がる。」といえますから。
まとめ
「銀行融資の仕組みをもっと理解したい。」というようなことを考えることもあるでしょう。
その際には、まずは「じぶんで経理を行う。」ことで銀行員に対する説明力をつけ、
銀行員や専門家に対して、積極的にコミュニケーションを取ることを意識してみてはいかがでしょうか。
【おわりに】
「新型コロナはデルタ株が最後で最大の脅威だ。」
という話もあったような気が。。。
アフターコロナというのは、永遠に来ないということもあり得るのかなぁと。
【一日一新】
おいしいいちごオーレ